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【蔵出しレポート】ガエル・ガルシア・ベルナルの単独インタビューに成功!

2008年06月05日 | 現地レポート
『ブラインドネス(Blindness)』ガエル・ガルシア・ベルナル(Gael Garcia Bernal)フェルナンド・メイレレス(Fernando Meirelles)監督の単独インタビューに成功!本日は、そのインタビューの模様を蔵出し。

以下はガエル・ガルシア・ベルナルとフェルナンド・メイレレス監督の単独インタビューの模様。

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■ガエル・ガルシア・ベルナルの単独インタビュー
質問:
日本の役者と共演してみて?

ガエル・ガルシア・ベルナル:
木村佳乃(Yoshino Kimura)伊勢谷友介(Yusuke Iseya)は最高!人として素敵で知的だし、友達になった。



質問:
出演者が家族のように仲良くなったそうですが、日本の文化を教えてもらったりした?

ガエル・ガルシア・ベルナル:
色々教えてもらったけど…二人には僕が日本を訪れた時に体験した話をしたりしたよ。次回はあの二人と一緒に行きたいな。
5年前旅行者として行った時とはまた違った体験が出来ると思う。

質問:
今まで観た映画で影響をうけたものは?

ガエル・ガルシア・ベルナル:
ダンボ



質問:
カンヌへ来る若い監督へのメッセージは?

ガエル・ガルシア・ベルナル:
まず最初に作品を持ってくる時に大切なのは、とにかく作り終える事。そして、最初の作品は次回作の助けになる程度で終わるかもしれないということを心得ておく事。一つ目の作品は、“次こそは頑張るぞ”と思う為に存在するようなものなんだ。またこの映画祭は、作品の規模や裏事情関係なく、公平に判断されるということ。良い作品であれば、その噂は入ってくるもん。



質問:
原作でのこの役はもっと怒りに満ちていたように思えますが、なぜ違った演じ方をしたのですか?

ガエル・ガルシア・ベルナル:
本だともっと説明ができるから。映画だとそこまで説明できない、ただ見せることしかできないからね。




■フェルナンド・メイレレス監督の単独インタビュー
質問:
日本人のキャストや製作陣について

フェルナンド・メイレレス監督:
佳乃は友介よりも日本的な人だと思う。友介はイタリア人のような男だよ。ハグしてくるし、そんな彼が大好きさ。二人とも他のキャストやクルーと凄く仲良くなっていた。彼は日本的じゃないよね。記者会見で興味深いことを言っていたよね。感情表現がストレートな英語のほうが、楽だって。



質問:
人生を変えた映画は?

フェルナンド・メイレレス監督:
ブラジルの映画。
今まで4作しか作ってないけど、今回はパーソナル作品となった。
次回は、もっと軽い作品にしたい。



質問:
若いフィルムメーカーへアドバイスは?

フェルナンド・メイレレス監督:
今までの人生、リスクを覚悟で映画を撮ってきた。『シティ・オブ・ゴッド(Cidade de Deus)』も馬鹿だけど自分の金をつぎ込んで、無名の人間を使い、皆が目をつむりたがるブラジルの貧しい所にあえて焦点を当てたのもリスキーだった。この映画『ブラインドネス』も、とても複雑で大変だったけどね。私は常にリスクを負う事を恐れず進んでいるんだ。次回作はコメディだしね。



このインタビューの模様は番組で!


■『ブラインドネス』
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、伊勢谷友介、木村佳乃


11月全国ロードショー

「VIVAカンヌ映画祭2008」
6月8日(日)午前11:00ほか
詳しくは番組紹介にて
お楽しみに!







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