イギリスの勃興、発展そして衰退を様々な角度から分析してみたい。 . . . 本文を読む
重商主義政策 国家と資本の結びつき 1の続きです。
1600年代の掉尾からイギリスにおいて、
貿易商人と国家の不即不離の関係が資本主義という花を咲かせたことを前回は説明しました。
しかし、この貿易商人に下駄をはかせて厚遇する重商主義政策には大きな弊害がありました。
それは国内に顕在化した所得格差です。
貿易商人を優遇するということは、
それ以外の産業従事者が不遇をかこつということであり、
も . . . 本文を読む
バルトロメウ・ディアス喜望峰到達によって幕が切って落とされた大航海時代。
イギリスが海上覇権を確立した1600年代の終わりには、国家の後ろ盾を得て資本主義経済が機能し始めていた。
重商主義を前面に押し出した海外伸長政策の中でどのようにして資本主義の種がまかれたのだろうか。 . . . 本文を読む
戦後、農村部から都市部への人口流入に歯止めが効かなくなっていた。
製造業では労働力の買い叩きが横行して安価な工業製品は国際競争力を保持していた。
そこに朝鮮需要が輪をかけて輸出主導の経済成長を開始した日本経済だったが・・・ . . . 本文を読む
1800年代も掉尾にかけて、電力、ガソリンエンジンの発明に端を発する第二次産業革命がドイツ、アメリカで勃興繁栄した。しかし、そこに大英帝国の出る幕は無かった。なぜ、パクスブリタニカを標榜する大英帝国は第二次産業革命で後塵を拝することとなったのだろうか? . . . 本文を読む
ブレトンウッズ体制の最優先事項は東側陣営を意識した「完全雇用」であった。ニクソンショックそして二度のオイルショックによってブレトンウッズ体制は崩壊し交易条件も反転。
それに伴い、欧米では「完全雇用」にとってかわって「インフレ率の抑制」が政策目標の座を射止めた。
どのようにしてやっこさん達がインフレ率引き下げを行ったのだろうか? . . . 本文を読む
明治維新後、通貨に信任を与えるために政府は一計を案ずる。民間の正貨(金)を利用して太政官札(国債)を回収してインフレを抑制すると共に金兌換紙幣を流通させようというものだった。果たしてその顛末は? . . . 本文を読む