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SEIJYO TIRE & Eccentric Page

仕事がメインですが管理人の趣味も加えてのお気楽なページ 最新情報や面白いネタ、裏話等公開!

ポルシェカイエンの足回り交換

2008年04月19日 | 足回り
今日はまたまた先日アルファ147GTAに装着したブレンボ+Rddローターの型取りを全く別の車種で行ってもらい、
凄く面白いブレーキ界のウラ話も聞けましたがそれは装着後にUPするとして、
ポルシェカイエンの足回り交換を紹介させて頂きます。
ウラ話はウラ話なので内容はUP出来ませんが、
自分でRddのローターを使っててより一層安心出来ました
本題ですが、昨日のブログと少し話しが被りますが、
ポルシェカイエンにはエアサスとバネサスの2種類があります。
ターボはエアサスがメインのようで、その下のSは両方、そしてV6はバネサスがメインのようで、
M/C後のGTSは車が新しいのでちょっと不明
で、本日作業させて頂きましたお車はV6なのでバネサスになります。
バネサスの場合車高を落とすのはローダウンスプリングに交換する必要がありますが、
今日装着させて頂きましたクアンタムのT6-RMは純正スプリングを使用し、
尚且つダンパー交換のみで車高調整出来る優れものなのです
このダンパーは単純にネジ式車高調整の形状をしておりますが、
そこはポルシェの足回りを得意としているクアンタム。
ある程度範囲がありますが希望の落ち幅に合わせて、しっかり専用設計となっております。
気になる乗り心地は試乗させて頂いたところ、
20インチの鋳造ホイールが付いているとは思えないくらい良く、
固すぎず引き締まったような感覚で、個人的にはかなり好みです
そして純正スプリングを使用し尚且つアッパーマウントとスプリングシートも純正使用なので、
装着後の車高調整はできるのかと少々不安でしたが、
スプリングの下の方のシートの形状が分かっていたので、
楽に皿が回るように細工をしたので装着後でもキチンと車高調整出来ました
こちらのオーナーさんは純正の乗り心地と車高にご不満があったようですが、
これで両方解決出来たかと思います
オーナーさん、ありがとうございました

エアサスの車高調整

2008年04月18日 | 足回り
昨晩から今朝にかけての雨は凄かったですね
風も強く、まるで台風状態
朝通勤の時にはあちこちでポリゴミバケツや傘が散乱しておりました
今日の日中も雨は降り続いておりましたが、
そんな天候にも関わらずお越し頂きましたお客様の中の作業の一つがこれ。
近年輸入車、特にその中でもハイグレードの車に多くなっている足回りが、
エアサスペンションシステム。
普通車高を落とすとなるとローダウンスプリングに交換するのですが、
この足回りの場合は一例ですが、画像のロッドで調整が可能です。
純正のロッドは長さが固定されているので当然車高は変わりませんが、
このターンバックル式の物に交換し長さ変える事で車高を調整出来るのです。
因みにこのお車はMBのSL(R230)ですが、
僕の記憶ではMBの他に今迄AUDI S8やVWトゥアレグでもこの方法で車高を落とした事があります。
実際スプリング交換するよりも工賃も安く部品代も安く上がる場合が多いですが、
車種によっては落とし過ぎるとコンピューターにエラーが出る場合があるので注意です
これから先車がどんどん進化してゆくと、こういった足回りが増えてゆくのかなぁ。

直巻き!?

