goo blog サービス終了のお知らせ 

Swallowtail

着物のこと。歌舞伎のこと。
私のもとにやってきた小さな命のこと。
新米ママが綴る日々の徒然☆

つぶやき 4/28

2010年04月28日 | 日記
今日は歌舞伎座の大千秋楽ですね。
  めでたい焼きも、歌舞伎座前の甘栗屋さんも
  今日で廃業とのこと。
  「ひとつの時代の終わり」なんですね。
  歌舞伎座最後の日に立ち会ったブロガーさん達の
  発信する情報をチェックするのが楽しみ


最近気になるコマーシャル。
  大橋のぞみちゃんのポテチ。
  ♪ポテトチップスらぶ。らぶ。♪ 
  が頭から離れない。


我が家は「アイリス」ハマってます。
  意外なことに、ダンナ主導。
  先週末、TBSのBSで8話までの一挙放送してたのがキッカケ。
  今まで持ってた韓流ドラマのイメージと違う!
  最近ダレ気味の24に飽きた方~、オススメ


年明けてから、きもので出かけようと思うと必ず雨
  しかも、ドシャ降りの日が多い。
  大体洋服に変更しちゃうけど、どうしてもきもの、
  の時はポリか、現地で着替えてる。
  春らしいきもののおしゃれを満喫したいのにな~!


見たい展覧会備忘録
  マネとモダンパリ展 
  ボストン美術館展 
  生誕120年奥村土牛 


そういえば、奥村土牛さんの日本画は歌舞伎座にも
  飾られていましたね。
  改めて、歌舞伎座の空気を思い出す。
  「全ては、記憶の中」
  私はもう実際には見れない。
  思い出を愛でる。それも美しい。
  


ランキングに参加しています。
☆よろしくお願いします☆

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

にほんブログ村 演劇ブログ 歌舞伎へ
にほんブログ村







手のしごと

2010年04月27日 | きもの
今日は着付けのお稽古日。

今日習ったのは、立て矢系の『飛蝶の舞』
振袖に合わせる帯結びです。





私が通う学校では、年間に数十種の創作帯結びを習います。

最初は基本形の文庫や立て矢を懸命に習って、練習して。
なんとか形にするのが精一杯です。

習い進んでいくうちに、基本形のバリエーションをいくつもいくつも習います。
正直、「この前習ったのと同じ...?」と一瞬思うことも。

それを繰り返している時期に、ふと、
「こんな微妙な差しかないものをいっぱい習ってどうするんだろう?」
という疑問が心に浮かんだことがありました。


人生ってほんとに不思議なもので、そういう疑問を持った時期に、
先生から「答え」になるような話を聞きました。


 「手を慣らすためにいろんな帯結びを練習するのよ。

  帯結びを練習するうちに、『きものの手』になってきて、

  きものも帯もきれいに着れるようになるんだから。

  だから、面倒くさいと思っちゃだめ。

  家で練習できなくても、一回一回のお稽古が、『きものの手』を作るのよ。」


はっと目が覚めました。

「この帯結びはできた」、「ここまで進んだ」というのは
目標じゃないんだ。


近道はないんだな。ちょっとずつちょっとずつ、進むしかない。
でも、もちろん、その道の間にご褒美があって、
きものを着るときの華やいだ気持ちや、
新しい帯結びが上手にできた!っていう達成感だったりする。
でもそれらは「ご褒美」

最終目標は、先生のいう、『きものの手』を作ること。
そして、きっと、
自分の手でも、なにかを作り出すことができる、
ということを学ぶこと。




きものを着るようになってから、手で作り出すものに
以前より強く魅力を感じるようになりました。

学校で、和裁や染色を勉強している人たちに囲まれているからかもしれません。
手づくりの仕事のクリエイティビティはすばらしい!
無の状態から、手のひらでお花を咲かせているようなものです



