
前回UPしそこねたMGターンAの残りの写真です。
前回の記事を見ても随分とターンAを絶賛している自分ですが、初見の際は大多数の方と同じく「なんじゃこりゃ??」でした(笑)
今ほどアニメとか見ていない時期だったのですが、永野護さんの『ファイブスター物語』を読む為にNEW TYPE誌だけは毎月読んでいて、その紙面に『富野新ガンダム登場!!』の見出しと共に掲載されていたのがシド・ミードさんのコンセプトイラストでした。
チークガードというか、まんまヒゲといえる独特のアンテナ?形状もさることながら、正面から見たときのまん丸な頭や足首のデザインが特に受け入れられなかったのを思い出します。
自分はアニメメカを見るときにまず手首と足首に目が行くのですが、特に足首についてはここでは語りつくない程こだわりがあり(何か変態っぽいな…)永野さんやカトキさんのファンになったのも足首のデザインからだったりします。
その足首フェチの自分にとって、ターンAだけではなくミードMS全てにおいてその足首のデザインが???だったのです。
そんな印象もあってか、TVのオンエアが始まっても大した興味が沸かずスルーしていたのですが、映画版がレンタル店に並んだ頃になって遅ればせながらようやく見ました。
その中で描かれていたターンAは、とても生き生きと動いていて主人公のロラン・セアックのイメージとも重なって、エルガイム以来久しぶりにアニメメカを美しいと思いました。
ストーリーも序盤はガンダムと思って見なければまぁいけるかな程度だったのですが、ディアナ様が黒歴史の秘密を語るあたりから、なるほどそういうことかと一気にファンになってしまいました。
そんなこんなで、今では映画版『地球光』と『月光蝶』のDVDを年に1回位は引っ張り出して見てしまう程のターンA好きです。
特に『月光蝶』のラストで月の繭をBGMに繰り広げられるエピローグというか後日談の描写が好きです。
富野監督の作品と言えば、終盤に多くの主要キャラクターが死んでしまうことが多いですが、ファーストガンダムのラストと同じような清清しい感じをターンAのラストから感じます。
反面、一番嫌いなラストシーンはTV版Zガンダムです……
ターンAガンダムの印象も、富野監督がインタビュー等で語るようなメカとしてのリアル感というのは正直感じないですが、ファーストガンダムから数百年~数千年を経過した世界での未知のテクノロジーで作られているメカとして素晴らしいデザインだと思います。
従来のガンダムを始めとするリアル系と言われるロボットアニメに登場するメカがミリタリーテイストをその根本に持っているのに対して、ミードさんによるターンAのデザインは、モーターショー等で展示される自動車メーカーのコンセプトカー(ショーカー)に通じるカッコ良さといった感じですかね。
そんなミードさんのデザインですが、高尚過ぎて自分にはまったく細かい形状を把握できないのですが、今回のMG化に際してバンダイの開発チームとカトキハジメさんによって素晴らしい立体資料にまとめられていると思います。
例えるなら、難解な純文学をマンガやラノベレベルに翻訳してくれている感じですかね?え?例えが分かりづらい??

前置きが長くなってしまいましたが、前回のラストに掲載したミードイラストポーズを別角度で写したものです。
カッコ良く見えるポーズや角度が著しく限定されるデザインの多い中、どの角度から見ても破綻していないのは流石だと思います。

高出力モードのビームライフルです。キットはスライド金型を多用したパーツでライフルの伸縮ギミックを再現しています。
オートモードでのこの一撃で月と地球との戦乱の火蓋が切られたんですね…

別角度から。
ライフル自体が大きいのと、保持力がない手首で中々うまく構えさせることができませんでした。劇中のポーズを再現するには研究が必要ですね。

通常モードのビームライフルです。先端の赤い三角はトキントキンに削ってみました。ライフルは中央に合わせ目のくる昔ながらの分割で、赤いパーツの後ハメ加工も思いつかなかったのでそのままにしてあります。
シールド裏はアニメや設定画を参考に塗り分けてみました。

シールドは少し小さく感じますが形状は素晴らしいです。
設定には無いですが、付属の転写デカールの中からホワイトドールマーク?を貼ってみました。このマークはロランのパイロットスーツにも描かれているマークですが、ホワイトドールというよりはウルトラマン○ロウにしか見えな……
そういえば、このキットにはコーションデカール(注意書き)が一切付属していないんですよね。ターンAの設定を考えれば納得なのですが、ちょっと驚きました。

