イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

「寂しそう」

2015年01月04日 | 術後5年~

夕食後、くつろぎのひと時。
お風呂上がりの‘ぼんこ’が‘ちょん’の部屋で髪を乾かして戻ってきた。

「ねぇね、起きてた?」と聞くと
「うん…でもなんか寂しそうにしてたよ」と言う。

寂しそう?
何かあったんだろうか。
具合でも悪いんだろうか。

「泣いてたの?」
「泣いてないけど、ベッドに入って寂しそうにしてた」

それは…ただ眠かっただけなんじゃなかろうか。
寝ぼけてぼーっと無表情だったのが「寂しそう」に見えたとか。
とは言っても「寂しそう」と聞いては気になるので
ドアをノックして声を掛けてみた。
返事からしていつもと変わりなさそう。
一応「おやつでも食べない?」と声をかけたら「食べるー」。

‘ぼんこ’が「引っかかったね」と笑う。
「寂しそう」が適格な表現だったのかはわからないが
元気なさそうに見えた姉を少なからず心配していたようだ。
「うん、おやつにつられたね」と一安心して部屋に戻った。

で、二人揃えばいつものようにちょっかい出し合い、口喧嘩。
さっきまで心配していたくせに、わざと憎まれ口叩いて強がって。
小さいなりに健気に精一杯生きているんだなと思う。

ところで実際のところ‘ちょん’はどうだったのだろう。

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