武将ダイニング

ナゾである．このところ，koei の無双シリーズなどゲームに端を発する戦国時代ブームなのはわかる．CG のイケメン戦国武将から入る歴女などという言葉も生まれてきている．そういった流れにのっかろうというのでしょう．外から見えるショーケースには甲冑が飾られていて，そういう設えではあるのですが，別に戦国時代の食事を再現しているようには見受けられない．要するに雰囲気ですね．

しかしこのお店の場所が微妙なのである．京都の有名な通りから西に 1 本，さらに北に 1 本外れたところにあるので，距離としては人通りが多い繁華街に近いのだが，桁違いに人通りが少ない．最初に飲食店ができたときは蕎麦屋だったのだが，ほどなくして閉店．その後，ふたたび蕎麦屋になりかけていたのだが，いつまで経ってもプレオープンと貼り紙がされた状態が続いていて，本格的に開店する前に撤収．その次がこの武将ダイニング．他人事ながら，よほどのことがないと厳しいでしょう．

ちなみに先日この近くを自転車で通っていたときのこと，前を走る電動スクーターにナンバーがない．最近問題になっている，電動アシスト自転車のようで道路交通法的にはスクーターになってしまう，漕がなくても走るタイプのものです．ここにもいたかと思いながら後ろを走っていくと，これが件の武将ダイニングの前で停まった．どうやら店員らしい．お里が知れるというものである．少なくとも私がこの店を訪れることはないだろう．