いつのまにか、多臓器不全

普通より元気なオッサンがいきなり多臓器不全!?生死の境をさまよった約2か月間の闘病と、その後。

7月22日(水):皆既日食

2009-10-17 21:41:36 | 一般病棟入院8週目
[Tからの定期メール]

久しぶりの定期メールです。

腎臓は尿素窒素の値はもう正常で、クレアチニンの値が1.37(正常値0.7~1.3)です。ヘモグロビンの値も8.5と戻りつつあります。

あと食事の事ですがほぼ今までのように食事をしていいらしいです。
ですがタンパク質は少し気にしてくださいと言われました。
あと減塩も少しだけ気にしてくださいとのことです。

体はほぼ回復したのに、退院はまだめどがついていません。というのもあれだけの大病だったので、リハビリをするための病院がなかなかびびって受け入れてくれません。なのでリハビリのための通院する病院が受け入れてくれたと同時に退院というかたちになります。



[すいかの記録]

 ここに来て新聞も読めばテレビも見る。

テレビは今日が皆既日食だと大騒ぎしていた。
曇っていたので良く見えるかどうか分からない。
とりあえず、院内でよく見えるスポットを探しに行く。
方角的に2階の玄関を出たところが良さそうであるが、ボーっと上を見ているおばさんが居る。おばさんの周りを行ったり来たりすると
「見えてますよ、ほら。」と声をかけてくれた。
指差す方を見ても曇って見えない。
目が悪いからかもしれないと思ったそのとき、5分の1くらい欠けている太陽を見つけることができた。
「ああ、見えました。もう欠けていますね。」と答え、
20分ほどその場に居たと思うが、見る見る欠ける訳でもなく疲れて飽きたので病室に引き上げる。
なお、このとき曇っていたのが実は良かったわけで、もし晴天なら、遮光ガラスのようなものを持たずに直接見ることなどできなかったのである。

 病室からも見えると思い、ブラインドを上げるが、ストッパーが悪くて上で止らない。仕方なくブラインドのヒモをずっと持ったまま外を見ているところに、掃除のおばさんがやって来た。
この人ブラインドのヒモで首でもつるのか、と一瞬思ったかどうか分からないが、「どうされました。」と尋ねてきたので、
カクカク然々でブラインドを上げようとしたがうまく行かないと答えると、
やってみましょうと言って、手荒くヒモを引くと見事に止まった。
さすが、掃除のおばさん、コツを知ってはる。
但し、この時は天気が良くなり、まぶしくてあまり見えなかった。
 午後、妻来る。

[妻の記録]

本日、夫の職場に病休の届けを出しに行く。
そのあと病院に行く。
午前中は仕事をしていたが、あまりに忙しくて日食のことをすっかり忘れていた。

「なんか今日は天気が悪いな」と言うと、
ある方を訪問するのに同行していたPTさんが
「日食とちがいますか?」という。

少し恥ずかしかった。

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