2008年03月29日 | 足回り
今日はBMW3シリーズ(E46)にビルシュタインのパフォーマンスキットを装着させて頂きました。
このどこかで聞いた事があるような名前のキット、
以前にもポルシェ911(964)用を紹介しましたが、
アッパーマウント、ヴァンプラバーといったショック&スプリングを交換する際に交換可能なパーツが、
ナット類を含め一式入っております。
しかも組みあがって納品される為、正にボルトオンの優れ物なのです
そして今日のキットを開封してみると…、
リアのスプリングが直巻きではないですか
メーカーに確認してみると、以前一時期純正形状のローダウンスプリングを使用していたそうなのですが、
リアの車高があまり落ちなかったので、
色々と試した結果この直巻きスプリングを使用するのが、
落ち具合、乗り心地共に良いので採用しているそうなのです。
実際装着後試乗してみると、確かに乗り心地も良く、
落ち具合も丁度よい具合で中々Goodです
しかしこの後僕の悪夢が始まったのです
それはアライメント調整。
細かく書くとキリが無いので簡単にしますが、
E46のアラメント調整は比較的簡単な部類で今まで何台も調整しましたが、
一発でビシッと決まってくれておりました。
しかし本日のお車は何回やり直しても数値は調整後の完璧なものなのですが、
真っ直ぐ走ってくれないのです
オーナーさんも新車の時から気になっていたそうで、
これは個体差なのでしょうか
最終的には色々と工夫をしキチンと走るようになりましたが、
何回もやり直しをした為、気がつけば夜になっておりました
しかしこれでご満足いただける状態になったと思います
オーナーさん、ありがとうございました

FSDローフォルムキット

2008年02月24日 | 足回り
今日も風が強く埃が酷いので、普段コンタクトなんですがメガネで作業です。
でも昨日よりはまだマシかも。
昨日なんか一番風が酷い時にずっと外で作業していたので、
家に帰って風呂に入って髪を洗ったあと床を見ると無数の砂が落ちておりました

さて本題ですが、先日紹介したKONI FSDの新作、ローフォルムキット。
メーカーでは未発表の様ですが実は今月の中旬に発売されておりまして、
昨日はアルファ147TS、今日はアルファ156V6と2連発で装着させて頂きました
昨日の147時に僕は別の作業をずっと行っていたので試乗する事は出来ませんでしたが、
今日は僕がメインで作業を行ったのでアライメント調整をする際に試乗させて頂きました。
で、街乗りでの感想なんですが、
FSD+純正スプリング、又は147でのFSD+HKSスプリングよりスポーティーな印象で、
固いと言うよりは引き締まったと言った表現の方が良いかも知れません。
ただFSD+純正スプリングでは僕的には少々物足りなかったので、
こっちの方が断然好みです
しかもローフォルムキットとの名の如くバッチリローダウンされておりますが、
H&○やアイ○ッハのスプリング程落ちすぎないのも好感が持てます
アルファ用FSDは純正スプリングを使用するとフロントの車高が10mm程上がってしまい、
FSDを付けたいけどこれを嫌がる方が今迄多くいらっしゃいましたが、
これで車高の問題は解決です
早速当店のHPにUPしましたので詳しくはこちらをご覧下さい
今日装着させて頂きましたのはアルファ156 2.5V6で、
合わせて値上げ前でもありますので、
ミシュランのプレセダPP2 215/45-17(F.R)もお買い上げ頂きました。
オーナーさん、ありがとうございました

カッター職人

2008年02月18日 | 足回り
今日はTOYOTAのウイッシュにTEINの車高調、ベーシックワゴンを取り付けさせて頂きました。
僕はリアを作業していたのですが、
純正を外していざ車高調を組み上げようとして取り説を見たところ、
「何じゃこりゃ」と思ってしまいました。
画像の丁度真ん中あたりの図がそうなんですが、
ノーマルのアッパーマウント下のゴムの部分を職人技的な加工の指示があります
こんな加工させる位ならTEINのアッパーシートに合うゴムシートを付属させてくれと思います
だいたいここまで加工してしまうと、
当然ノーマルに戻すには純正部品をあらたに買わないと戻せません。
色々他のパーツを使ったりと方法を考えましたが、
構造上やりようが無く結局加工をし無事装着
ただ足回りの組み上げ自体は難しくないんですが、
この加工の為通常より時間が掛かってしまいました
オーナーさん、ありがとうございました

