イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

普通のお母さん

2016年04月18日 | 術後7年~

午前中工務店の人が屋根を見に来て
今は板金屋さんが来て
屋根に上がってトンカンやっているところ。
トンカン…というよりは
ドスドス、ガンガン、キュー、グルルルルー、すごい音。

もう写真は撮ったのかな?
応急処置をしているのかな?
剥がれたところが私のいる部屋の真上なので
音もさることながら
屋根の上を歩いたり、釘を打ったりする度に家がユラユラ。
でもとりあえずこれで雨がしのげれば安心。

話は変わって最近の体調について。
鉄剤の影響か、ずっと軟便だったのが硬めになった。
硬めとは言っても便秘ではなく、これでやっと普通便。
午後から夕方、夜へと向けてお腹が張ってスッキリしない毎日。
腹筋がないからなのか
お腹に便やガスが溜まると立っているのが辛い有様。
たいてい夕方になると腸が動き出して
ガスが出ると楽になるんだけれど、そう毎日上手くはいかず。
お腹がなかなか動かない日は食欲も湧かず、夕食作りが億劫。
食べる→お腹が苦しい→横になる。
この光景が我が家では日常になっている。
「苦しい」ってことは本来非日常的なことだけれど
それがずっと続くと非日常的なことが続く「日常」となる。

時々旦那や‘ちょん’が食べ過ぎて苦しくなると
「お母さんはいつもこんななんだね」と言う。
今ならお母さんの気持ちがよくわかる、と苦しげにしている。

そう、母は毎食その状態。
横になっているからって楽々休んでいるわけじゃない。
ひたすら時間が経って楽になるのを待つのみ。
どうやったら治るかとかそういう問題ではなく
胃がない人間は、程度は違えど一生この生活なのである。
だからこれが日常となっても仕方がない。
前にも書いたけれど
みんなが心配しないってことは平穏に暮らせているということ。
それが望ましい姿なのに、時々なんとももどかしくなる。
それは体調の良し悪しだったり、気分の浮き沈みだったり
些細なことに左右されて、そのたびに情けなく思う。

昨日娘たちと買い物に出かけたとき‘ちょん’がふと
「すっかり普通になったね」と言った。
体型も動きも病人らしくなくなったし
服装も普通のお母さんて感じ、なんだそう。
服装…
そう、最近ワンピースというかジャンパースカート?を着ていて。
スカートやパンツだとウエスト部分がお腹の傷に当たって痛くて
それがまた傷が開いたりの原因になるから
ウエストフリーなワンピースが
一番お腹を気にしなくて楽ちんなことを発見。
冬はスース―してお腹が冷えるから駄目だけれど
これからの季節はワンピースに限る。
下手すると妊婦と間違われそうだが、もうそんな風貌じゃないし。
気を抜いてお腹を突き出して歩かないよう気を付けなくては。

そうなると1枚くらい新しいのが欲しくなるもの。
でもなかなか年相応なものが見つからず、あってもお高かったり。
あー、妊婦の時のジャンパースカート、取っておけばよかったな。

で、結局のところ
普通に見えるようになったってことは
娘たちにとって良かったのかなってところに行きついた。

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