森ふれ

体験を通して、森にふれあい、親しみます。
そんな楽しい内容を紹介します。

小泉八雲の怪談ムジナ

2015年07月02日 | 日記
江戸は赤坂の紀伊国坂は、日が暮れると誰も通る者のない寂しい道であった。
ある夜、一人の商人が通りかかると若い女がしゃがみこんで泣いていた。
心配して声をかけると、振り向いた女の顔にはなんと目も鼻も口も付いていない。
驚いた商人は無我夢中で逃げ出し、屋台の蕎麦屋に駆け込む。
蕎麦屋は後ろ姿のまま愛想が無い口調で「どうしましたか」と商人に問い、
商人は今見た化け物のことを話そうとするも息が切れ切れで言葉にならない。
すると蕎麦屋は「こんな顔ですかい」と商人の方へ振り向いた。
彼ものっぺらぼうで驚いた商人は気を失い、その途端に蕎麦屋の明かりが消えうせた。
全ては狢(むじな)が変身した姿だった。
小泉八雲(ラフカデイオ・ハーン)「怪談」
(ウキペデイアより引用)


閉じ込められてちょっとかわいそうなムジナ(アナグマ)
いま子育て中だ。
(投稿:ワイルド三太)
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