私は着付けしか習ってないけれど、着付けも手で作り出す仕事。


きものに手を通し、下前と上前を打ち合わせるとき、
ああ自分はきものを着てるんだな、と実感することがよくあります。
きものは手で着姿を作る。
洋服ときもの、どちらも同じ「着る」という動作。
一番違うのは自分で帯やきものを形作ることにあると思います。

洋服のおしゃれも大好きだけど、自分の手で「着ること」を作り出す喜びは
きものに勝ることはありません。

手で作り出すものについて書いた、画家バルテュスの夫人である
節子・クロソフスカ・ド・ローラさんの言葉に共感したので紹介します。



「手は、その主(ぬし)なる人の心の使者であり、

 手で作られたものは心の覚えなのです。

 印刷された文字と筆書の書、

 機械で切られた木と鉋(かんな)で削られた木、

 缶詰の食べ物と手料理、それぞれの違いは、

 人の心と直接のかかわりを持っているか否か、

 手のぬくもりのうちに生まれたか否かの違いです。

 手を通して作られたものの中には、

 生きているものがこめられているが故に温かいのです。」

「『和』をつくる美」より

※ヨコ書きでも読みやすくするために、
  適宜改行と( )内の読みを追加しました(Litty)



ランキングに参加しています。
☆よろしくお願いします☆

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

にほんブログ村 演劇ブログ 歌舞伎へ
にほんブログ村



オススメ☆干しパパイヤ!

2010年04月25日 | Litty's Kitchen
料理をする全てのヒトに、
オススメしたいものがあります


それは....



じゃんっ!




干しパパイヤです


見た目から分かるように、ドライフルーツのパパイヤとはまったくの別モノ。

昨年末に石垣島に行ったときに、
民宿のおかみさんに、「肉と一緒に煮込むと、肉が柔らか~くな~るさ~」
と進められて、石垣の市場で購入したものです。

切干大根とそっくりな形状で、45gで400円。
他の乾物に比べると、若干お高め...
うちの旦那さんは、料理が趣味で、主婦なみにコスト感覚が鋭いので、
「高っ!別に必要ないよ~」と購入にあんまり乗り気ではない様子。
だけど、「いっかい試してみる!絶対おいしくするから!」と押し切って購入。

でも、一袋しか買ってこなかったので、なんとな~く、
もったいなくて使わずにきてしまったのです。

来週からまた宮古島に行くこともあり、
いま味を確かめて、良かったら追加購入...の腹積もりで、
昨日、調理してみました。


あんまり、詳しいレシピとかは書いてないので、適当に水に戻して。
豚の角煮に入れてみました。

こんな感じ。




これが!
ドンズバにうまかった!


買う必要ないと言ってた旦那さんは箸を置いて、
「ウマイ!!!...参りました...」
と言ってくれました

パパイヤの酵素で、お肉がホロッホロに柔らかくなるのと、
パパイヤ自体が、千切りの大根をおばんざい風に炊いたような、
ほろっとした食感で、お肉のうまみもよく吸います。

いつも「肉肉野菜肉肉肉」の方でも、
「パパパ肉パパパパパ」くらいの配分になること請け合いです。


おいしい以外にもうひとつの利点は、すぐ煮えるので、調理簡単。
5分ほど煮れば十分味が染みます。


私は、角煮を圧力鍋で作ったので、
下茹で加圧→味付けて加圧→減圧してから投入しました。
角煮自体にもテリが出るので、一石二鳥。

それから、今回戻し汁は使わなかったのですが、
戻し汁自体にパパイヤの甘みがあるので、
これを使ってお肉を煮込めば、
みりんやお砂糖をあまり使わなくて済むのではないかと思います。

お酢を足して、マリネ液にしても爽やかな風味で良いかもしれません。

干しパパイヤのレシピ、いろいろ研究してみようと思っています♪
おいしい食べ方があったらレポートしま~す


Litty the 干しパパイヤ普及委員


ランキングに参加しています。
☆よろしくお願いします☆

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へにほんブログ村

にほんブログ村 演劇ブログ 歌舞伎へにほんブログ村








御名残四月大歌舞伎 第一部

2010年04月23日 | 歌舞伎


雨の歌舞伎座。昨日行ってきました。

「御名残木挽闇争」

曽我五郎はじめ役者さん一同がセリあがってきたとき、息をのみました。
美しい...!

