イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

胃ナシの歯ナシの話

2015年02月03日 | 術後5年~

通い続けること二年一ヶ月、本日ようやく全部の歯の治療が終了。
(半年ほど休んでた時期あり)
抜いた歯は数本あったものの
上下合計28本、可能な限り根を残して治療してもらった。
全て作り物の歯がかぶって自分の歯は1本もないけれど
それでも歯があって食べ物を噛めるのはありがたい。
節分の豆も歯があってこそボリボリ食べられるってもの。

ボロボロでほとんど歯がなかった頃は
食べると痛いし、痛いからたくさん食べられないし
噛めないがゆえに食べられない食材もあったし
食べることが楽しくなかった。
歯があるという当たり前のことがいかに大切なことなのか
残念ながら失ってみないとわからない。
それは歯に限らず
あって当たり前なものはそのありがたさに気付かない。
家族、健康、収入、信頼、愛情…
大切だとわかってはいても
あって当たり前だからその大切さを忘れがちになる。
でも、失ってしまったらどうなるか。
それはやっぱり実際なってみないとわからない、仕方ないこと。
知らないうちに、もしくはある日突然失ってしまわないために
もし失ってしまっても後悔しないために
当たり前なものこそ
軽んじたり裏切ったりせず、大切にしたいと思う。

 + + + + + + + + + +

胃ナシはカルシウムの吸収が悪いので歯が弱くなる。
一日中ちょこちょこ食べ
体調が悪く歯磨きができない日もあり
そんな生活をしていると確実に歯はボロボロになり
その進行速度はあっという間。

胃ナシはまず何より良く噛んで食べなくてはいけない。
だからこそ歯が大事!
予防はもちろん、気付いたらなるべく早めに治療する。
虫歯になったことを怒られるかもと心配になるけれど
なったものは仕方ない。
医師は「なんとか食べられる歯にしてあげよう」と治療してくれる。
あとはあきらめず最後まで通うこと。
体調が悪い時は無理せず、家計が厳しい時も無理せず、焦らずに。
(実際支払目途が立たず「体調が悪いので」とキャンセルした経験あり)
支払いに関して心配な時は思い切って医師に相談する。
相談に乗ってくれない、
話を聞いてくれない、すぐ怒る、そういう医師だとしたら
気にせず直ちに別の歯科医院に変える。

歯があるからこそ美味しく食べることができ
噛むことが消化を助け、健康に生きることができる。
食は命。
胃ナシは歯が命!


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