
8月25日から二泊三日で槍ヶ岳表銀座縦走コースを歩いてきた。
まずは8/24にバスタ新宿から夜行便で白馬行きに乗り安曇野穂高駅で途中下車する。
穂高駅に予定通りAM4時半着。まずは燕岳へ向かうため、
そこから中房温泉行のバスに乗る・・・、はずだったが、降りたバスの後ろに南安タクシーが待っており、
陽気なタクシー運転手の計らいで、乗車定員4人を集められて中房温泉登山口まで向かうことになった。
4人で割り勘で運賃一人2000円。予定していたバスは1700円。
でもバスは5時発なので30分の余裕が出来るので良しとした。
中房温泉登山口に5時半頃に到着し、多少の腹ごしらえをしている矢先に雨が降り始める。
6時過ぎに出発したが、どうにも雨は止む気配がなく、カメラをザックにしまい、
完全防備のレインウェアを着込み歩くことになった。
登山口から予定通り約3時間で合戦小屋に到着。
こんな雨だから、もちろんスイカ売りもないし、
多くの登山客は軒下で休んでる。

合戦小屋から約1時間。燕山荘に到着。
約2年前には脱水症状にフラフラな状態で登ってきたけど、今回はだいぶゆっくりと
体調を気遣いながら登りなんとか今のところ万全だ。
しかし天気が残念。

燕山荘の軒下で少し休憩しながら、この先の予定を確認する。
進むべきか、変更して戻るべきか。
多くの登山者が同じくこの燕山荘で決断しているようだ。
予定を変更して燕山荘に宿泊やテントに変えてる多くの登山者。
この先へ進むという意見は少数意見だった。
雨、だんだん強くなっていく。
だが、意を決して大天井方面に進むことにした。
後に大天井方面に進んだことを後悔するほど、
雨が強くなった。稜線でもあるため風も強い。
それより何よりも雷が始まり落雷が一番怖かった。
無我夢中で歩き続けて大天荘に着いた安堵感は半端じゃない。
予定していた幕営を諦め、大天荘に素泊まりとして逃げ込んだ。

大天荘小屋で濡れた全身の着替えをし、乾燥室に衣類や雨具を吊るしてから
談話室で大きなため息とともに、ゆっくりと腰かけてから味わったビールは
五臓六腑に染みわたる最高の美味だった。
暫くゆっくりとしていると外の雨がだいぶ弱くなっていた。
外へ出てみたが、相変わらず真っ白。

なにやら、動く物を発見。
雷鳥だ!
しかも親子3羽。

雷鳥にほんのひと時、癒された。

雨はそれほど苦にはならないが、雷はダメだな。
しかも稜線では逃げ場がない。
これほどの荒れた天気は今までにない経験であった。
疲労困憊で初日は終了。
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