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東北関東大震災 台湾の救援隊より中国を優先させるという失態

2011年03月14日 01時35分06秒 | 災害


犠牲者は4000人を超え、なおも行方不明者は1万人超。
無慈悲にも被害は拡大していく一方だ。
筆者の個人事で恐縮だが、今週いっぱいは仕事に行けず、会社から自宅
待機を命じられた。
こちら関東でも出勤、もしくは帰宅難民が増加するかもしれないのだ。
まさに地震発生当日、私は帰宅難民に陥ってしまった。

各国からの救援隊が続々来日してきた。
これについては全て紹介できないが、やはりというか、一部政治的な動き
や観測も起こり始めている。
14日に台湾の救援隊がやっと羽田空港に到着したことだ。
日本とは距離的にも韓国同様、もっとも近い位置にあるのだが、11日の
地震発生直後にすでに隊員派遣の用意を表明しながら、丸2日間も待機
を強いられたというのだ。

日本政府は、「現場が混乱している」 として、待つよう要請。
だがその間に各国から救援隊が続々と入り、台湾メディアからなぜ入れな
いのかという疑問が出始めている。
台湾側はこの件について、「中国要因」 と受け止めているようだ。
日本は1972年に中国と国交を結び、台湾はその報復として、日本との
国交を断絶した。
やはり国交をきちんと結んでいる国を優先させたというものか。
中国の救援隊は13日に到着したことから、ミスマッチを起こさせないため
に待機させていたのだろう。

人命救助のために一刻を争う非常事態下で、こういった大人げない政治
的な要素がコソコソ働くなんて、情けないにも程がある。
このことは中国と台湾の2カ国間問題にも影響を及ぼしかねない。
たった一日とはいうが、台湾の救援隊50人の力で、尊い命が一人でも
多く救われるのだ。 なんという失態か。
ちなみに中国側の救援隊は、台湾より遥かに少ない15名である。

それにしても世界各国からの支援表明はうれしい。
すでに世界91カ国から申し出ている。
ASEAN諸国や北欧、バルト三国、そしてキューバからの支援も拡大して
いるのだ。
このうち救援隊といった人的支援の国数はまだ不明だが、これから3万軒
ともいわれる仮設住宅の建設が始まることから、物質的な支援もどんどん
受け入れて欲しいと思う。

とにかく遠慮は禁物だ。 各国は好意で差し伸べてくれるのだ。
被災者のことを第一に考えて行動してもらいたいものである。
現地は食糧や水が極端に不足していることから、国際的機関からの支援
も進んでいる。
中国などで起る自然災害とは対照的に、報道がオープンであることもあり、
情報がどんどん海外に発信され、各国の国民が視れるようになっているか
らだ。


 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者



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