オーストラリア旅行記 １

つっくんがまだ小さいため、海外旅行はしばらく無理そうなので、
７年前に行ったオーストラリア旅行について。
記録と記憶をもとに、全８回の連載(予定)です。

12月末には、４年前に行ったニューカレドニア。
1月中旬には、一昨年のラスベガス。
その他、ここ数年で訪れたスイス、カナダ、イギリス、フランス、
シンガポールについて掲載できたらと思います。(気の長い話だ)

1998年11月28日(sat)　1日目

日本→ケアンズ
朝７時半に家を出て、成田空港に９時集合。
空港では、両替を済ませた後、風邪薬、雑誌、水中写ルンです、などを
買って出国手続き。フライトまでの時間が長すぎて、時間を持て余した。
免税店で、会社の同僚向けお土産用タバコ２カートンを買って、機内へ。

パスポートや飛行機のチケットなど、出し入れする回数が多かったので
荷物を整理し始めると、財布が見当たらない。飛行機の離陸まで15分。
さっきの免税店で落としたのだとすれば、取りに戻る時間は無い。
客室乗務員に話して搭乗口まで戻り、電話で確認を取ったが、届けはなかった。
"当機はあと１０分でオーストラリアに向けて離陸します。このまま(財布が)
見つからなかった場合、お客様はどうなされますか？"と聞かれる。
仕方なく"財布が無くても、旅を続けます。"と答えていると、客室乗務員とママ。
手荷物の中にちゃんとあったらしい。
ホッとしたけれど、恥ずかしい。飛行機を降りてなくて良かった。。。
危ない、あぶない。この先の旅が思いやられる。ハラハラもんで出発。

機内はそれ程混んでおらず、定員の３分の１くらい。窓際の席に移動する。
オーストラリアまでは、ずっと海の上だから景色なんて変わり映えしない。(笑)
飛行時間は約８時間。ほとんど寝ずに、酒ばかり飲んで酔っ払っていた。

ケアンズに到着。現地の19時20分はもう夜。雲の中では雷が光っていた。
着陸の際、揺れたせいで、ママは少し飛行機に酔ったみたいだ。
飛行機を降り立つと蒸し暑い。ここは熱帯性気候と頭では知っていても、
冬の日本からたった８時間で冬と夏が逆転するのが不思議な感じ。
空港では出国の列が長かった。ワーキングホリデーが多いためらしい。

ホテルは「ヒルトン・ケアンズ」。
ロビーには巨大なクリスマスツリーが飾られていた。
２日目と３日目のオプショナルツアーを決め、Ｔ/Ｃで支払いを済ませる。
グリーン島一日ツアーと、半日ラフティングにした。
飛行機酔いが治らないママさんのために、夕食は近場で和食と決めた。
ホテル近くの日本料理店"山玄"で、ビールと鶏雑炊、串揚げ、おにぎり。
味はまあまあだけど、50A$と値段は高めだった。
「８時間もかけて、和食を食べに来たんじゃないぞ」と内心で思いながら
自分も風邪気味なのでこの日は早めに就寝。