若い役者さんがいっぱいで、華やかで、
歌舞伎の繁栄を表している...と思いました。

要所要所でキマって、見せ所満載でした。

源氏旗が出て全員で持つ所は平面横並びだったので、
俯瞰で見れたから良いけれど、
大体はおのおのがそれぞれに動いてキメて、動いてキメて、
の繰りかえしなので、正直迷いました。
「誰に焦点を当ててみたら良いか迷う~!」

もちろん、嬉しい迷いなんですけどね♪


「熊谷陣屋」
吉右衛門さんに泣かされました。
主君への忠義立てと、子を思う気持ち。
「16年は一昔...夢だ...ああ夢だ」
やるせなさが響いてきました。
送り三味線も、切ない音色。

見ている最中から、もう一度見たい!と思ってしまいました。

富十郎さん、張りのある声で、若々しい弥陀六でした。
鎧櫃をなかなか背負わなかったけれど、やはりお膝の影響なのでしょうか?


「連獅子」
中村屋、親子三人でぴったり息のあった呼吸。
すばらしかったです。
踊りのテクニックもものすごかったけれど、
体力にも感心しました。
いったい何回回るんだ!?と思うくらい、大サービス。

今回も父と見に行ったのですが、
父は、後見さんが出てきたら、すかさずオペラグラスを手にしてました。
さては...とピーンときました。

父は、小山三さんが好きなようで...お顔を確認させていただいていた模様(苦笑)
つられて私も確認しました。


-----------------------

これで、私の、現在の歌舞伎座での観劇はおしまいです。

観劇歴の浅い私とは短い付き合いだったけれども、ほんとにお世話になりました。

歌舞伎座は銀座の街中の、そこだけお江戸の異空間。


ある人にとっては、人生の真ん中の大きい部分に鎮座して、
ある人にとっては、たまに行く、趣味の世界。


ある人にとっては、貴重な、特別な特別な日の思い出と一緒に。
それは例えば、東京見物のツアー旅行の思い出だったり、
デートで行ったさよなら公演の幕見だったり、
学生のときのちょっと退屈に感じる歌舞伎鑑賞会の思い出だったりする。

思いの深さは人によりけり、いろいろあれど。
家族や、友達たちとのいろんな思い出と一緒にリボンをかけて、
私たちの心の中にずっと住んでいてください。


3年後、新しくなって帰ってくるのを楽しみにしています。

そして、私たちの人生の一部でいてください。

ありがとう、歌舞伎座。


ランキングに参加しています。
☆よろしくお願いします☆

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

にほんブログ村 演劇ブログ 歌舞伎へ
にほんブログ村







最後の....

2010年04月22日 | 歌舞伎
今日、歌舞伎座で第一部を見てきました。
私の今月の観劇は、後にも先にもこれっきり。
現在の歌舞伎座とはお別れでした。

三演目とも、とっても楽しんで、
写真パチパチ撮って、
わー最後だね、寂しい~!
名残惜しいね~!

で、7月の赤坂は絶対見ようね!約束~!

みたいな感じで、あんまりしんみりすることなく
バタバタっと帰宅したのですが
ねむねむ様のBLOG→を見たら急に寂しくなって。
ただいま、センチメンタルモード全開です。


初めて幕見したときのこと思い出して...


ねむねむさんのBLOGではコメントできなかったのでこちらでご挨拶...
トラックバックさせていただきました&泣かせていただきました。


観劇日記は別途書くことにして、今日は歌舞伎座の思い出に浸ります。



ランキングに参加しています。
☆よろしくお願いします☆

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

にほんブログ村 演劇ブログ 歌舞伎へ
にほんブログ村