新製品

2008年01月21日 | 足回り
今日朝起きたら一面の銀世界ではなく、少々残念でした
あれだけ雪が降ると言っていた天気予報も外れてしまいましたね。
そんな雪とは関係ないですが、今日は新製品の紹介です
先日2月1日より値上げをするとお知らせしたKONI
そのKONIより2種類の新製品が出ます(出ています)。
まずは当店でも人気の高いFSD。
装着実績が抜群に多いアルファ147,156,GT用なんですが、
同じスプリングを使用した際にはフロントが約10mm程度上がってしまいます
そこで出るのが車種は違うけど画像の新製品の「KONI FSD ローフォルムKIT」
ローダウン幅は書面上で、
アルファ147でF.20~30mm R.25~35mm、TIでF.5~15mm R.10~20mm、
アルファ156でF.R.10~20mmとの事です。
156の方はこの数値から考えると、フェイズ1の並行車とTI以外のフェイズ3は除いたといった感じでしょうか。
しかしこの書面上の数値も開発車両のデーターなので、
実際装着して見るのが一番分かりやすいんですよね。
価格は¥183,750で、2月中旬発売予定との事です。
このイカしたゴールドのスプリングのKIT、早く装着してみたいものです
そしてもう一つは「1110ストリートキット」です。
このキットは定評のあるKONIのフィーリングを変える事無く、
減衰力を非調整式にする事によって低価格を実現した物です。
因みにアルファ156用は¥118,650とキット物にしては本当に低価格です。
ローダウン幅は書面上アルファ156でF.R.30~40mmと結構落ちるようです
足回りをリフレッシュして尚且つ車高を落としたい方にはお勧めの一品です
両方ともに他の車種も勿論設定があり、
販売価格も含めて気になる方はお問い合わせ下さい
℡ 03-3417-2531
info@e-tire.co.jp

大人な足に感動!

2007年12月12日 | 足回り
今日は阿部商会さんがデモカーを持って来ました。
何でもビルシュタインの新製品である、
「ビルシュタインエクゼクティブチューニング」が出たので乗ってみて下さいとの事。
装着車はBMW 5シリーズ(E60)525Mスポーツセダン(M/C後)で、
タイヤはランフラットタイヤの245/40-18を履いております。
ランフラットタイヤはパンクしてもある程度は走れる画期的(!?)なタイヤではありますが、
サイドウォールが非常に固く、またタイヤ自体の重量もある為、
乗り心地が非常に悪い、ある意味不評のタイヤでもあります。
また装着車でもあるBMWのMスポーツは足回りが固めのセッティングとなっており、
両者が相俟って、より一層乗り心地を悪くしております
そこで登場したのが、このビルシュタインエグゼクティブチューニング。
BMWのMスポーツ専用に開発され、
更にタイヤ自体のサスペンション機能が大きく損なわれたランフラットタイヤにも対応した、
まさにMスポーツ専用ショックなのです。
で、早速試乗してみたところ、驚くほど乗り心地が良いのです
裏道の舗装の悪いところでも突き上げが少なく、
ちょっと大袈裟な表現ですがビロードの様な滑らかさです。
これで本当に18インチのランフラットタイヤ+重たい純正ホイールかと思う位。
久々に感動の足回りでした
しかもM/C後のMスポーツはM/C前より乗り心地が良くなっているようなので、
M/C前でしたらもっと違いが大きい筈です
しかも3シリーズ(E90)であれば、もっと違いが大きいとの事。
現在は1シリーズ、3、5シリーズのセダンのみの設定ですが、
次期にワゴン用も出てくるでしょう。
ランフラットタイヤ&Mスポの乗り心地の悪さに困っている大人な方。
このショック、本当にお勧めです
自分がこの車に乗っていたら絶対装着します

