みかん栽培と、その周辺の四季

みかんの木を栽培しています。四季折々の周辺作業を紹介したいと思います。これを通じて交流できたらと期待しています。

みかんの生育が去年より遅い

2010年04月14日 05時33分26秒 | みかん栽培
みかんの生育が遅い

この「ミカン栽培の四季」も一年が過ぎました。
あらためてブログの第一回目をみたら、伊予柑の花のつぼみを紹介していました。
それが一番進んでいたミカンの生育状況でした。

去年は4月12日時点で、みかんの白い花のつぼみがはっきりと確認できました。
それと、今年の様子とを比べてみました。
写真は、4月10日の興津早生の枝です。これが最も進んだ個所です。
今年は、まだ葉芽の展葉がはじまりだそうとしているところで、
花芽がついていたのは、ただ一つ、この興津早生のわずかな枝先だけでした。

みかんの生育は、去年に比べて今年は、だいぶ遅れを感じさせられました。
年年歳歳、同じように自然は四季を繰り返しますが、
同じようでいて、こうした差を伴っているんですね。
今年は、桜の花が、寒さのために比較的長く楽しめましたが、
その寒さの影響は、ミカンの発芽には、時期の遅れとして出ているようです。
寒い日があったことの影響は、全体的にどうなっているかは、わかりませんが。

すばらしい味、鰹の削り節

2010年04月13日 05時44分45秒 | 特産物

鰹節を削ってみました

ミカン園のある小田原方面は、梅干や蒲鉾などが名産ですが。
かつては地場産業として漁業も盛んでした。
その流れを継いで、鰹節の小さな専門店が小田原にありました。
籠常商店 小田原市本町3-2-12 0465-23-1807

このお店は、「小田原 鰹節専門店」の検索でしったのですが。
そおいえば以前、阿藤快氏が、小田原・真鶴・湯河原を紹介した番組で、
小田原の鰹節のお店を紹介していました。
小田原のどこにある、何というお店か知らなかったのですが、
今回わかりました、まさに、ここがそのお店でした。

4月10日、今回の遠出は、晩柑のしめくくり-日向夏の収穫が主題でしたが、
もう一つ、籠常商店で削り節を入手する目的がありました。

持ち帰った鰹節ですが、さっそく削ってみたのですが・・・。
最高です。
かおり、色、味ともに、三拍子そろってます。
鰹節は保存食なんですね。
削ると生ガツオの剥製の様な、エメラルド色の断面が出てきました。
昔、家の茶ダンスのすみで嗅いだ、なつかしい匂いがしてきます。
かつては、あまりよい匂いとは感じなかったのですが、
年を経てみたら、評価は180度変わりました。
半永久的にこうして魚を保存できる、必要な分を削れば十分ですから。

削り節は、ただ醤油を加えただけで、それだけでご飯がたべれます。
一品で完全な最高のおかずになります。
独特のふりかけの様な感じもしてきます。

魚の保存食として、昔の人のすごい知恵を感じさせられています。


日向夏の収穫-ブログもまる一年がたちました

2010年04月12日 05時39分23秒 | みかん栽培
日向夏を収穫しました

2004年8月に植えた木ですから、5年生の小木です。
前回は味試しで3個、今回は一括で49個でしたから、全部で52個の収穫です。
これは、木の大きさからしたら ゛大収穫゛です。
しかも木は、緑色の葉をつけてますから、来年にむけても力を蓄えてます。

gooブログは、今日で1年になります。
2009年4月12日から始まりました。
その前から楽天のブログで「ミカンの四季」を紹介していたのですが。
楽天では写真の容量が限界になったため、あきらめて他のブログを探していました。
それで、gooブログをみつけました。
ほどなく、楽天の方は容量制限の制約を受けない方法を知ったのですが、
その後は、楽天とgooの2本立てとなりました。

