欧州連合(EU)の気象観測機関、コペルニクス気候変動パネルは6日、8月の世界の気温が同月として観測史上最高だったと発表した。最高を記録するのは6月、7月に続き3カ月連続。
コペルニクスによると、8月の気温は、産業革命以前の平均気温を約1.5度上回ったとみられる。
観測史上最も暑い月は引き続き7月。8月は北半球が1940年の観測開始以降、最も暑かった。
8月の欧州は、中欧と北欧の大部分で平年より雨が多く洪水に見舞われる一方、フランス、ギリシャ、イタリア、ポルトガルは雨が降らず山火事も発生した。
オーストラリア、南米、南極大陸でも気温が平年を大幅に上回った。
海面温度も世界的に最も高くなった。
あと4カ月残した段階で今年は僅差で2016年に次ぐ気温が高い年となっている。
中国から日本への団体旅行が10日にも解禁されることがわかった。在日本の中国大使館が9日、外務省に解禁すると通達した。新型コロナウイルス感染拡大後は一部の個人旅行に限られ、団体旅行は2020年1月から約3年半にわたり停止したままだった。コロナ前は人数、消費額ともに最大の市場が本格的に開かれることになり、訪日旅行需要の回復が一段と進むことが見込まれる。
今年の7月は日本の観測史上、最も平均気温が高かったことが、気象庁の観測データの分析から分かった。19世紀末に近代的な観測が始まって以降、最も暑かったのは1978年だったが、45年ぶりに記録を更新した。地球温暖化の影響で気温が上がりやすくなっていたことに加え、7月下旬にフィリピン周辺を台風が立て続けに通過し、太平洋高気圧の勢力が強まって気温が上がったとみられる。