イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

2017年ふりかえり

2017年12月31日 | 術後8年~

‘ちょん’はバイト、‘ぼんこ’は書初めに集中のため
今年は私一人で年越し料理の準備。
でも今回の年明けは恒例の食事会がないので
作る量も半分、出費も半分、気は軽い。

いつもと変わらぬ年越し料理。
のっぺ、ぜんまい煮、きんぴら、紅白なます、それから明日用の雑煮。
あとは新巻き鮭を焼いて
蒲鉾と伊達巻、刺身、親戚からいただく昆布巻きを並べる。
いわゆるお重に入ったおせちというものはない。
黒豆や田作り、海老などは娘たちが食べないのであえて買わず
唯一栗きんとんを作るくらい。
‘ちょん’の大好物なのはもちろん
市販品よりさつまいもから作った方が美味しいので、これだけは手作り。
‘ぼんこ’は年越し料理全般好きなものがないので
黒こしょうをまぶしたハムとカルパスだけを楽しみにしている。

神棚と仏壇にお参りして、ご馳走を食べて
紅白と笑ってはいけないを交互に見て、いつもの年越し。

そして一年を振り返る。

‘ぼんこ’は小学校最後の年、
修学旅行や陸上競技会など思い出に残る年であった。
自分がやるべきことに対する責任の自覚と
新しいことに挑戦する勇気が少しずつ芽生えてきたように思う。

‘ちょん’は何より朝晩の通学ご苦労さま。
「学生なんだからそれくらい当たり前」 と叱咤激励しているが
よく頑張っていると思う。
学校では目標を持って技術と知識の習得に励んでいる様子。
バイトでは周りの方々に良くしていただき
ここまで続けられていることはありがたい。

そして私。
春に一ヶ月寝込んだ以外、体調は安定している。
お腹の調子をうかがいながら、食べたいものを食べて体力維持。
体重も食べる量もこれ以上増えないし
この状態が一番体に負担がかからずいいのだと思う。

健康状態は問題ないが
ここ数年の間で感じるのは様々な衰え。
商品裏の説明書き、チケットの注意書き、全然見えない。
手元では見えないけれど遠くに離すと見える、正に老眼。
細かい作業で目を酷使していることは自覚しているが
その作業自体不自由を感じてきて、ついに老眼鏡を使用。
これがびっくりするくらいよく見える。
今まで眼鏡とは無縁だったので
今更にして眼鏡ってすごい!と感動。
眼鏡をかけるだけで作業効率が格段に上がる。
とりあえずこれでもうしばらくはちくちく作業は続けられそう。

そしてもうひとつ身に染みて感じるのが記憶力・思考力の低下。
何かをやろうと思ったとき
一瞬注意をそらすと、何をやろうとしていたのかを忘れてしまう。
買い物のとき、いつもチラシを見てメモするのだが
前は大体覚えていてメモを見なくても買えていたのが
今は買い物途中に何度もメモを見返さなければならない。

そして思考力の低下を感じるのは食事のメニューを考えるとき。
献立を組み立てる能力の低下したというか
バランスを考えて何品か思い浮かべつつ
どれかを忘れてそれを補うものをもう一品余計に作ろうとしてしまうとか。
途中で 「あれ、これいらなかった」 と気付いたり。
頭の回転が鈍くなった感じ。

今まで記憶力には自信があっただけに心配もあるが
いずれにしてもやろうと思っていたこと自体は覚えているので
どれも老化現象らしい。
とは言え、忘れてしまうというのは非常に不便である。

そしてもう一つ衰えを感じているのが頭と体の連動。
目が悪くなったせいもあって運転はより慎重になった。
雨の日や夜の運転は前より気を遣うし
最近感じるのは駐車場にバックで入れるときに
サイドミラー、バックミラー、目視と何度も確認してしまう。
何度も切り返さなければ入れられないわけではないし
慎重になっているということは安全につながるからいいんだけれど。
今までなんとも思わずスムーズにできていたことが
ちょっと考えないと心配になってきていることは確か。

と、考えたら
一年の締めくくりが老化の再確認になってしまったが
自分が老いる分、娘たちがしっかりしてきてくれているので
私がフルに頑張らなくても大丈夫だと安心している。
今から二十数年前、
今の私のように少し年齢を感じるようになった母を
「何やってんの~」 と笑って見ていたのを思い出す。
今の私はあの頃の母娘と同じになってきたんだな、と思う。
これからは娘たちの言うこともよく聞かなくちゃ。

最後に、
今年は友人たちとのTDS旅行に、娘たちとの東京観光、
その他いろいろ楽しいことがたくさんの充実した一年であった。
‘ちょん’の進学に伴う生活の変化で毎日あっという間ながらも
‘ちょん’が自立しつつある分
‘ぼんこ’との時間を多く持てたとも思う。
2017年に悔いなし。
来年も充実した一年になりますように。

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