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白い彗星の艦長室のひとり言

ガンプラをはじめとして、各種トイ、話題のアニメについて盛り上がりましょう。

魂SPEC 人造人間エヴァンゲリオン初号機 シンクロ率400%バージョン 限定版

2007-08-20 22:00:36 | ガンダム・模型情報
先日の記事で話題にしたアレが届きました。

『魂SPEC 人造人間エヴァンゲリオン初号機 シンクロ率400%バージョン』という発売中の魂SPECエヴァ初号機をベースにTVシリーズ第拾九話「男の戦い」に登場したシンクロ率400%をたたき出した暴走状態の再現と、第二拾話「心のかたち人のかたち」に登場したゼーレによる封印状態の再現が可能になるパーツを同梱した限定バージョンです。

YAHOO!JAPANによるエヴァンゲリオン特集ページの中で期間限定で購入可能だったアイテムで、TOP写真にあるようにYAHOO!JAPAN×BANDAIのコラボ商品となります。
既にオークションでは購入価格の倍位の価格で取引がされているようですが、自分は転売目的で購入したわけではないのでサックリと開封しちゃいます(笑)



このモデルは、素体となるフィギュアに外装を被せていく仮面ライダーなどの変身物トイに多い形態となってます。
中の人はライダーにも多い頭がとても小さいアンバランスな体型ですが、このエヴァの場合、ライダーのようにマスクを被せるのではなく頭部は付け替えなので、もう少し大きく頭部を造形してもいいのでは?と思います。
暴走状態での発売なので、通常タイプの左腕は付属していません。胸部にはむき出しになったコアがクリア素材で再現されています。



頭部は第二拾話「心のかたち人のかたち」に登場する包帯でグルグル巻きにされた状態です。何かとっても怖いデス……



「動け動け動け動け動け動け動け!今動かなくちゃ何にもならないんだよ!」

暴走前の沈黙状態を再現する為の頭部も付属しています。
左腕は第19使徒ゼルエルの目からビームで千切れた状態ですね。
脚の関節はとても良く曲がるので、膝立てもスムーズに決まります。

話は脱線しますが、携帯のバッテリーが切れてしまったときに「完全に沈黙!」と言ってみましょう(笑)周囲のエヴァ好き度が計れます。



アップにすると、目の奥が真っ黒なところとか胸のコアがむき出しになっているのが確認できます。



上半身の装甲は樹脂製ですが、太ももの一部、膝下がダイキャスト製いわゆる超合金製になっているので、重心が安定していてエヴァ物のフィギュアの中では抜群の安定感があります。
エヴァは長身で靴が小さいので殆どの物は立たせるのに苦労するんですよね……



電源切れで沈黙状態のコクピットでシンジの「ここでやらなきゃみんな死んじゃうんだよ!もう…そんなのイヤなんだよ!!」という問いかけに答え、エヴァの中に眠るシンジの母ユイの魂が目覚める…

沈黙状態から復活しゼルエルの腕を引きちぎり、自らの腕に当てた瞬間……再生した腕は爪まであり人間のソレと見間違うほどの生々しいモノでした。
初見の時は、エヴァがメカではなくて生体兵器のようなモノだと徐々に気づきだした頃でしたが、この腕とくに爪には大変驚かされました。
このカットでは見えませんが、爪は白のポスカでちょいちょいと塗ってみました。



チャンチャララララ…チャンチャララララ♪チャンチャラララ…
チャーラーラーラーラーラーラーラーラーーー♪チャーラーラーラーラーーー♪
というお馴染みのBGM(笑)をバックに煽りで描かれるエヴァ初号機は丸目とむき出しのこれまた人間臭い歯で咆哮を上げるという衝撃的なものでした。

暴走状態の頭部に変更しましたが、なんともキモイ……とてもロボットアニメの主役メカには見えませんね
まぁそこがエヴァの最大の魅力ですが。



「信じられません!初号機のシンクロ率が400%を超えています!!」
「やはり目覚めたのね……彼女が……」

リツコさんの言う彼女とはシンジの母親で初号機の機動実験の際にエヴァに取りこまれてしまったユイのことですが、その言葉とは裏腹に初号機の動きは本能的で動物的な生理的に非常に不快な動きでした。
ウホウホ言いながら四つんばいで歩く姿は主役メカにあるまじき醜態でしたが、エヴァの本性が人間のコントロールできるモノではないという事が痛烈に描かれている名シーンだと思います。

モデルでは頭部の可動域の問題で四つんばいポーズは取れませんが、それなりに頑張って気色悪さを再現してみました。



もう何とも言えない怖さが炸裂です……



普段やっている、いかにロボットをカッコよく立たせるかという技法の全く逆で、いかにカッコ悪くと立たせるかというテーマで立たせてみました。
腰の辺りのヒケ具合が何とも(笑)




覚醒した初号機は、右腕を一振りするだけで使徒をATフィールドごと切断し、更に信じられない行動として戦闘不能となった使徒をバリバリ貪り喰い始めます。

「使徒を喰ってる……!?」
「S2機関を自ら取り込んでいるというの!?」

エヴァにはなかった内蔵動力源であるS2機関を使徒を捕食しることで取り込んだ初号機のボディは膨張していき、耐え切れなくなった装甲版が次々と破損していきます。

「拘束具が……」
「拘束具?」
「そう。あれは装甲板ではなくエヴァ本来の力を私たちが押さえ込む為の拘束具なのよ。」



「私たちには、もうエヴァを止めることはできないわ……」
「初号機の覚醒と解放…こいつはゼーレが黙っちゃいませんな。それともこれもシナリオの内ですか?碇司令」

と加持さんが言う割にはあっさりと初号機は活動を停止して次回にはゼーレによる封印を受けてしまうのですが(笑)この辺は貞本さんよる漫画版の描写のほうが良かったですね。新劇場版では暴走したエヴァを取り押さえるところとか見て見たいです。




ということで、魂SPECの通常版は持っていないので比較はできないんですが、こういうトイで特に重要な装甲の取り付け、取り外しのし易さはとても優秀で、動かしているうちにパーツがポロポロ取れてしまうこともないですし、逆に一度取り付けると外せないということもありません。

大きさは海洋堂のリボルテックシリーズより一回り大きい1/100ガンプラサイズです。
リボルテックのF型装備のエヴァ初号機と並べてみました。



1/100のザクと比べるとこんな感じです。
エヴァは身長設定が明確にはされていなく、ウルトラマンと同じという曖昧な設定しかされていません。これは、シーンごとに最適な大きさで描写する為にあえて曖昧にしているからだそうですが、スパロボに参戦するときに大まかな設定として40メートルから200メートルの間とされたそうです。


色々弄ってみての感想は、股関節が少しユルい気がしますが保持力は概ね良好で、可動範囲も広いのでポージングが楽しいです。
一部のガレージキットやカピセルフィギュアを除けば、この暴走状態を再現できるトイは他にはないので希少性も高いと思います。
まぁ、オークションで高値で購入する程ではないと思いますが、今度でる新劇場版を購入してみるのもいいかと思います。

今日明日には海洋堂のリボルテックシリーズで新劇場版エヴァがリリースされますし、今月末にはバンダイの新キット発売と劇場公開に合わせてエヴァ関連トイも盛り上がってきていますので、これからも色々紹介できたらいいなと思ってます。


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