キットにはガンダムハンマー?も付属しています。
このハンマーはTVシリーズで1回しか登場していないと思いますが、黒歴史の設定を裏付ける印象的な武器です。
ランナーのタグを見る限り、ターンA専用パーツという訳ではなさそうなので、噂のアイツのver.2.0にも付属する予感。

ハンマーは鎖共々フレームと同色のガンメタで塗りましたが、鎖部分を塗るのはとても苦労しました

ターンAで一番最初にカッコ良いと思ったのがビームサーベルの描写でした。
基本的には『逆襲のシャア』から始まった切りつける時にビームが伸びるタイプなのですが、ビーム刃の部分が従来の物より細くなっていて、いかにも切れ味が良さそうです。
キットでも細いサーベルが再現されていますが、もう少し長い方が好みかな。
ペーパーでパーティングラインを処理した後、ガイアの蛍光ピンクでコーティングしてあります。

別角度から。イメージはウィルゲム発進時の対ウォドム戦です。

シールド+ビームサーベルです。
ターンAはシンプルで変形合体等のギミックを持たないので、サーベルを装備した接近戦が良く似合います。

以上、2回に渡ってお送りしたMGターンAでした。
キットはとても良くできていて、パーツ数も多くは無いので手軽に楽しめると思います。
頭部とビームサーベルに目立つ合わせ目があるので接着して処理しておきたいところですが、構造上マスキング処理が必要になるのでマスキングの嫌いな自分は今回スルーしてしまいました。
それだけが唯一心残りではありますが……
番組放送中のプラモデルを始めとするキャラクター商品の売れ行きは目を覆いたくなるほど散々だったらしいですが、10年経ってそのデザインも見直されていることですし、MGターンAの売れ行き次第ではターンA以外のミードMS、特にターンXのMG化にも是非期待したいですね
次回は多分このターンAの横に並べることのできるアイツを…
でも新映画版としてリニューアルされるアイツも捨てがたい……
前回の記事を見ても随分とターンAを絶賛している自分ですが、初見の際は大多数の方と同じく「なんじゃこりゃ??」でした(笑)
今ほどアニメとか見ていない時期だったのですが、永野護さんの『ファイブスター物語』を読む為にNEW TYPE誌だけは毎月読んでいて、その紙面に『富野新ガンダム登場!!』の見出しと共に掲載されていたのがシド・ミードさんのコンセプトイラストでした。
チークガードというか、まんまヒゲといえる独特のアンテナ?形状もさることながら、正面から見たときのまん丸な頭や足首のデザインが特に受け入れられなかったのを思い出します。
自分はアニメメカを見るときにまず手首と足首に目が行くのですが、特に足首についてはここでは語りつくない程こだわりがあり(何か変態っぽいな…)永野さんやカトキさんのファンになったのも足首のデザインからだったりします。
その足首フェチの自分にとって、ターンAだけではなくミードMS全てにおいてその足首のデザインが???だったのです。
そんな印象もあってか、TVのオンエアが始まっても大した興味が沸かずスルーしていたのですが、映画版がレンタル店に並んだ頃になって遅ればせながらようやく見ました。
その中で描かれていたターンAは、とても生き生きと動いていて主人公のロラン・セアックのイメージとも重なって、エルガイム以来久しぶりにアニメメカを美しいと思いました。
ストーリーも序盤はガンダムと思って見なければまぁいけるかな程度だったのですが、ディアナ様が黒歴史の秘密を語るあたりから、なるほどそういうことかと一気にファンになってしまいました。
そんなこんなで、今では映画版『地球光』と『月光蝶』のDVDを年に1回位は引っ張り出して見てしまう程のターンA好きです。
特に『月光蝶』のラストで月の繭をBGMに繰り広げられるエピローグというか後日談の描写が好きです。
富野監督の作品と言えば、終盤に多くの主要キャラクターが死んでしまうことが多いですが、ファーストガンダムのラストと同じような清清しい感じをターンAのラストから感じます。
反面、一番嫌いなラストシーンはTV版Zガンダムです……
ターンAガンダムの印象も、富野監督がインタビュー等で語るようなメカとしてのリアル感というのは正直感じないですが、ファーストガンダムから数百年~数千年を経過した世界での未知のテクノロジーで作られているメカとして素晴らしいデザインだと思います。
従来のガンダムを始めとするリアル系と言われるロボットアニメに登場するメカがミリタリーテイストをその根本に持っているのに対して、ミードさんによるターンAのデザインは、モーターショー等で展示される自動車メーカーのコンセプトカー(ショーカー)に通じるカッコ良さといった感じですかね。
そんなミードさんのデザインですが、高尚過ぎて自分にはまったく細かい形状を把握できないのですが、今回のMG化に際してバンダイの開発チームとカトキハジメさんによって素晴らしい立体資料にまとめられていると思います。
例えるなら、難解な純文学をマンガやラノベレベルに翻訳してくれている感じですかね?え?例えが分かりづらい??

