ハッブル宇宙望遠鏡を修理するために予定されていたスペースシャトルのミッションが、ハッブル宇宙望遠鏡に新たな故障が発生したため、来年に延期されることになった。
通常よりも高い軌道での作業を行うために、非常事態が起きた場合に備えて救助用のシャトルまで準備していたのに、残念なことだ。
延期した打上げ時期にもシャトル2機体制をとるなら、ただでさえ予定回数をこなせない打上げスケジュールに大混乱が起きることは間違いない。一度セットした機材をシャトルを整備塔に戻した上で撤去し、別のミッションのための機材を積みなおすだけでも大変そうなのに、乗員の訓練スケジュールや打上げ可能な時間帯の再設定をするのは、不可能への挑戦みたいな状況になりそうだ。
この状況だと、相当強く日本側がプッシュしないと、ISSのきぼうモジュールが完成しないんじゃないだろうか。