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Swallowtail

着物のこと。歌舞伎のこと。
私のもとにやってきた小さな命のこと。
新米ママが綴る日々の徒然☆

ひとつの季節の終わり

2010年07月02日 | きもの
単衣納め。

9月も着れるものは残し、
6月しか着れないものは始末をして、また来年。

今年の6月は、あまりきものを着られなかった...。
早くこの季節を、とずっと待っていたのに、
大好きな菖蒲柄のお単衣にも袖を通すことができずじまい。


きものを着始めた頃は、なにしろ慣れないので、
この季節、衣替えのルールに悩まされたっけ。

単衣は年間に2ヶ月しか着れないし、
薄物の季節もいろんなルールがあって、最初は難しく感じました。
帯も、6月から着用できるもの、盛夏しか着用できないもの、
着物と帯の素材的に、あわせられるもの、そうじゃないものも。

最初は、混乱したのだけど、着始めてしまうと、
なるほど~!と納得することが多くて。

例えば、帯のこと。
6月も10日を過ぎればきものの衣替えに先駆けて、
夏帯を着用できる、というのは、
見る人の目に涼やかに映るものを、という気遣いから、と
聞いたことがあります。


衣替えも、四季のある日本ならではの習慣。
面倒がらずに、大事にしたいと思います。



ところで、今週末はきもの学校の試験。
私は8月末で修了する予定なので、「卒業試験」のようなものです。

お稽古ごとでこんなにハマったのは、久しぶり?いや、初めてかも。
踊ったり、歌ったりの発散系習い事より喜びが大きかった。
もともと、少しずつ、コツコツやるタイプなので性に合っていた、
ということもあるかもしれない。


でも、一番大きいのは、自分の生活の中にきものを着ることが
うまく根付いたから、のような気がします。



初めて、きものが生活の一部と感じた思い出は、
2年前のお正月、旦那さんの実家に帰省したときに、
義妹に着付けたとき。

習い始めたばかりで、うまくいくか、内心ドキドキでした。

いま写真を見ると、仕上がりはイマイチなんだけど、
義妹はめっちゃ喜んでくれて。
その着物姿を両親も喜んでくれて、写真取りまくり。

そんな姿を見て、本当に嬉しかった。
身近な人に着せ付けて、その人が喜ぶ顔が見られること。

そして、自分で着られる/着られないに関わらず、
皆、きものが好きなんだなあ~!って痛感したこと。


この笑顔の思い出もあって、頑張れたのかもしれません。


ひとつの季節が終わり、次へ。
自分の中の時代の節目のような気がしています。


2年間の最後の試験、いつもより気合入ってます。
燃えるぞ~!



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パーソナルカラー診断

2010年06月26日 | きもの
先日、我が家に遊びに来てくれたオトモダチ、Kちゃんが
パーソナルカラー診断をしてくれました


パーソナルカラー診断とは、
髪、瞳、頬、唇の色や印象から、その人に似合う色を診断する
カラーコンサルティングのことです。


Kちゃんは、カラーコンサルティングの学校に通って勉強を続け、
今は周りの人の診断をすることで実地の経験を積んでいるそう。
私のうちにも、診断ツールを持ってきてくれました。


パーソナルカラー診断は春夏秋冬の4つのうちから、
似合うカテゴリーを見つけてもらえるのですが、
診断の結果、私はウィンター&サマータイプ、
両方のカテゴリーの色が似合うようでした。

それぞれの説明はこちら↓(Allaboutのページにとびます)


ウィンタータイプ

サマータイプ


ウィンターとサマーは、ともにブルーベースの色が似合い、
サマーの方が薄い色(シャーベットカラー/アイシーカラーと呼ばれるそう)
という分類だそうです。


反対に、スプリング&オータムはイエローベースの色が似合うそう。


なので、私は、ピンクでいえば、黄色味の強いサーモンピンクより、
青みがかったフューシャピンクやアイシーピンクが似合う、とのこと。

日本の伝統色でいえば、「桜色」「撫子色」あたりです。


ウィンター&サマータイプのカラーチャートを見ていると、
自分の好きな色味が揃っていることにびっくり。


自分のクローゼットのアイテムの色にかぶってるのです。
そして、その傾向は、着物のほうが顕著でした!

桜色のお召し、青竹色の小紋、
この前仕立てたばかりの着物は玉子色、
チャートの中の名前で呼ぶとすれば、
ウィンタータイプの色、アイシーイエロー。


何度も何度も、体に当てては顔写りをチェックしながら選んでいるからなのか?
不思議だな、と思いました。


反対に...
盲点だったのは、白の色味です。

ウィンター&サマーは、純白が似合うそうなのですが、
ずっと白練や鳥の子色など、アイボリーっぽい半襟をつけることが多かったのです。


何で読んだか忘れましたが、純白よりは少し黄味の入った半襟のほうが
顔写りがよくなる云々というのを読んだことがあるので...
なんとなく教科書に従っていた的なところがありました。


たしかに、純白の半襟はパキっと映えて印象が良くなるので
そのたび、「おっ♪」なんて思ってたのですが、
後付の知識に押されて、白の半襟の登場回数が減ってたかな..。


やっぱり、ぱっと見たときの印象って確かなのかもしれない。
なんでも言われたままにやるのはダメなのね。
やっぱり自分の感性を信じなきゃ。


今後は半襟は純白でいきます!


今回の診断は、ものすごく勉強になったし、色に関する興味が深まりました。
Kちゃんに感謝です
きものの色味のことで、いろいろ相談できそうだし、心強い!


