電源ケーブルが音質に影響するかっていうネタは賛否両論あってどうせ結論は出ないんですけど、TEACのAP-505はとってもしょぼい電源ケーブルが付属していたので交換を検討。いくらなんでもPCの電源ケーブル以下っぽいグレードのは嫌だよ(そこそこ値の張るPC用電源のケーブルは結構ゴツい)。
DRA-100もそうだったし、電源ケーブルはエントリーモデルでは真っ先に予算が削られる部分なんでしょうかね。高級品にはそこそこのケーブルが付いているはずなのにこっちも結局交換されてしまう。高級品の電源ケーブルを交換する理由は高品質、高音質化や味付け変更のためだからエントリーモデルとは全く違いますけど。
前回買った塩田電線で十分満足していたのだけど同じものをまた買うのはIyahooerの流儀に合わない。そこでまたゴソゴソと電線を物色。値段とプラグに満足していたから前回と同じ店(音光堂)で探すことにした。
さて、前回はスタンダードな電線にしたが、この店では工業用の電線を無理やりオーディオ用に使うというアセンブリ製品をちょっとした売りにしている。それが音質的に正解かどうかは良くわからないが、工業用電線の品質は高いであろうことは想像できる。藤倉、昭和電線などいくつか種類があったが、問題はどれも電線が硬いことだった。AP-505もDRA-100も重量が5kg程度の小型アンプなのである。店がこれは硬いので覚悟して使ってくださいと注意書きをしているような電線ではきっと浮き上がってしまうだろう。この時点で工業用は断念した。アンプがグラグラする事態は避けたい。
*私が注文を終えた直後に柔らかい業務用電線(富士電線)が製品化された。マーフィーの法則ってこういうもの?店の方も藤倉や昭和レイノックスが硬いのは気にしていて柔らかい工業用電線を物色、商品化を目指していたのだろう。
一般的な電線を買うにしても使用経験のあるカナレやモガミは面白くない。かといって他に特別欲しい安電線もない。かなり悩んだ末にBelden19364というあまりにもありふれた選択に落ち着いた。これまで何故かBeldenとは縁がなかったのだ。うち程度の環境で高い電線などオーバースペックだが、安電線って意外と選択肢がないものなのだ。その代わりにRCAケーブルの方は使った記憶がないGotham GAC-2にした。Gothamの電源ケーブルがこの店で製品化されていたらそれにしていたのだが。この店が扱うフルテックのプラグが気に入っているので他の店で買うという選択肢は最初からなかった。
塩田電線の電源ケーブルはDRA-100に戻し、古いRCAケーブル(モガミ)をGothamに換装、AP-505にBeldenを装着した。
結果、前回同様に音は変わったと思う。音の純度が更に高くなって立体感が出てきた。ただし、これは電源ケーブルのせいなのか、ケーブルと不釣り合いに高級品のプラグ、インレットのせいなのか、AP-505のエージングの影響なのか良くわからない。気持ちよく音が聴ければ良いではないか。フルテックのプラグとインレットがカチッと嵌るのは何度やっても快感なのだ。きっと買い物でアドレナリンが分泌されているとかプラシーボ的なものもあるのだろう。
これで使ってない安電線は工業用とゾノトーンだけだな!次にネットワークプレイヤー買い替えたらは電源ケーブルは富士電線、XLRケーブルをゾノトーンにしよう。
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