前置きが長くなってしまいましたが、前回のラストに掲載したミードイラストポーズを別角度で写したものです。
カッコ良く見えるポーズや角度が著しく限定されるデザインの多い中、どの角度から見ても破綻していないのは流石だと思います。

高出力モードのビームライフルです。キットはスライド金型を多用したパーツでライフルの伸縮ギミックを再現しています。
オートモードでのこの一撃で月と地球との戦乱の火蓋が切られたんですね…

別角度から。
ライフル自体が大きいのと、保持力がない手首で中々うまく構えさせることができませんでした。劇中のポーズを再現するには研究が必要ですね。

通常モードのビームライフルです。先端の赤い三角はトキントキンに削ってみました。ライフルは中央に合わせ目のくる昔ながらの分割で、赤いパーツの後ハメ加工も思いつかなかったのでそのままにしてあります。
シールド裏はアニメや設定画を参考に塗り分けてみました。

シールドは少し小さく感じますが形状は素晴らしいです。
設定には無いですが、付属の転写デカールの中からホワイトドールマーク?を貼ってみました。このマークはロランのパイロットスーツにも描かれているマークですが、ホワイトドールというよりはウルトラマン○ロウにしか見えな……
そういえば、このキットにはコーションデカール(注意書き)が一切付属していないんですよね。ターンAの設定を考えれば納得なのですが、ちょっと驚きました。

キットにはガンダムハンマー?も付属しています。
このハンマーはTVシリーズで1回しか登場していないと思いますが、黒歴史の設定を裏付ける印象的な武器です。
ランナーのタグを見る限り、ターンA専用パーツという訳ではなさそうなので、噂のアイツのver.2.0にも付属する予感。

ハンマーは鎖共々フレームと同色のガンメタで塗りましたが、鎖部分を塗るのはとても苦労しました


ターンAで一番最初にカッコ良いと思ったのがビームサーベルの描写でした。
基本的には『逆襲のシャア』から始まった切りつける時にビームが伸びるタイプなのですが、ビーム刃の部分が従来の物より細くなっていて、いかにも切れ味が良さそうです。
キットでも細いサーベルが再現されていますが、もう少し長い方が好みかな。
ペーパーでパーティングラインを処理した後、ガイアの蛍光ピンクでコーティングしてあります。

別角度から。イメージはウィルゲム発進時の対ウォドム戦です。

シールド+ビームサーベルです。
ターンAはシンプルで変形合体等のギミックを持たないので、サーベルを装備した接近戦が良く似合います。

以上、2回に渡ってお送りしたMGターンAでした。
キットはとても良くできていて、パーツ数も多くは無いので手軽に楽しめると思います。
頭部とビームサーベルに目立つ合わせ目があるので接着して処理しておきたいところですが、構造上マスキング処理が必要になるのでマスキングの嫌いな自分は今回スルーしてしまいました。
それだけが唯一心残りではありますが……
番組放送中のプラモデルを始めとするキャラクター商品の売れ行きは目を覆いたくなるほど散々だったらしいですが、10年経ってそのデザインも見直されていることですし、MGターンAの売れ行き次第ではターンA以外のミードMS、特にターンXのMG化にも是非期待したいですね

次回は多分このターンAの横に並べることのできるアイツを…
でも新映画版としてリニューアルされるアイツも捨てがたい……
あんなのガンダムじゃねぇって言われるヒゲと、どんどん巨大化してV35からV6になって直6じゃないスカイラインなんてスカイラインじゃないと言われていた車。でもどちらも初代から年月を掛けて進化したれっきとした後継者。V36が初代プリンスと全く違うデザインなのと同じでヒゲもナナハチとあれくらい違って当たり前ですよ。なんせ正暦で2500年弱+黒歴史(UC+FC+AC+AW)=3000年位?経ってるんだし(笑)
だから私もターンエー肯定派です♪
自動車の進化的に考えると直6エンジンはもう時代遅れで、オーバーハングの切り詰められるV6への移行は必然なんですが、スカイラインは直6じゃなきゃという固定観念が世界を狭めている気がしました。
そんか感じでヒゲも少し見方を変えるととても素晴らしいデザインだというのが実感です。
とは言え、SEEDでの大河原センセの古典的なデザインも嫌いじゃないガンオタの微妙な心模様(笑)