自分の花を

カメラ好きによる、写真で伝える自己満足の世界。

表銀座縦走~槍ヶ岳登山#2

2017年09月16日 |      北アルプス


表銀座縦走登山二日目。
大天荘で素泊まりをした翌朝、
昨晩早めに就寝したので4時頃から目が覚める。しかし最悪なことに雨がまだ止んでいなかった。
しかも前日よりも小屋に打ち付ける風の勢いがすごい。
テレビの前に同じ宿泊者が集まってくる。
天気が回復していると思い、早めの出発をもくろんでいたが、
予定外に足止めを食らう。また雨の中を歩くのかと憂鬱な気分になりながら
地図を広げ、エスケープルートも考えながら朝食をとる。

予報では昼前には天気は回復すると・・。

足止めをされていた登山者が6時頃から風雨の中を出発していく。
聞くと常念岳や燕岳へ向かう人たちだ。
残ったのは俺を含む槍ヶ岳へ向かう登山者たち。
7時過ぎ、槍ヶ岳組もボチボチと出発する人が現れた。
雨もだいぶ弱くなってきたので、俺も出発を始める。
残る槍ヶ岳組に「お先に!」と告げて
大天荘7時15分、出発。
風が強く、時折体を持ってかれそうになるが、
雨が止んできた。そして念願の槍ヶ岳が見えてきた。
上空の雲が異様な光景だ。





大天井岳山頂は残念ながら巻いて歩き、
暫くすると、大天井ヒュッテが見えてきた。
雨が止んできたので、ヒュッテのベンチで雨具をザックにしまう。
もう雨の心配はなさそうだ。
一先ず、「やれやれ」である。





確実に天気は回復している。
風も止んできた。
相変わらず上空の雲はおどろおどろしい。





稜線を気持ちよく歩く。
やっぱりこうでなくっちゃ!と足取りが軽くなる。





ビックリ平ら付近
裏銀座縦走路を右手に見ながら歩く。





時刻は9時半。ここで少し休憩する。
常念岳が大きくそびえる。
でかくて雄大だ。





ヒュッテ西岳に到着。10時15分。
ザックを降ろし休憩。





いままで槍ヶ岳を右に見て並行して歩いていたが、
ヒュッテ西岳からは、ついに前に見据えて槍ヶ岳に向かって進む。
ここから、これからのルートを指でなぞりながら確認出来るが、
果てしなく長く続く道のりのような気がする・・・。
カロリーの高い行動食を多めに摂取し、腰を上げ出発する。
さぁ、ここからだ!





稜線を振り返って自撮り。
ホントに天気が回復して良かったとつくづく思う。
そして小屋泊まりにして正解だったと・・。
ずぶ濡れになった衣服が乾いていること、これほどの安堵感はない。
これからの梯子、クサリ、階段を要する東鎌尾根を前に振り返る。





少しずつだけど、確実にあの頂は近くなっている。






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