みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

また大災害

2011-09-04 12:00:36 | 日記
奈良・十津川が大変だ。

河川の氾濫が収まり次第 直ぐにお見舞いに行こうと思っていたら、明治22年の大水害以来の大災害の模様だ。折立の橋が流され、道路は複数箇所で寸断、猿谷ダムが決壊するおそれもあるらしい。

野田政権で国土交通大臣に就任した前田武志さんの生まれ故郷が十津川・風屋。
また、落選が続いた前田武志さんを参議院議員に返り咲かせたのは十津川の元村長、野尻忠正さん。

後援会会長に野尻忠正さんを戴き、拙僧が選挙参謀として選挙戦略を構築しに十津川に何回となく、打ち合わせに行った。

十津川は町から遠く、遠く離れた隠れ共同体で、郷土意識が非常に強く いまだに十津川に住む人々は十津川郷士と呼ばれ、郷士らしい気風を保っている。

先述通り、明治の頃にも大水害があって十津川村落の大半が流された。家屋を失った人々は愛する十津川を離れ 北海道に移り住んだ。

それが北海道・新十津川村で、前田武志さんの選挙時には郷士のヨシミで大変応援して頂いた。

そんな縁ある十津川が大災害に見まわれている。河川が氾濫した十津川・野尻地区には野尻さんが住んでいる。とても心配だ。

県知事の要請で自衛隊が派遣されたらしい。

しかし、暴風雨はおさまらず ヘリコプターも飛べず土砂崩れの為に 機動隊も自衛隊も知事も身動きが取れずに 五条署に待機の模様。

大自然の猛威の前には 為すすべが無い時もある。
今は大自然の猛威が鎮まるのを願うだけだ。祈るだけだ。