つぶろぐ

息子の成長過程を追っていけたらな。でもその前に自分も成長せねば。。。

北東北 浪漫の旅

2007-08-09 04:29:26 | かつての旅日記
車内吊りのポスターを何気なく眺めていたら、JR東日本の
北東北デスティネーションキャンペーン特別企画
『高橋克彦 北東北浪漫の旅』というのが飛び込んできた。


さっそく駅でもらったパンフレットを開くと、
高橋克彦氏(岩手県盛岡市出身)の名作「炎立つ」「火怨」「天を衝く
ゆかりの地を訪ね、作品の世界を探求する旅

と書かれている。

少なくとも七世紀の中頃まで、日本は二つの国に分かれていた。
(大和朝廷のあった西日本と、陸奥(みちのく)と呼ばれた北日本)

そして陸奥には都に負けぬ眩しい輝きを発する平泉という大都市があった。
(中国との交易には十三湊(とさみなと)があって、博多よりも栄えた)

 「炎立つ」では奥州藤原氏と共に滅ぼされた平泉。
 「火怨」で大和朝廷軍と戦ったアテルイ(阿弖流為)。
 「天を衝く」では時の権力者・豊臣秀吉に最後まで抗った九戸政実。

国はなくとも 人の心に国がある。

ほとんどの人が知らない、もうひとつの日本。
現在の岩手県の二戸市、盛岡市、奥州市をめぐる歴史ロマンの旅。
学生の頃に訪れた高館で、芭蕉の「夏草や」の句をかみ締めた。
結婚してから訪れた江差藤原の郷では、かつての時代が再現されていた。
厨川の柵(ふたつの日本の境界線)跡、中尊寺、毛越寺、盛岡城址などなど、
一度は辿った路ではあるけれども、また行ってみたくなった。

高橋克彦氏のセミナーにも参加できる日帰り、1泊2日のツアーは
他の用事と重なってしまっている。今回は諦めるしかなさそうだな。(泣)
つっくんが歴史好きな少年になったら、いくらでも付き合ってあげるのに。

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