良い足

2007年10月31日 | 足回り
今日はアルファGTにKW(カーヴェー)のver.1を装着。
アルファロメオの足回りは数え切れない程交換している当店ですが、
実はKWを装着するのは初めてなのです
僕の個人的な事なんですが、
以前某独車(結構マイナーな車種)にKWを装着した事があり、
その時は非常に固い足回りとの印象でした
が、先のYOKOHAMAさん主催の大磯での試乗会で、
KWのインポーターである橋本コーポレーションのデモカーのBMW E90に試乗し、
その車に当然と言えば当然ですがKWが装着されており、
その時非常に良い足だと思ったのが印象的で今日装着するのを楽しみにしておりました
で、装着後試乗した印象は、「やっぱりイイ
程々の固さの中に乗り心地の良さがあり、
雰囲気的にはアラゴスタの様な感覚です
そして更に良いと思ったのは、
147系、156系、GTに言えるのですが、
フロントのシェルケースが太すぎるとアームに干渉してしまうのですが、
画像のだとちょっと分かり辛いかもしれませんが、
内側にオフセットされ逃げるようになっているのです。
因みにフロントのシェルケースの太さは、
KWが約51π、アラゴスタEは約47πとKWの方が太くなっているのです。
この足を付けて自分の156でも色々なところを走ってみたいですね
また僕の好きなレースのWTCCに出ているアルファ156にもKWのステッカーが…。
気分はトンプソン選手といったところでしょうか。
余計にそそられます
その他にASSOの新製品のアルミアンダーパネル、
オレカのタワーバー(F.R)にHKSのサークルアース取り付けと盛り沢山でした
オーナーさん、ありがとうございました

Gクラス

2007年10月04日 | 足回り
今日はメルセデスベンツのGクラス(W463)のスプリングを交換。
今迄この車は何台も足回りを交換しましたが、
車によって比較的ラクにできる物もあれば、
中々苦労する物もあります。
画像はフロントですが、苦労するかしないかは、
スプリングの真ん中にあるヴァンプラバーを留めているボルトが素直に回るかどうかに掛かっております。
このヴァンプラバーを留めているのは10mmのヘックス(6角)なんですが、
ヴァンプラバーの中を通って下から上に留まっています。
位置が上の方にあるので、細い工具でないと入らないのです
ちょっと専門的に言うと3/8だと入らず、1/4だと入ります。
1/4だと力が3/8に比べ掛かりづらいので、こいつが固かったり固着していると緩めるのに大変なんです
以前かなり凶悪な車があって、工具が壊れた事がありました
今日のは凶悪でなかった事もあり、別の工具を使用した事もあり、
特に問題なく作業は終了。
装着車はG55 AMG。装着したスプリングはクアンタム
こちらも2種類あるようで、ローダウン量の少ない方をチョイス。
装着車がAMGだったので、そんなに極端に落ちなかったかな
オーナーさん、ありがとうございました

EDC

2007年09月29日 | 足回り
今日はBMW M6にビルシュタインのBPSキットを装着。
足回りの交換自体は難しい車ではないのですが、
一つ厄介な事が…。
この車、ダンパーの固さを瞬時に、無段階かつ連続的に可変制御するシステムの、
EDC(エレクトリニックダンパーコントロール)といったシステムが付いているのです。
以前紹介したポルシェのPASM(ポルシェアクティブサスマネージメント)と同じような物です。
しかしM6のはポルシェ程大変ではなく、フロントはカプラーを外し、
リアはPASM同様ダンパーのシャフトからコードが出ているのですが、
ちゃんとアッパーマウントを留めているトップナットを外し易いようになっているのです
問題はこれに付けるキャンセラー。
車両側からでている配線にキャンセラーのコードを結線すれば良いのですが、
これが半田付けしないとメーカーが保障できないとの事。
理由は振動等で結線したのが出来るだけ取れないようにする為らしい。
そんな事いったら、ギボシとか配線コネクターで結線の多くをしているオーディオ、ナビ等の電装関係や、
半田付けが下手くそな人が作業したらどうなるんだと思いますが、
取敢えずメーカーに指示に従い半田付け。
フロントは作業しやすい場所なんでいいんですが、問題はリア。
トランクルームに潜って作業しないと出来ないのです
で、結局手先の器用なスタッフKが潜り込んで半田付け。
かなり作業し辛そうでした
結果、警告灯も付かず無事終了
乗り心地も良く、車高も綺麗に落ちてバッチリです
あわせてアーキュレイのマフラーも装着。
オーナーさん、ありがとうございました