息子と1日じゅう一緒だと、昼間の体力消耗もさることながら、その影響か夜も彼を寝かしつけながら自分も熟睡してしまって、全く仕事にならず。弱った…。
しかし弱っていても観られるのが映画映像の良いところ(というかマズいところ。さらに仕事が進まない)しかし、ついつい朝まで観てしまい、さらに体力を浪費するという負のスパイラル…
まずは夏前から人様に借りていた『オーシャンズ11』。
オーシャン . . . 本文を読む
どのタイミングで書こうかと迷いましたが…
『崖の上のポニョ』
(2008/宮崎駿 監督)
映像の師匠(例によって師匠の多いヲノです)佐々木アニキが貸してくれたので、今になって観ました。
どうせ息子とはDVDで観ることになるだろうと思ったので公開時スルーしていたけど(息子は映画館とかホールとかビビるので)映画館で観たらさぞキレイだろうなーと思わされた。1カット1カット、構図や色彩、ディテ . . . 本文を読む
先週の講義が事故の処理で潰れたので、今日は『映像論B』補講。半期授業なのでこれが最後の講義だ。
もとより出席は取らない主義だし、レポート課題も終わっているので、成績評価的にはバックレたって問題ないはずだが、思いのほか出席率が良くて嬉しかった。今日のように上天気な真夏日の真っ昼間に、海にも街にもくり出さずに暗い大学のホールで映画なんか観ようっていう学生の皆さんのヲタクっぷりを、ここに賞賛してお . . . 本文を読む
息子に影響されて『侍戦隊 シンケンジャー』にハマってしまい、放映のある日曜の朝が待ち遠しい今日この頃である。
三途の川からやってきた「外道衆」に立ち向かう天下御免の五人のサムライ、それがシンケンジャー(漢字で書くと『真剣者』…?)
なにしろキメ台詞は「一筆奏上」。名刀「烈火大斬剣」で放つ必殺技「百火繚乱」だの、水流の矢で敵を吹っ飛ばす「明鏡止水」だの、「大木晩成」だの「奮闘土力」だのと . . . 本文を読む
というわけで、このブログでもワッチし続けてきた今年のカンヌ広告祭。ついに各賞が出揃いましたね。今なら公式サイトで受賞作の映像も観られます。
フィルム部門のショートリストはこちら
さあ気になる今年のグランプリはこの作品。
PHILIPS 21:9 "CAROUSEL"
これはフィリップスが今春発売!と発表した時から気になっていた、シネスコ映画サイズの超横長TV「Cinema 21:9」の . . . 本文を読む
12人の優しい日本人
1991年 中原俊 監督
「もしも日本に陪審員制度があったら」というSF的な設定で撮られたこの映画。映画のもととなった東京サンシャインボーイズの芝居は初演が90年だから、実に18年も前の作品。しかし今みても全く古さを感じさせない。SFが現実となり、「裁判員制度」という形でフツーの市民が裁判に参加する事になった今、国民全員がこの映画を一度は観るよう義務づけるべきではな . . . 本文を読む
「速報:カンヌすげぇ企画」でピックアップした、カンヌ広告祭ヤングライオン部門の「48時間CMコンテスト」。ついに優勝者決定!
カンヌ広告祭 48時間広告コンテスト 公式サイト
参加資格は18歳から28歳の若者。タイムリミット48時間で広告映像を制作してYOU TUBE にそれをアップする、という、スピードを要求されるコンテストだったのだが。クライアントは、ボランティア団体OXFAM。地球温 . . . 本文を読む
年代記のように日本史を追ってきた『映像論B』だが、今週から新しいターンに入った。ここからは年代に関係なく、日本人の心性を象徴するトピックを映画の中に発見していく旅となる。
絞死刑
1968年 大島渚 監督
一般人のほとんどが知らない死刑執行室の精密な描写から、映画は始まる。
在日コリアンの死刑囚"R"が、殺人および強姦致死の罪で今まさに絞首刑に処せられようとしている。首に縄がかけられ . . . 本文を読む
レスラー
やられた。
『グラン・トリノ』の美意識よりも、こちらの冷えきったドン底感の方に、はるかに共振してしまった。
全てのシーンに言及したいけれど今は本当に何も言えない。いや言いたくない。完璧にノックダウン。
思い通りにならない人生への絶望と、それでも捨てきれない誇りを持つ、全ての人に観てほしい映画。
. . . 本文を読む
1週間が早すぎる…毎週の映画、下調べの自転車操業で日々が過ぎて行く。『お買い物中毒』など観ている場合ではなかったか(しかし記事への反響は大きかったです笑)
さて毎週木曜の『映像論B』いよいよ90年代後半まで来ました。渋谷がロケ地の映画なので、スクランブル交差点や公園通り、息子とよく行く恵比寿のタコ公園といったご近所が舞台で、ちょっと親近感。
バウンス ko GALS
1997年 原田眞人 . . . 本文を読む
お台場で白昼ふいに空き時間ができたので、それじゃ今すぐ観られる映画は…と自動的に決めて、こんな映画を観た。
お買いもの中毒な私
舞台はNY。主人公はガーデニング雑誌の編集部に勤める女性記者。彼女の悪癖は「お買い物中毒」で、洋服や靴やアクセサリーを買いまくってはローン返済に苦しむが、どうしてもショーウィンドウの前を素通りできない性格だ。そんな彼女の夢は有名ファッション雑誌の編集者になること . . . 本文を読む
そんなわけで福岡からは無事帰京。
(なかなか日付が追いつかないので帰路はもう省略)
大学に戻ったところで『映像論B』今週はこの映画。
就職戦線異状なし
1991年 金子修介 監督
早稲田大学の、しかしパッとしない学生が、マスコミを目指す後輩に意地を張って就職活動を開始。テレビ局の面接を受けるが、その面接担当者はなんと前夜、酒場で喧嘩して殴り飛ばした中年男だったから、さあ大変…
. . . 本文を読む
家族ゲーム
1983年 森田芳光 監督
60年代、70年代と進んできた『映像論B』本日はこの映画。
80年代と言えば、当方としては10代から20代を過ごしたまさにド真ん中の時代。『不思議、大好き。』で『おいしい生活』を夢みて(どちらも当時の、糸井重里氏による西武の広告コピー)マルキン/マルビの流行語をつくった渡辺和博『金魂巻』や、ホイチョイプロ(『バブルヘGo!』)の『見栄講座』といった . . . 本文を読む
太陽を盗んだ男
1979年 長谷川和彦 監督
というわけで多摩美の『映像論B』。先週、先々週と60年代高度経済成長期を描いた映画を紹介したが、今週はその高度成長が終焉を迎えた後の70年代映画だ。
無気力な毎日を送る中学教師が、交番を襲って拳銃を手に入れ、原子力発電所に侵入してプルトニウムを盗み出し、自宅のアパートで原子爆弾を製造する事に成功。彼は原爆を武器に、日本政府に対して様々な要求を . . . 本文を読む
デモ出し、ダメ出し、修整作業と、それなりに時間がかかったCM音楽の仕事もついに納品完了。良い気分だし、外は良い天気なので、散歩がてら六本木ヒルズまで歩く。そうだ今日は映画を観よう。
グラン・トリノ
いやあ参った参った。僕はだいたい映画が終わるとすぐ席を立ってしまうせっかちな人間なのですが、この映画は久々に明るくなるまで出られませんでした。
孤独な元ヒーローが愛する者に無法な暴力を加えら . . . 本文を読む