シニア留学風土記

リタイア後、日本を脱出して世界を散策したいと旅立つ。英語生活の勉強も兼ねている。その様子を書き綴る。

今週卒業の学生と

2008-10-30 11:44:42 | Weblog
 今週卒業の学生と話した。日本人だ。6ヶ月で話せるようになったという。20代前半の学生だ。オーストラリアに来るまでは全然話せなかったそうだ。その人の姿勢がすばらしい。私が日本語で話しかけても絶対英語で話す。そういう姿勢が上達させたのだろう。

 20大前半の学生であれば、基本的に英会話を習えば6ヶ月で話せるようになるのだ。いいデータである。あまりクラスでは積極的に見えないが、まじめに取り組んでいる様子が見える。休み時間になると仲のよい韓国の若い学生と必ず英語で交流している。それが会話力を向上させたようだ。方法は何でもよい。こうしてかならずものにするという風にすれば言葉の獲得(まず話すこと)は可能だということだ。子どもならうまく行くとその半分でも可能かもしれない。子どものほうが耳がいいし、獲得が速いからだ。

 こういう小さな材料でも実証になる。取り組みもしないで、そんなことできないという向きに聞いてもらいたいものだ。お上の考えもややもするとそれに近い。統計的なことを考えるからだろうが、一つ一つの事例でそれがどうして可能になったかを検証しながら教え方がどうだったか、教える内容はどうだったか、振り返るべきである。日本語教育(外国人に教える日本語)でも同じだと思っている。国語教育(日本の学校で教えられている日本語)でも、日本語教育から学ぶべきことはたくさんあると思っている。子どもは外国人と同じと思えば、教え方はいろいろ違ってくる。

 明日のプレゼンの準備をしなければならない。今日は放課後グループの人と調整をする。どんな発表になることか。なんだか眠いけど…。このところ、やや寝不足である。