フィギュアスケートを今日も語ります。ふふ
興味がない方、すみません……。
そして今日は「エッジエラー」を。
ロングエッジとも言うかな。同じ意味です。
これは殆どの女子が抱える問題で、点数に関係してきます。
色々と理屈はありますが、ざっくり簡単に説明すると
得点の高いジャンプである
3Lz(トリプルルッツ)……飛ぶ際に左側のエッジが外向き
3F(トリプルフリップ)……飛ぶ際に左側のエッジが内向き
で、飛ぶ際に正しい方向にエッジが傾いてないことを言います。
女子は殆どの選手にこのエッジエラーがあります。
逆に上手く飛び分けのできる選手が数えるほどしかいません。
オリンピック出場決定(もしくは濃厚)選手で、
★3Lz(トリプルルッツ)を飛んでいるのに、3F(トリプルフリップ)の
エッジになってしまってエラー(e)を取られる選手は(敬称略)、
ユリア・リプニツカヤ
アデリナ・ソトニコワ
アシュリー・ワグナー
浅田真央
村上かなこ
ケイトリン・オズモンド
ジジュン・リー
ほか多数
★3F(トリプルフリップ)を跳んでいるのに、3Lz(トリプルルッツ)の
エッジになってエラー(e)を取られてしまう選手は(敬称略)
グレイシー・ゴールド
キム・ヨナ
ポリーナ・エドモン
バレンティナ・マルケイ
ほか多数
★エッジがまっすぐ気味なので、3Lz(トリプルルッツ)なのに3F(トリプルフリップ)、
、3F(トリプルフリップ)なのに3Lz(トリプルルッツ)と、時により
両方のジャンプでエラー(e)を取られてしまうのは(敬称略)、
鈴木明子
★上手く飛び分けられる選手は(敬称略)
カロリーナ・コストナー
コートニー・ヒックス(オリンピックに出ないですが)
ほかに誰かいたら教えてほしいです。
エッジエラーになると、採点表にeマークがつきます。
そして殆ど-(マイナス)の評価になってしまいます。
2013の世界選手権では、エッジエラーがあると-0.1~-0.7の減点でした。
綺麗に飛んだらできばえで少しだけ評価されますが、それでも±0かな。
※ちょっと修正。
ルッツとフリップが見分けられない……スロー再生でもわからないと思ったら、
試合後にだされる採点表(ジャッジスコア)をみるとよいかと思います。
ルッツと思ったものが、エッジエラーのフリップかもしれません。
またフリップはターンからジャンプに入る選手が多く、エラーが超見分けづらいです。
エッジエラーのジャンプは構成から抜いてしまう選手もいますが、
エラーはあっても、フリーでは「加点少なめでも、綺麗に飛んだら基礎点はもらえるから」
てな感じで1本は入れる選手が多いです。
安定してきたら、エッジエラーがない、若手のヒックス選手はとても有利だと思います。
※1月24日、ジジュン・リー選手追加。復調してきました。四大陸頑張れ~。