Woodtownゆき スタッフブログ

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須賀社の厄神舞

2015年12月01日 | 日常のこと

昨日、この紙が届きました。この色紙は「傘の神」の一部です。

 

 

それだけじゃあ、何の事だかわかりませんよね。

実はこれ、山口市阿東嘉年下にある須賀社から送られてきたものです。

須賀社では毎年11月に厄神舞が行われます。

厄神舞とは、厄除けの願舞として須賀社で舞われている神楽の事です。

この色紙は祈願舞の時に、舞っている人が頭に着けていたものの一部なんです。そのため、紐を通すための穴があいてますね。

先日、社長たちと見学に行った際に祈願をしたため、こうして送ってくださったのです。

 

この頭に着けてるのが「傘の神」です。五色の色紙でできてます。そのため私は赤でしたが人によっては違う色が送られていると思います。

 

この神楽の発祥は、なんと!平安時代といわれています。

平安時代に、旱魃のため稲が枯れ、さらに疫病が流行り村人が困り果てていた時に、空から小太刀が二振り山に下りてきました。この太刀をご神体とした神社を建て、神楽を奉納したところ雨が降り、疫病もおさまりました。そのため、毎年神楽を奉納するようになったのが厄神舞の始まりなんですって。凄いですね!!

 

さらに、この神楽の面白いところは、神様が人に降りてくる、「神がかり」が行われることです。

厄神舞は二人舞で、舞人は手に木刀と鈴を持って舞います。(かつては真剣だったそうです)

そして奏楽に合わせて、短い舞を舞うのですが、舞人、楽、そして囃したてる人たちが上手く咬み合うと神様が舞人に降りてきます。

舞は人を替え、何度も行われるため、一晩に何回も神がかりを目の当たりにできます。

すごい迫力ですよ!!写真はブレブレで分かりにくいですけど…

 

神がかった舞人が舞台から飛び降りていますが、これは少し離れたところにある神殿へ向かって行こうとするためです。これを囃し手達は捕まえて、頭に御幣を近づけて神様をお戻しします。神がかりしやすい人と、しにくい人がいるそうで、何事もなく舞が終わる場合もあります。

 

凄くいい神楽で、また地元の婦人方のついた餅まきが行われるなど、皆が協力して神楽を伝承しているのが感じられてよかったです。

 

本当に人から人へと、伝えられていく芸能の良さを感じることができました。

…しかし、正直この神楽の一番凄いと思ったことは祈願した内容が直後に叶った事です。

あっ、祈願内容は内緒ですよ♪

 

 

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