シニア留学風土記

リタイア後、日本を脱出して世界を散策したいと旅立つ。英語生活の勉強も兼ねている。その様子を書き綴る。

完了形は関連を知る語法

2008-10-20 11:42:54 | Weblog
 現在完了とか過去完了とか、いわゆるhave(had)+P.P.であるが、そういう時制(テンス)は日本語にはない。一番日本人が苦労するところだと言われている。

 単純な過去だけでは事物が起こった時間やどのような時かや、今話している事柄との関係がよく分からない、だから詳しくそういう関連性や因果関係を知るというのが目的の文法だという。また今はどうなっているかを過去と現在の関係を示すのが完了形なのだそうだ。

 昨日、子どもの科学技術のテキストのトピックで、英語のカルチャーは関連性を重視するようだ。日本は「もの尽くし=あまり関係性は問わず別々に沢山のことを知る文化」のようだと記入したばかりだ。この大学での文法学習が何回も何回も時制を取り上げるので、どうしてかなと考えていた。何回も教えるということはやはりそれが肝心だからだろう。そして、予習をしているうちに完了形のところの説明を読んでいたら、関連を知る、因果関係を知るため,といった説明が出てきてびっくりしてしまった。「そうだったのか!?」という感じを受けた。
 改めて、言葉は文化だと思った。

 まだ習っている途中なので、終わりごろには確信がもてたら再度例を挙げながら取り上げることとする。このシニア留学でそのことだけでも確信を得られたら本当に満足できる違いない。残り5週間をそのことに集中して学習してみようと思う。
使えるようになれば更にありがたいが、それは帰ってからでも時間をかけて習熟してもよい。核になる目標が定まったようで、本当にうれしい事だ。