空観方程式

「色」と「空」の一体化によって可視化され、相互作用で共感・共鳴が生じ、新たなる思いや生命力が実体化される。

何が本当なのか

2024年02月05日 | 記事のコメント
何が正しいのか
ではなく、
何が本当なのか
に注目すべきである。

「戦争反対」は正しい
従い非武装化による戦争回避だ
しかし実際には
ウクライナは武装していなかったために
ロシアに侵攻された
すなわち
「武装強化することで戦争が回避される」
が本当のことだった。


「平等」は正しい
しかし実際には
車の運転には
十分な視力を持った人のみが運転できるように
視力検査が行われる。その結果
不合格者は差別され排除される。
すなわち
「安全のために平等は制限され差別する」
が本当のことだ。


「多様性社会・多文化共生」は正しい
しかし
単一民族である日本に対しては
多様な文化・文明が存在することが善と信じ、
日本という固有の文明が
グローバル全体主義に飲み込まれることを
阻止したいと一部において考えられている。
すなわち
「日本独自の文化のために多様化は制限される」
が本当のことだ。


「車の排ガス規制」は正しい
従いEUにおいて車のEV化が進められた。
しかし実際には
発電所において
発電時にCO2が排出されているし、
なおかつ
バッテリーの製造時にも、あるいは
廃棄時にもCO2がより多く排出されている。
さらには
EV車の充電時間が長い、
充電設備のインフラ投資、
あるいはコスト問題
エネルギーのロシア依存や
中国のEV車進出の問題、
なおかつ
ドイツ、英国の車産業での雇用不安により、
「EV車はガソリン車より多くCO2が排出されている」
が本当のことだったことが
明確化してきた。


君主は善良で慈悲深い人間である
従い
「このことを称賛すべきだ」
は正しい。
しかし
イタリアの哲学者マキャベリは
現実を見れば
そうした君主は必ず没落するとして、
「愛される君主より
恐れられる君主のほうが安全だ」
が本当のことだと主張した。


「物事をプラスで受け止める、
過去にこだわらず今を楽しむ、
許すことを学ぶ、こうした習慣が
幸せにつながる」は正しい。
しかし
ノーベル賞心理学者である
ダニエル・カーネマン

幸せかどうかは、
正しいか正しくないかよりも、
何が多くの習慣となっているかよりも、
「何が記憶に残っているかによって決められる。
記憶に残らない経験は
どうでもいいものとなる。」が本当だ。
何故山に登るのか?
つらい苦しい(経験の)登山であっても
最後に目的地にたどり着いた記憶により
すべてが幸福に包まれる。


「心身が健全であることが幸せである」は
正しい。しかし
ノーベル賞心理学者である
ダニエル・カーネマン
幸せかどうかは、
経験よりも記憶のほうが優先される。
従い
どれだけ長い間幸せだったかよりも
どれだけ満足だったかが優先される。
すなわち
「オハイオに住むより
カルフォルニアに住んでいるほうが
幸せだと感じる。
つまり、
健康やマネー、学歴の経験(総量依存)よりも、
「日常生活にて満足できている(無苦痛依存)と
感じられるほうが幸せだ」が本当である。
したがい
政治政策は
苦痛を減らすことを目標とすべきで、
幸せは
自分の好きなことをする時間を増やせばよい。


「心がきれいな人に出会えれば幸せである」
は正しい。
しかし
親鸞聖人は
全ての人に「清浄の心無し」といい、
「心の中を他人には見せられない」
が本当だ。
かつ、心と言動とは異なるものだ。
すなわち
「真実の心無し」も本当だという。
このような人間の姿は
昔から変わらないし、変わりようもない。
にもかかわらず
仏から賜った「真実の心」の本質により
仏の真実信心にあるがままに接することで
(悲痛な声に耳を傾け寄り添っていただき、
苦痛が減らされたことにより)
心が汚いままでも救済され、
本当の幸せになった事に感謝する。
これが浄土真宗親鸞の教えとなった。



「雇用多様化政策」は正しいことだ
しかし
能力主義は人種差別だとしてアメリカにおいては
能力ではなく肌の色で雇用を決めて
かえって「人種間の溝を深め、黒人暴動が激化した」
が本当のことだった。

アメリカにおけるCRT
 (Critical Race Theory 批判的人種理論)
「マイノリティーを優遇すべきだ」は正しいことだ
白人であるだけで特権を得てきたのだから
マイノリティーを優遇して贖罪すべきだ
しかし
BLACK LIVES MATTER により
実際にはマイノリティーを優遇した結果
「米国社会が分断された」
が本当のことだった。


参考
近年の警官による殺人のうち、
黒人が犠牲となった比率は白人の約2∙5倍。
また、黒人が逮捕され収監される比率は白人の5~6倍で、
これは黒人男性の3人に1人、
トランスジェンダーの黒人女性の2人に1人が
一生に一度は刑務所を経験し、
黒人女性の2人に1人が伴侶を収監された経験を持つ計算である。

コロナ禍の人種格差も明らかになった。
米国疾病予防管理センター(CDC)の2020年8月の統計によると、
黒人の陽性者率は白人の2∙6倍、入院率は4∙7倍、死亡率は2∙1倍。
社会のインフラを支える仕事に従事する人や、
人口過密な貧困地域に住むことを余儀なくされている人が多く、
医療保険未加入率が高いことも格差の一因だった。


大国のGDP





中国の状況 (2024年1月)
「コロナ禍でも経済活動は適切であった」
しかし
何が本当なのか?

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