先週日曜日はきもの学校主催の講演会がありました。
今回は産地の方を招いて、製造工程や技術的なことを
お話いただきました。
長い歴史の中での技術をここまで発展させ、
昇華させていくまでの産地のかたがたの努力や、
また、技術や伝統を継承していくうえでの工夫もされていて
本当にすばらしいお話でした。
講師の方のお話を聞いていて、
その方の、きものへの愛をひしひしと感じました。
それを勉強したうえで、そして、
もちろん職人さんへの尊敬をもったうえで
私の心に浮かんでしまった本音....
きものが、普通のOLがおしゃれで着れるような
価格帯になればいいのにな~!
講演後に講師の方とお話させていただいたのですが、
その方の経営する機屋では
ひとつの図案ができたらその意匠では
5本程度しか仕立てないそうです。
「人が着てない物を着たいわ!」という
着る人側の気持ちを考えて、
ということもあるのでしょうが、
本当に苦労して作り上げるからこそ、
もったいないな~、と思いました。
意匠化して紋紙を一度作れば、あとは数多く販売すれば
価格が安くできないのかな。
販売方法も、共同購入みたいなシステムにして、
購入者が20人集まればこの価格で販売します、
と言う売り方にすれば
皆ハッピーになれるような気もする...
↑20人っていうのは、
例えばの話なのでどんぶりですが、
損益分岐点から逆算していただくとして。
全国でウン十人レベルだったら、
同じの着てる人に出会うリスクもさほど
高くないような気もするし。
きものって季節性が高いし、
かといって洋服のように柄や形の流行が早いわけでもないから、
たとえば、いまちょうど季節が過ぎたスミレだったら
来年の1月頃までに仕立てあがってくれば全然良いのです。
だから購入者募集の期間を少し長くとって....
などなど、いろいろと考えてしまいました。
正直、こんなハナシ、誰でも思いつくのかもしれません。
分かってるうえで、守らなければいけないこと。
例えば、伝統的な商慣習を守るために
あえてそうしてるのかもしれません。
私だって、売り手の立場も想像できます。
職人さんの思い。
産地のブランドを守らなければいけないこと。
物を作ってから販売するまで、いろんな人の手を通ること、
伝統があるぶん、しがらみもある。
どれもこれも、すっごい分かります。
着る側にも、高価なものを身に着けたい、
っていうニーズもあると思うし。
安くきもの着たいのなら、
吊るしで安く売ってるポリ買えばいい、
木綿のきもの買えばいい、
確かにそれもあるけれど、
絹のきもののよさ、着てみると肌で分かるじゃないですか。
すべらかさ、やわらかさ。
手を通したときのひんやりした感覚。
そういうのを知らない人ばかりになってしまったら、
文化として、先がない。
じゃあ、絹で安いものなら中国でお仕立てしたものを、
ってなって、そこで思考停止になっちゃう。
でも、このままだと、
きものが「きもの愛好家」のためだけのものになる道まっしぐら
ですよ。
とはいえ、
今週、サントリーがイオンのPBビールの生産を打ち切った話を知ったけど、
古い商慣習を打破することって本当に難しいですよね。
↑このニュースはこちらで読めます
やるかやらないか、のゼロイチの話にならないで、
皆少しずつ、歩み寄りして皆が幸せになれたら
ステキなのにな。
そして、きものが、「きもの愛好家」のものになるんじゃなくて、
「みんなのきもの」になればいいのにな~。
ランキングに参加しています。
☆よろしくお願いします☆
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今回は産地の方を招いて、製造工程や技術的なことを
お話いただきました。
長い歴史の中での技術をここまで発展させ、
昇華させていくまでの産地のかたがたの努力や、
また、技術や伝統を継承していくうえでの工夫もされていて
本当にすばらしいお話でした。
講師の方のお話を聞いていて、
その方の、きものへの愛をひしひしと感じました。
それを勉強したうえで、そして、
もちろん職人さんへの尊敬をもったうえで
私の心に浮かんでしまった本音....
きものが、普通のOLがおしゃれで着れるような
価格帯になればいいのにな~!
講演後に講師の方とお話させていただいたのですが、
その方の経営する機屋では
ひとつの図案ができたらその意匠では
5本程度しか仕立てないそうです。
「人が着てない物を着たいわ!」という
着る人側の気持ちを考えて、
ということもあるのでしょうが、
本当に苦労して作り上げるからこそ、
もったいないな~、と思いました。
意匠化して紋紙を一度作れば、あとは数多く販売すれば
価格が安くできないのかな。
販売方法も、共同購入みたいなシステムにして、
購入者が20人集まればこの価格で販売します、
と言う売り方にすれば
皆ハッピーになれるような気もする...
↑20人っていうのは、
例えばの話なのでどんぶりですが、
損益分岐点から逆算していただくとして。
全国でウン十人レベルだったら、
同じの着てる人に出会うリスクもさほど
高くないような気もするし。
きものって季節性が高いし、
かといって洋服のように柄や形の流行が早いわけでもないから、
たとえば、いまちょうど季節が過ぎたスミレだったら
来年の1月頃までに仕立てあがってくれば全然良いのです。
だから購入者募集の期間を少し長くとって....
などなど、いろいろと考えてしまいました。
正直、こんなハナシ、誰でも思いつくのかもしれません。
分かってるうえで、守らなければいけないこと。
例えば、伝統的な商慣習を守るために
あえてそうしてるのかもしれません。
私だって、売り手の立場も想像できます。
職人さんの思い。
産地のブランドを守らなければいけないこと。
物を作ってから販売するまで、いろんな人の手を通ること、
伝統があるぶん、しがらみもある。
どれもこれも、すっごい分かります。
着る側にも、高価なものを身に着けたい、
っていうニーズもあると思うし。
安くきもの着たいのなら、
吊るしで安く売ってるポリ買えばいい、
木綿のきもの買えばいい、
確かにそれもあるけれど、
絹のきもののよさ、着てみると肌で分かるじゃないですか。
すべらかさ、やわらかさ。
手を通したときのひんやりした感覚。
そういうのを知らない人ばかりになってしまったら、
文化として、先がない。
じゃあ、絹で安いものなら中国でお仕立てしたものを、
ってなって、そこで思考停止になっちゃう。
でも、このままだと、
きものが「きもの愛好家」のためだけのものになる道まっしぐら
ですよ。
とはいえ、
今週、サントリーがイオンのPBビールの生産を打ち切った話を知ったけど、
古い商慣習を打破することって本当に難しいですよね。
↑このニュースはこちらで読めます
やるかやらないか、のゼロイチの話にならないで、
皆少しずつ、歩み寄りして皆が幸せになれたら
ステキなのにな。
そして、きものが、「きもの愛好家」のものになるんじゃなくて、
「みんなのきもの」になればいいのにな~。
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