きものっ着は是非、パーソナルカラー診断してみてください!
オススメですよ~



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キモノで庭園散歩

2010年06月22日 | きもの
旦那様からの誕生日プレゼントの着物、
先週仕立て上がってきました~

週末、早速着用して、2人でおでかけしてきました。


コーディネイトは↓





光沢のある玉子色の本塩沢。
顔写りが良い色で、気に入っています。
絽の染め帯を合わせました。蝶柄の江戸紅型です。


帯が夏物なので、小物も夏物。
着物と帯が優しい色の組み合わせなので、
帯揚げ帯締めは効かせ色。



さて、お出かけなのですが...

我が家は車がないので、こんな感じ↓のお出かけが多いです。

-都電荒川線の旅
-都バス(みんくる)の旅
-チャリ旅

が定番です。
行き先は、時代劇の舞台になりそうな下町や、神社仏閣が多いです。
坂道も好きなので、お江戸の匂いが残る町並が好きなんですね。
(是非、タモさんの坂道学会にいれてほしい!)

こんなことを話すと、友達からは、なんか熟年っぽいね~!って言われます(汗)



で、この日はみんくるDay。
バスに乗ってのお出かけ先は、いつもよりちょっとおしゃれに
ホテルニューオータニ。
こちらのお庭が広くてきれいだよ!と連れて行ってくれました。


お庭、というより、森です!森!







広さは約4万㎡!
江戸時代には近江彦根藩の井伊家屋敷、
それ以前には加藤清正公の下屋敷があった場所だそうです。
広大な敷地に沢山の樹木の緑、思わず都心だということを忘れてしまいそうになります。

私は着物だから大丈夫だったけど、旦那さんはかなり蚊にさされていたらしい...


その後、ホタルを見に、椿山荘に移動。
自宅からも近いこともあって、結婚する前から毎年恒例行事です。

早く暗くならないかな~、の図。




お出かけしたのはすこし蒸し暑い日でしたが、
本塩沢は生地にシャリ感があり、涼しく感じました。


仕立ててくださった方は私が通う学校の卒業生さん。
この春から和裁士さんとして独立された方です。(Blogはこちら)


実は私、お会いしたことがある方にお仕立てをお願いするのは
初めての経験だったのです。


呉服屋さん経由だと、和裁士さんに直接お会いすることがないので...


縫い目のひとつひとつに仕立ててくださった方の誠実さが現れているようで、
思わず撫でてしまいました。
縫い目フェチです。
しつけをとる時も、何故かいつもより丁寧に...。

思い出いっぱいの大事な一着になりました。感謝感謝です。




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はじめの一歩

2010年06月08日 | きもの
今日は曇り空。
ぽつぽつ小雨が降ったりやんだり。

最近気持ちのいい晴れの日が続いたおかげで
心が弾むような気分ですごしていたけれど
一変した今日はなんとなく地味~な気分に...

日差しのありがたさを痛感。


さて、今日の着付けのお稽古。
帯結びは二枚扇。





小さい背中...とお気づきかもしれませんが、
モデルになってくださったのは、70歳台後半の女性です。


私と同じ師範課程を取得しています。
毎回、きものが入ったキャスターバックをガラガラひきながら、
お休みせずに登校してくる、とても熱心な方。


年齢に関係なく、長時間のペーパー試験も、実技試験もガチンコで、
他の生徒と一緒に受けてます。


ずうっと、「きものは人に着せてもらうもの」だったけど、
2年前に一念発起して、着付けを習い始めたそう。


「若い人はいろいろ目標あるだろうけど、私の場合は単なるボケ防止なのよ~」


なんておっしゃるけど、本当にまじめに、コツコツ勉強されてる姿を見ていると、
なにか新しいことを始めるのに、年齢的に遅い、ってことは全くない!
と痛感します。

なにかやってやろう、というガッツがあれば、それがその人のタイミング。


そして、家族など、周りの人の応援も大事。

「ご隠居さん」扱いで、大事にしすぎちゃうせいで老けちゃう人って
いっぱいいると思います。


この方が同居されているご家族は、
「せっかく勉強するなら、できることは何でもやってみたほうがいい」
と「自立」を促し、いろいろお膳立てして応援してあげてるみたいです。

今では、以前使うこともなかったデジカメでの撮影や、
着付け小物などをネットで調達することも日常茶飯事。
みんなのうたで、「コンピューターおばあちゃん」っていう歌がありますが
それを地で行ってます。


家族の理解があったおかげで、ぐーんと世界が広がったんですね。


それに、若い人にない、それまでの経験と経験があるから、
もし歩みは遅かったとしても、内面的な実りがデカイような気がします。


まさにイイコトずくめ!


そう思うと、長生きするのが楽しみになります。
いつまで「はじめのいっぽ」を踏み出し続けられるだろう!って。



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今日のお稽古

2010年06月01日 | きもの
着付け学校の試験が7月に迫ってきました。

今日のお稽古では、試験前のラストスパートで、
新しく帯結び2つ習いました。

どちらもパーティーなどのときに、訪問着に合わせる帯結び。

長尾結び。
片流しのような、形のとりやすい帯結びでした



モンダイはコレ↓
新揚羽蝶太鼓。
3つ山五枚ひだの羽が4枚太鼓の中に入ってて、
形がとりづらくて....なんかモッサリ。



いやだわ~。恥ずかしい。
これも試験範囲だから、練習がんばらないと。

7月にあるのは、学校の試験なのだけど、
もうひとつ、今年受験予定の試験があります。

「着付け職種技能検定試験」
今年新設された国家技能検定です。


新しい目標ができたので、がんばります


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