整列機とは?

部品供給方法、部品供給装置のいろいろ

整列済みの部品を立てる方法(静止画)

2017-06-12 10:28:40 | 効率アップ
ウエステックの整列機で、寝かせて並べたピンを、
治具を使って立てる動画を、以前紹介しました。

動画だと、よくわからなかった人も
いらっしゃるのではないかと思い、
今度は静止画を用意しました。

まず、ピンですが、このような形状の物を
用意しました。



実はこの形状だと、縦向きでも横向きでも
簡単に並べられるのですが、今回は寝かせたピンを
立てるところをお見せするのが目的ですので、
敢えて横向きに並べます。



今回は、このピンをソケットに入れる作業をします。
なので、ソケットをスタンバイさせておきます。



ちなみに、今回は1個だけなので、手で置きましたが、
数が多ければ、もちろん整列機で並べます。



寝かせて並べたピンを90°立てるための治具を重ねます。



その2枚の治具を重ねたまま、ソケットの上にかぶせます。



整列治具を外すと、ピンが縦になりながら落ちて行きます。



これで落ちきりました。



ピンを立たせる治具を外します。



ソケットを取り出すと、こんな感じです。



今回はデモ用なので、ソケットは1個だけですが、
整列治具を大きくすれば、何十個ものソケットを、
一度の整列、一度の移し替え作業だけで
組み立てる事ができます。

又、ソケットとピンは共通な部品でも、
製品によって、極数(ピンの数)や
ピンの位置が違う物を組み立てたい場合でも、
ピンの整列治具だけ入れ替えれば、
簡単に対応できます(ピンを立たせる治具や、
ソケットを並べる治具はそのまま使えます)。