goo blog サービス終了のお知らせ 

白い彗星の艦長室のひとり言

ガンプラをはじめとして、各種トイ、話題のアニメについて盛り上がりましょう。

ミハエルまさかの…

2006-05-28 18:49:07 | モータースポーツ/F-1
やっちゃいましたミハエル・シューマッハ。予選の第3セッションの終盤、ターンインでわずかにステアリング操作を誤ったかという挙動を示した後、マシンをコースサイドにストップ。あおりを喰ったのは、最終アタックに入っていた他のドライバー。中でも、チャンピオンシップを争う最大のライバルであるフェルナンド・アロンソもコース脇に止まったフェラーリを避けるためにミハエルのタイムを更新することはできなかった。

ここは、F1サーキットの中でも最も特殊なモナコ市街地コース。予選順位がレース結果に多大な影響を与えるために、ここでポール・ポジションを取ることは、勝利の80%を確信したも等しいコースで、ミハエルの取った行動は、誰もが「わざと止めた」と思わざるを得なかった…

そして、最終的にFIAから、ミハエルの行為は違反、故意であるとの裁定を受けて、ミハエルは最後尾グリッドへ降格。ポールポジションはアロンソと決まった。
ミハエルが正式なコメントを出してしないので分からないが、確かにあの場所に止める事が、不可抗力であれ自身のポールを確定する事は、ミハエルほどのドライバーなら分かったはず。

何とも空気の重い、インタビュールームでのミハエルとアロンソの対照的な表情をみても分かる通り、F1は結果が全てである。裁定が下らない限り、ポールはラッキーなミハエルであり、アロンソはアンラッキーということになる。
今回に関しては、FIAがミハエルの行為を黒と判定を下した。

今回の一件が今後のチャンピオンシップ及びミハエルの将来にどうな影響を与えるかは現段階では不明だが、これで確実にミハエルの優勝は無くなり、ポイントを得られるかどうかも微妙である。ここモンテカルロはそういったコースなのである。反対に、アロンソの優勝はほぼ決まりで、アクシデントでも無い限りアロンソは10ポイントを加えるだろう。

そうなると、ミハエルとのポイント差は更に広がり、ミハエルの進退にも大いに影響を及ぼすことになるだろう。故意か、アクシデントかは神のみぞ知るだが、ミハエルにとっては、その生涯において大きな意味を持つ判断だったのではないだろうか。

F1では、昔からグレーな出来事も多いですが、今夜の本レース楽しみにしましょう。


最新の画像もっと見る