わんわんず

日々のあれこれ、感じたこと考えたこと

2021年の終わりに

2021-12-31 | 日記・エッセイ・コラム
 今年の初めのころを思い出そうとしても、いまいち思い出せない。とりあえず、仕事が忙しかったことくらいか。

 今年を振り返って、個人的なことはいくつかあるが、さすがにここに書くわけにもいかない。社会的には、オリンピックだろうか。普段からテレビを見ないので、大会が終わるとまったくと言っていいほど記憶に残っていない。誰が金メダルを取ったのかすら名前を出すことができない。

 今年も書いたり書かなかったりだったが、来年もできるだけ継続して書いていこうと思う。せめて、年末に振り返りができる程度には頑張らないと。
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書評:コード・ガールズ

2021-12-30 | 最近読んだ本
 読み通すのに思ったより時間がかかりました。
 第2次世界大戦中に暗号解読に従事した女性たちの貢献を明らかにした良書だと思う。アメリカから見た第2次世界大戦なので、対独戦と対日戦の両方が扱われている。

 最初の感想は、アメリカにとっても楽な戦争ではなかったということだ。少々考えてみれば当たり前なのだが、アメリカから見た1940年ごろの状況は自由主義陣営が劣勢で、大西洋航路にはUボートが出没していたわけだ。本書で初めて知ったことだが、ワシントン周辺でも灯火管制が行われていたとか、物資の欠乏が市民生活を圧迫していたという。
 どうしても太平洋戦争に関心が行きがちで、かつ、ミッドウェー海戦から始まる日本が敗戦するまでの流れしか知識が無かったので、米軍が比較的楽な戦争をしていた印象しかなかったので、まさに蒙を啓かれた感じだった。
 同じ流れのことになるが、男性が戦地に向かうために女性が職場で働くことが求められるほどアメリカでも人材が不足していたわけだ。

 逆に、非常事態であったからこそ女性が才能を認められたという面もあるわけで、「~には向かない」という固定観念を打ち破るためには平時では難しいことも感じた。実際、戦争が終わるとアメリカ政府の方針として女性は職場を去ることが打ち出され(戦地から戻った男性に職場を明け渡すよう求められた)、旧弊打破は簡単にいかないことも感じた。

 女学校の生徒が軍需工場で働いていたわけだし、日本国内でも同じようなことが起きていたはずだ。寡聞にして戦争遂行に協力した女性についてまとめた書物を読んだことが無い。

 戦争中に起きていた多様な出来事を描くことで、様々な感想を持つことができる本だと思う。
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CO2排出抑制のスコープ3を実感

2021-12-30 | 社会・経済
 ハウス食品のCMを見て、レトルトカレーを湯煎するよりも電子レンジを使った方がCO2排出量が少なくなると知った。考えてみれば、お湯を沸かす際に無駄に環境に放出される熱があるので、どういう前提を置いても当然だ。

 それを見て実感したのがCO2排出に関するスコープの概念だ。細かな説明は環境省のサイトにあるのでそちらを見てもらうことにして、スコープ3では製品が使われる際のCO2排出も算定対象になる。

 加工食品を説明どおりに温めた際のCO2排出も当然対象になるわけで、省エネ技術が進んでいる工場においては、つまり、スコープ1とかスコープ2での削減よりも製品が使われる時点での排出量削減のほうが削減余地があることになる。

 CO2排出のスコープに関して、ぼんやりとした認識しかなかったが、なるほどと思った(広告というか広報のやり方にもだけど)。
 食品会社が環境を変えるという意気込みを感じることもできたし、気候変動を身近に感じるいいチャンスだと思う。
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マトリックス・レザレクションズを観ました

2021-12-29 | 映画
 年末年始休暇に入ったので、さっそくマトリックス・レザレクションズを観に行きました。朝早い回だと、思ったよりも混んでません。

 随所にこれまでの作品に関係する場面が出るので解りづらいところもありますが、単体で見ることも十分可能だと思います。ただ、少なくとも前作までを見ておくことがお勧めです。

 いろいろと感想はあるのですが、やはり、最後に自由を求めず、従順に暮らすことを求める人(作品では人間に限らないが)はいなくならない。つまり、自由を求める人ばかりではないというセリフが心に残りました。
 確かに、「面倒くさいから決めてくれ」と思うときもあるし、そもそも人に頼ってばかりで、自分で決断しないことを習慣にしている人もいるし、決断を伴う自由を求める人ばかりじゃない。
 しかし、自分を省みて、自由を求める気持ちがあることは間違いない。
 もう一度、自由を求めてもいいかもしれない。
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中小企業の多数は赤字と言うけれど

2021-12-29 | 社会・経済
 賃上げを促す税制に関して報道されるときは、中小企業の相当な割合が赤字企業で税金を払っていないから恩恵が少ないという論調のことが多い。
 じゃあ、赤字だから借金が増える一方だったり、財産が減る一方なのかというとそんなこともない(と思う)。世の中には、節税という言葉があるし、だいたい、税理士と呼ばれる職種の存在意義はそこだろう。

 経費計上できるものはすべて経費にするとか、家族全員を取締役にして役員報酬を払うとか、会社経費で私的な旅行に行くとか、今でも通用するのか知らないけれど、様々な方法で税金を払わない企業がたくさんある。
 税金を払うのはバカだという話を聞いたこともあるし、中小企業が赤字というのも、「利益が出ていない赤字」と「利益が出ていないように見せている赤字」と区別する必要はあると思う。

 特に、報道で出てくる「何年も続けて赤字の企業」は、どうやって支払いを続けているのか、ちょっとくらい調べても良いのではと感じる。
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