「ミカンの四季」、ミカン栽培は、年間サイクルですから、
毎年、同じようなテーマが重なるようになります。
2本立てで、朝の1時間半、連日・連投するのは、
かなり無理もあり、そろそろ卒業すべき時点に来ているようです。
今後のありかたを模索すべき時にあるようです。

4月10日、ミカンの葉芽がのびだしました

2010年04月11日 07時55分07秒 | みかん栽培
みかんの小木で展葉がはじまりだしました

宮川早生の小木ですが、
前回に見たときは、芽のふくらみが大きくなりつつある段階でした。
今回、4月10日では小さな幼葉がのびはじめています。

ウンシュウミカンの成木では、まだまだ芽のふくらみを感じません。
一般的に、小木の方が、成木より一足早く生育していくようです。

例年でみると、4月下旬にはミカンの花が咲きますから、
4月10日あたりでは、もっと芽ぶきがみられるはずですが・・・・。
今年は、早春に冷え込んだ日があったため、少し遅いのかもしれません。

ともかく、わずかな差があったとしても、自然の四季はすすみます。
季節を先取りするみかんの小木では、
宮川早生の木で、いよいよ展葉がはじまりだしています。
みかんの花の季節まで、あと少しです。

3月21日のミカンの芽

2010年04月10日 05時56分41秒 | みかん栽培
ミカンの木が芽ぶきの時期を迎えています

写真は3月21日の宮川早生の小木です。
葉の付け根部分に小さな芽がふくらんでいます。
ミカンの木も、いよいよ展葉のはじまりの時をむかえています。

本日、4月10日は、それから20日間が過ぎました。
はたして、その後どこまで伸びているか、
注目しつつ、出発です。

葉の保護色につつまれる梅の実

2010年04月09日 05時50分03秒 | 
梅の実は、若葉によって保護されています

桜が満開となったこの時期、梅の木は若葉が伸びはじめています。
梅の花が散った後には、そのいくつかに小さな実がついていましたが、
その後伸び出した葉が保護色となって、実は目立たなくなりました。

今は、梅の実は葉によって保護されているかのように隠れています。
しっかり見ないと、実がみえませんし、どのくらいついているのかわかりません。

やがて、葉の中から大きくなった梅の実が目立つようになってきますが、
その時が、梅の実の収穫が近づいてきた印となります。

今は、若葉の「ゆりかご」の中で、生育をはじめたところです。

冬を越してラッキョウが成育しています

2010年04月08日 05時32分18秒 | 畑づくり
ラッキョウが生育しています

ミカン畑のすき間につくったミニ菜園でのことです。
手間のかからない野菜を、少しずつ植えてあります。
今、生育の最中にあるのは、冬を越してきたものですが、ラッキョウとニンニクです。

ラッキョウは、前回に続いて2回目の栽培ですが、
前回は一昨年の9月7日に種ラッキョウを植えつけ、去年の5月24日に収穫しました。
今回は、去年の8月23日に種ラッキョウを植えつけしてあります。

冬場の畑は、一般には農閑期ですが、
ラッキョウはゆっくりと冬を越して生育していきました。
すでに植えつけから7カ月が経過していますが、
いよいよこれから大きくなる時期、大事な生育期にはいっていきます。
手入れは、たまに追肥をしてやるくらいで、ほとんど放ったらかし、手間いらずです。
それでも立派に生育してくれますから、ラッキョウはたいしたものです。

収穫は5月下旬で、もう少し先。
葉が枯れだす頃が目安になっているようです。

小松菜の発芽と、種まき

2010年04月07日 05時25分14秒 | 畑づくり
小松菜の発芽と、新たな種まき

ミカン畑のすき間につくった小さな菜園です。
小松菜が、栽培がしやすいので、菜園の定番になっています。

春分のころを念頭にして、3月18日に最初の小松菜の種まきしておきました。
それから2週間が過ぎましたが、
4月4日には小さな芽が生えそろいました。

種まきの時に、種粒が小さいので、どうしても手からこぼれてしまうようで、
密集し過ぎた状態にあることが、発芽の状態を見るとわかります。
それで、今回、最初の間引きをしました。
芽と芽の間隔を、ピンセットで1センチくらいの間隔にしておきました。

