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酒と音楽とPC

血は酒で出来ている(某声優談)。他の趣味はPC組み立てるのと音楽聴くのしかない。

AD大戦略ⅴ

2006-07-18 16:15:32 | PCゲーム
体験版が出てからじっくり考えようとゆっくり構えていたら、いつの間にか発売されていました。専用サイトの更新も直前になってからでしたから、セガとしてはあまり力を入れていないのではないかという嫌な予感がしましたが、結局は文句を言いながらも買う、というパターンに変わりはないので、早めに購入しました。それから2chのスレを覗きに行ったのですが、案の定、阿鼻叫喚の地獄絵図(笑)。私は買っていないのですが、昨年出ていたスタンダード大戦略をベースにしているらしいです。スタンダード大戦略はゲームにならないほど酷いバグがあったらしいPS2の大戦略ほどではありませんが、評判は芳しくなかったように記憶しています。

今回はⅣの国盗り形式から以前のキャンペーン方式に戻されています。問題はキャンペーンが短い、ということです(といっても、まだ完全クリアした人はいないようで、ほんとうのところはよくわからないのですが)。それというのも、通常のキャンペーンの他にレッドザンブラッククロスとかいう、架空戦記のシナリオが付いているからで、その分、通常のキャンペーンは削られているであろう事は想像出来ます。架空シナリオのファンはいいかもしれませんが、通常のAD大戦略ファンは1948年から始まるシナリオは歓迎できないです。手っ取り早く、ドイツの実現されなかった超兵器で遊べるから、という親切心なのかもしれませんが、あれは歴戦を戦い抜いた強者だけが楽しめる、いわば裏面のようなものなので、いきなりそこからシナリオが始まるのには違和感があります。兵器の進化も行き着くところまで行っているわけで、進化の楽しみもないでしょうし。レッドザンブラッククロスのファンにも評判が良くないらしいですが。細かな部分でレッドザンブラッククロスでは開発されていないはずの兵器が出てきたりするらしいです。細かな設定に凝るのは軍ヲタの習性なのでしょうか。

エロゲーではSummerDaysが未だに「開発中」ですが、実はAD大戦略シリーズも細かな部分は後回しにして、パッチでバランス調整するのが2001あたりから常態化しており、ゲームバランスはまだ滅茶苦茶です。急降下爆撃で破壊できない兵器が戦略爆撃で簡単に倒せる等々、まだまだ改善点がたくさんあります。光栄のゲームも、悪名高いPK商売だけでなく、三國志11ではゲームバランスの調整をパッチでやってしまっており、今後出るPCゲームはパッケージを開いただけではゲームにならない完成度ということを覚悟しないと行けないのかも知れません。はっきり言えば、発売を遅らせれば済む問題なんですけどね。光栄はよく知りませんが、AD大戦略は弱小の下請けが作っているので、遅れたら会社が立ちゆかないのはOverflowと同じなのかも知れません。しかし、ネット環境がない人が逆に増えているという現状(携帯があれば固定電話は不要、と考える層が増加している)では未完成状態で発売して、巨大なパッチで完成させるという商売のやり方は問題があります。バグ取りやバランス調整ならともかく、完全に未完成状態のソフトを売った場合は罰則を設けるべきではないでしょうか。今のままではいかにもやったもの勝ち、売り抜けたもの勝ちの無法地帯としかいいようがありません。

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