試聴すべく電源ON。おや電圧がでない。
配線間違え1:B電源のセンタータップをアースに落とすのを忘れていた。
配線間違え2:電圧がやたらと低い。なんとWEの板抵抗のセンターボルトが
端子に内部で繋がっていてシャーシアースと繋がり、ゼロバイアス状態でした。絶縁処理実施。
配線忘れ3:ドライバー段のWE399A電池管のバイアス抵抗へのソケット端子からの
配線し忘れ。
自分でも呆れるほどチョンボが多い。
アンプの構成はWE399A直熱5極管のパラレルドライブ、300Bのパラレルシングル仕様。
D162193F出力トランスは1次インピーダンスが1.15KΩ程度なのでパラレルシングル
でしか対応ができないのと2次側直流抵抗が大きいので損失が大きい為、出来るだけ出力を
稼ぎたい。またこのトランスは10Hしかインダクタンスがないので直流を流さないで
パラレルフィ-ドで使っている。
WE399Aは3端子レギュレーターによる定電圧DC点火ですが300Bは位相を変えて
2管でハムを打ち消す交流点火です。
300BのグリッドはWEの200Hのチョークを使用しているがインダクタンスが足りない
ので50.5KΩでかさ上げしてそこから0.5uFのコンデンサーで300Bのバイアス板抵抗に
PFBをかけている。よって板抵抗にはバイパスコンデンサーは付けない。
音の印象はプッシュに負けない力強い音にオール直熱管の繊細さが前面に出てきてとても良いです。
またPFBのおかげで低域は音が張り出してきて分解能も抜群、プッシュと互角以上の低音が出ます。
シングルアンプは音が率直でプッシュには無い魅力があります。シングル党の方が沢山いるのが分かります。まだ調整箇所が有るので試聴を重ねて改良していきます。
それにしても音がとりあえず出るようになって良かった。
最後に、底板には放熱用の穴を明けないといけないのですが、もうしんどくて涼しくなってからやります。