それと、第二弾の小松菜の種まきです。
さらに別の個所に、新たな種まきをしておきました。
当初の種まきした時期より気候が、大分春らしくなり、暖かくなっています。
この時期の違いが、生育にはどのような差となって出てくるか、注目です。

六代目のチューリップが咲こうとしています

2010年04月06日 05時03分42秒 | ミカン畑の周辺

六代目のチューリップ

4月4日、紫色のチューリップが咲こうとしています。
どうということのない、ただのチューリップですが、
少なくとも2005年の春から続いているチューリップです。
したがって同じ球根が6周年を重ねていることになります。

最初は、園芸店でチューリップの球根を購入しました。
ただ草刈りしているだけでは、雑草を相手にしているだけでは、わびしいものがあります。
せめて、目を楽しめるようにと、チューリップの球根を植えてみたのでしたが。
なにしろミカンの栽培に気をとられる日々でしたから、あとは放ったらかしでした。
花が何日に咲いたというは記録がればまだしもで、植えたことすら忘れていました。
また日曜農夫のこと、つぼみを見ただけで、散りかけの花弁しか見れなかった年もありました。
花が散ってしまうと、またチューリップの存在は、忘れていました。
しかし、4月ころの季節がくると、また草むらに花が咲いていました。

そうした年を繰り返してきましたが、3年前からは対応が変わりました。
花が咲き終わり、茎が枯れると、球根を掘り出して保存するようにしています。
そして、秋になるとその球根を、場所をはっきり決めて、植えつけるようになりました。
今回開花したものは、昨年9月19日に植えつけしたものです。
ちなみに去年は、4月19日に開花していました。

毎年、花を咲かせることで、季節を知らせてくれるチューリップです。


甘夏の収穫を終え、これから日向夏へ

2010年04月05日 05時27分28秒 | みかん栽培
甘夏の収穫を終えて、しんがりの日向夏へ

4月4日、甘夏の木に残っていた果実をすべて収穫しました。
6年生の小木ですから、大したことはないのですが、
最後の今回が9個、全部で50個くらいの果実をつけてくれました。

すでに柑橘の木は新たな芽ぶきの兆しが始まっています。
4月は各種の柑橘類がいっせいに芽ぶく季節です。

そうした中、いよいよ日向夏の収穫が始まります。
鳥たちに荒らされないようにネットをかけて守ってきました。
今回、最初の味試しとして4個を収穫してみました。
帰りの電車で試食して見たのですが、味はすべて合格でした。

9月のスダチに始まった柑橘類の収穫も、
当園としては、次回からしんがりの柑橘、日向夏の収穫が始まります。

サトイモを植えつけました

2010年04月04日 07時14分54秒 | 畑づくり
サトイモを植えつけしました

3月28日、サトイモの植えつけをしました。
去年収穫した中から、8個を種イモにしようととってあったものです。
保存している間に、早くも小さな芽が出始めていました。

この2,3年、サトイモの栽培は定番になっています。
ミカンに専念している日曜農夫にとって、ほとんど手がかからないからです。
去年も3月15日に植えつけして、11月23日に収穫をしました。
サトイモは葉が大きく生育するので、「栽培している」との実感がわいてきます。

最初の時、収穫のタイミングを知らなくて、
大きな葉だから、さぞや大きなイモがついているだろうと、掘り起こしたのですが・・・、
がっかり。まだイモはありませんでした。
葉が枯れだすようになったころに、イモが大きくなり、収穫時になると知りました。

東南アジアでは昔からタロウイモが主食にされていたと聞きますが、
サトイモを栽培していると、それが納得できます。
掘り出して小芋がたくさんついていると、宝の発掘をしているような気になります。
ただし、栽培期間がジャガイモなどと違って、大変に長い。
サトイモは気長に生育していくのを待つ必要があります。
途中の大きな葉も、それはそれでじつに見ごたえがあります。

