稲麹が付きました。豊作の目印です。人によっては、すぐ消毒をしなければいけないと
言う人もいますが、乳酸菌農法で無農薬栽培をすると稲麹が付くのが当たり前の事です。
米の糖度が高く余計な病原菌が居ない健全な証拠です。
この稲麹を取って味噌用の麹を作る事が出来るのですが、麹室を用意しないといけないし
手間が掛かるので自家製麹はまだ作ったことはありません。いずれ作ってみようと思います。
台風の影響による雨にもびくともしない堅くしっかりした茎がたわわに実った穂を支えています。
穂は、根からの養分吸収に合わせ次第に頭を垂れ始めます。一斉に頭を垂れることはありません。
葉よりも穂が上に出ています。これが健全な水稲の姿です。台風も1回くらいなら耐えられます。
今年は、除草の手抜きをしたせいでヒエが多いので見てくれが悪いんですが稲刈り前に抜き取ります。
化学肥料を使った慣行農法の水田では、雨の影響で倒伏し始めています。
苗の段階から徒長して生育しているため根張りが浅く茎が弱く柔らかいので折れやすい所に
穂肥に化学肥料を使うと穂が一斉に頭を垂れます。葉も、穂より高く伸び徒長している状態です。
一見良さそうに見えますが生育がすでに止まっているので雨を吸った自身の重みに耐えられず倒伏してしまいます。
収穫間際の稲は、雨が降ったり風が強いと倒伏するのが当たり前だと勘違いしている人が意外にも多いんです。
慣行農法をしている殆どの農家の方は、自然な状態の水稲の生育している姿を見たことの無いんです。