イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

特等席

2013年08月03日 | 術後4年~

昨日今日と長岡祭りの大花火大会。
お天気に恵まれ、例年通り大勢の見物客で賑わった。

昨日は‘ちょん’は友だちと自転車でお出掛け。
ヨーカドーのフードコーナーで持ち寄った夕食を食べ
毎年大行列となるプリクラを撮り
大手大橋のたもとで花火見物をしたそう。

‘ぼんこ’と私は予定通り
家の窓からとケーブルテレビでのダブル花火鑑賞。
夕食は‘ぼんこ’が選んだ冷やし中華とベーコンのマヨネーズ焼き。
涼しいのでエアコンは入れずに窓を開けた。
部屋の明かりを消してカーテンを開けると
窓の真ん中にちょどよく花火が見える。
ケーブルテレビでは正面からの映像、窓からは斜め横からの眺め。
花火の色は実物が断然きれい。
赤、黄、金、銀とくっきり鮮やか。
私はソファに座って三角クッションにもたれ
‘ぼんこ’はデスクチェアを引っ張ってきて
一番高い位置に合わせてベストポジションで鑑賞。
食べたいものを聞いて渡してあげると「王様みたい」と喜ぶ。
「王様のおおせのままにー」と二人で笑った。

今日は今日で大会を明日に控えた‘ちょん’は
家でゆっくりして早めに寝たいと言う。
‘ぼんこ’も「家でテレビで見るー」と言うので
お出かけはせず家で花火鑑賞。
早めに夕食を食べ終えて
いただいた枝豆をつまみに昨日と同じスタイルで三人で眺める。
旦那は
「オレは近くまで行って見たいから」とひとり自転車で出掛けた。

今日もやっぱり「王様みたいだね~」
ここ数日暑さも和らいで夜風が涼しく
“納涼”と言うにふさわしい、風情ある夏のひととき。
私もできることなら近くまで行って見物したいが
食事の調整や、調子が悪くなった時の心配などを考えると
家でゆったり見る方が心身ともに疲れないので、これで十分。
我が家のリビングは長岡花火見物の特等席。
風向きによっては会場のアナウンスまで聞こえてくることに
今年初めて気が付いた。
間近で見る大迫力とは一味違い、遠くから離れて見る花火は
玉のはじけ方も色の変化もゆったりと趣がある。
これぞ日本の夏。

常に最高のものを求めなくても
その時々でベストなものを楽しめる。
これは体が思うように動かせなくなってから気付いたこと。
身に付いた知恵。
世間一般で言う最高なものが万人にとっての最高なものではない。
自分が最高だと思えば、それ以上望むことはない。
それを人目を気にしたり、恥ずかしいと思ったりしていては
本当の幸せには巡り会えないのだ。
病気であることや、やりたくてもできないことを言い訳に
人生を悲観してはいけない。

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