わんわんず

日々のあれこれ、感じたこと考えたこと

1個師団が800人!?

2006-02-27 | 日記・エッセイ・コラム

 今日、CNN.co.jpにアメリカ軍が育成中のイラク軍のうち、アメリカ軍の支援なしに単独で活動可能と評価される師団がなくなったという記事があった(ニュースサイトなので、すぐに見ることができなくなると思うのでリンクは張りません。ちなみに記事のタイトルは「米軍支援なしで作戦可能な師団は皆無に、イラク軍」というものです)。
 いまだに自爆テロがあったり警官に対する攻撃があったりと、政情が安定しない国なのでアメリカ軍も苦労しているのだろうと思ったが、その記事を見て驚いたのが

「単独で作戦遂行が可能とされてきた唯一の師団の戦闘能力の評価を下げ、実戦で米軍の支援が必要とのカテゴリーに入れたことを明らかにした。 同師団は最大800人で構成。」

というくだりだ。普通、師団というと独力で作戦行動が可能な単位のはずで、司令部のほかに補給や衛生、場合によっては根拠地を持つくらいのはず。時代や国によっても違うが、1個師団というと5000人から2万人くらいは所属していないとおかしい。実際、現在の自衛隊でも1個師団の定数は6000人から9000人になっている。
 さらに、この記事によるとイラクには
「国防総省によると、イラク軍は現在、約100師団を保持。」
しているらしい。もっとも800人が100個師団あっても8万人にしかならないわけで、陸上自衛隊の定数では11個師団で14万人くらいだから、小規模な軍隊ということになるのだろう。もっとも、人口が2400万人(日本の5分の1くらい)程度ということを考えると十分な陣容なのかもしれない(陸上自衛隊の定数を5分の1にすると2.8万人。これと比べると大きく見える)。
 そうはいっても、イラク戦争前の100万人の軍隊という表現は大げさでも、今でも100個師団もあるなら30万人や50万人はいてもおかしくないと思う。この記事は本当なのでしょうねぇ。何か間違っているような気がするのですが。

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トリノオリンピック

2006-02-27 | スポーツ

 ほぼ2週間にわたって行われたトリノオリンピックが終わりました。何とか今日の閉会式は出勤前のNHKの中継で見ることができました。
 そこで、オリンピックを振り返って一言。テレビの事前報道は当てにならない。
 少なくとも実力評価という意味ではぜんぜん駄目だという事がよく解った大会でした。大会はじめにあったメダルが期待されるモーグルの中継を見たときから「ありゃりゃ」という感じで、メダルが期待されるというのは上位がコケたら何とかなるという程度なのかと実感してしまいました。
 結局、テレビというのはマスコット的に絵になるかどうかが一番大事で、実力は二の次なのね。

 そういえば、サッカーワールドカップフランス大会のときもそうだった。ジャマイカ、クロアチア、アルゼンチンと同じ組になってどうしようっていう感じだったはずなのに、テレビではいつの間にやらジャマイカに楽勝、クロアチアにも勝ってアルゼンチンと引き分けるという当時のサッカーを知っている人から見ると「??」ということになっていた。
 シビアな予想をするよりも楽観的な予想をするほうが俄かファンは盛り上がるし、視聴率もよくなるのだろうけど、選手たちが実力を発揮しても「期待を裏切った」といわれるのはどんなものでしょうか。(カサンドラの予言は誰も聞きたがらないということか・・・)

 それはさておき、テレビ中継を見ていた限り、「何をしに行ったの」という選手がいたことも事実。本人たちは悔しい思いをしたと思うけど、「もっと準備して行けよ」という言葉をぶつけたくなるような事ではいけないと思う。別に成績が良くなくても、全力を尽くして、それでもメダルや入賞できないということは仕方ないと思う。ただ、もう少しだけ、ひたむきさが欲しかった。

 次のバンクーバーに向けての準備はすでに始まっていると思います。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉のとおり、(順位は別として)自分たちのライバルを研究して、そのライバルを一枚上回るための努力をサポートする人たちも含めてやってもらいたいものです。

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ひまわり7号

2006-02-26 | 宇宙開発

 今月18日に打ち上げられたMTSAT-2は正式に「ひまわり7号」と命名されました。軌道上予備機として、今のところひまわり6号の運用が5年間予定されているので、その後稼動する予定です(その後5年間運用される見込み)。
 日本の宇宙開発というとロケット打ち上げに注目が集まりますが、打ち上げた衛星がきちんと稼動して初めて成功といえるわけで、こういう記事もちゃんとフォローしないとね。

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国際貢献

2006-02-26 | 宇宙開発
 

JAXAのプレスリリースでレイテ島の災害の状況を衛星から撮影した画像をアジア防災センターに提供したということだった。
 まだまだ試験運用中だから画像解析についてはこれからだと思うけど、こうやって衛星でしか出来ないことで国際貢献することが軍事利用を否定している日本の宇宙開発にとってはとても重要なことだと思います。

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ASTRO-F(あかり)打ち上げ成功

2006-02-22 | 宇宙開発

 出勤前に家を出るぎりぎりになりながらライブ中継を見ていました。打ち上げ時刻が夜明けごろということもあって、ロケットの周りはだいぶ暗かった。(宇宙へのパスポート2だと余計な電力がないから灯火管制があるんだったかな?)
 M-Vは現在計画中のもので開発を終了することになっているということです。H-2Aも継続的に改良が続くとはいえNASDAのイメージは減ってきたような気がします。
 ところで、昨日の打ち上げ延期のときも感じたけど、固体ロケットなら「ああ、明日に延期か」で済むという安心感がある気がします。液体酸素と液体水素を使うH-2Aではこうは行かない。いずれ次の固体ロケットが開発されると思うけど、H-2AのSRBなどと無理にプラットホームの共通化などはせずに"もうひとつの基幹ロケット"として開発を続けて欲しいと思います。
 「あかり」はこれから機能確認をして観測体制を整えるまでは気が抜けないと思います。軌道投入に成功してからが本番を迎える人たちにも頑張ってくださいと言いたいです。

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