ビルの屋上からミカンの小木を移植しました

2010年04月03日 06時15分40秒 | みかん栽培
ミカンの小木を移植しました

東京・板橋区にある職場のビルの屋上で育ててきたミカンの木。
ハッサクか甘夏か、種から育てたものですが。
昨今の強風が吹くたびに倒れてしまうので、
もし落下でもしたら大変なことになりますから、
120キロを移動して、神奈川県西部の真鶴に移植することにしました。

3月28日、真鶴のミカン園はすでに木々でいっぱいでしたから、土手に植えました。
移植してみて分かったのですが、
鉢の中は根がいっぱいで、土がほとんどなくなっていました。
これでは育ちが遅いはずです。

接ぎ木もしていませんから、実がなっても酸っぱいはずです。
それでも観賞用としては十分です。
何しろ種から大きくなってきたものですから。
大地の養分を吸収して、大きく育ってほしいものです。

石垣ように石割り作業

2010年04月02日 05時02分13秒 | 特産物
石割り作業をみれました

3月28日に真鶴の小松石の石切り場を見に行ったことは紹介しました。
石切り場近くの道のわきには切り出された岩が置かれていました。
その上には青色の鮮やかなイソヒヨドリも見ることができました。

石切り場の入口には屋根があるだけの作業場がありました。
いろいろな石が、様々な形に加工されて置かれていました。
この日は日曜日でしたが、たまたまひとりの人が石割り作業をしていました。
おもわずその作業に見いってしまいました。

そこで使われているのは、いわば「くず石」なのだそうです。
形や大きさの整った石が選び抜かれたあとに残った石だそうです。
石垣の材料になるそうで、そのために石の形をととのえるべく、
四角すいの形にカットするための石割りをしていました。

石割り作業は、ドリルで岩に10センチ位の穴をあけます。
その穴にピンを刺して、それをハンマーで打ちこむことで、石を割ります。
あらかじめこの辺で切ろうと目算の線を印してから作業にかかっていましたが、
みごとにピッタリとその線で、固い石が割れるのですから、大した技です。

ドリルの強い振動と、石ぼこりのまう中での作業です。
ただ雨と日差しをしのぐ屋根があるだけの、吹きさらしの下でのことですから、
健康に注意しなければならない、なかなか厳しい作業だとみました。
石の採石場と、そこで巨石の移動作業、
そして、石割り作業を見れたのは、初めてのことでした。

石切り場を見る-真鶴の小松石

2010年04月01日 04時55分46秒 | 南神奈川の自然

採石場を見てきました

3月28日(日)、ミカン作業が早めにすんだので、
車を山に向けて、大平山の採石場を見てきました。

真鶴は昔から小松石を切り出しています。
採石している現場を間近に見るのは初めてのことです。
トラックがつくった轍の道を上ると採石場にでました。

車を降りて現場に近づこうとすると、青色の綺麗なイソヒヨドリがやってきました。
日曜なのであまり人影はなく、動きの少なく、邪魔にはならないのが幸いでした。
それでも重機が一台動いていて、巨石を移動させていました。
何トンも、いや十数トンもある巨石でしょう。
石が転がり落とすたびにドーンと地響きが伝わってきます。
重機の窓があいたので、「写真を撮らせてください」と頼むと、
「あぁ、いいよ」との返事がかえってきました。
しかし、これ以上近づくのは、危ないし仕事の邪魔になるので、
下から見上げた様子をとるだけにしました。

かつてはのどかな山だったんですが、
山の表面の土がはがされて、切り立った崖になり、
巨大な岩がゴツゴツとかたまっている状況がみてとれました。
遠い昔、何十年も前に、この大平山へ来たことがあります。
細い道を登り、山の木の枝払いの仕事について行った記憶がありますが、
山の景観は、採石の進展により、記憶の姿とは大きく変わっていました。

途中の道端には見事な巨石がたくさん並べられていました。
近くの作業小屋では、石割り作業をしている人もいました。