ある視点部門のオープニング作品『パリ・ジュテーム(原題)』はちょっと凄い作品ですよ。20区に分かれているパリをそれぞれ1区5分ずつで描いた短編集なんですが、その各作品に絡んでいる監督&キャストがかなり豪華です。出演陣では、ジュリエット・ビノシュ、イライジャ・ウッド、ナタリー・ポートマン、ウィリアム・デフォー、ジーナ・ローランズ、リュディヴィーヌ・サニエなど大物が参加、1作品事に監督も違っていて中には『エレファント』のガス・ヴァンサント、『レディ・キラーズ』のコーエン兄弟なども含まれています。ね、豪華でしょ?日本だと例えば東京23区を世界の豪華出演&監督陣に23作品描いてもらうと言った感じになりますよね。ちょっと想像できないな~。
今日はこの『パリ・ジュテーム(原題)』に絡んだ出演者や監督さんが集まる会見があると言う事で行って参りました。
あっ、イライジャ・ウッド、坊主頭だ!
『パリ・ジュテーム(原題)』の短編の中に、『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリが監督した作品があります。その作品にあの『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッドが出演しているのですが、彼がわざわざカンヌの会場に駆付けてくれました。しかも、坊主頭で!頭の形いいなー(笑)
「さあ、質問でも何でも頂戴!」とイライジャ・ウッド
それにしても、こんなに関係者の多い作品も他にないですよ。だって20作品分の出演者やスタッフが会場に集まって来てますからね。記者会見も横1列豪華なスターや監督がズラッと並びました。
豪華な監督&キャストが横一列に
Q:映画について一言コメントを
イライジャ・ウッド:このプロジェクトには参加しようと思ったのは、様々な俳優が集まって、様々な言語が飛び交い、様々な監督がディレクションすることでどういう風に作品がまとまっていくのか、凄い興味があったからなんだ。
左はヴィンチェンゾ監督、中央お茶目なイライジャ・ウッド
質問に応えるイライジャ・ウッド
イライジャ・ウッド:ファンだったヴィンチェンゾ監督とも一緒に仕事が出来たことも満足しているよ。
「この作品に関われて嬉しい」とリュディヴィーヌ・サニエ
リュディヴィーヌ・サニエ:「とにかくパリジェンヌの私にとってこのパリという街は日常であり、とっても愛しいの。だからこの映画のお話を頂けた時には、ファンタスティックな思いをしたわ。観光都市としてのパリだけではなくもっと深い部分のパリを描けていると思うわ。」
おーい! イライジャ、こっち!こっち!
で、やっとカメラ目線ゲット!
パリについて熱く語る会見だったので、思わずパリに寄って日本に帰りたくなりました。あー、でも無理なんですよね。帰りのチケット、オランダ経由でした。