国民全てが評論家、国民全てがコメンテーター......
どうも、そんなふうに誰かを使って、マスコミが視聴率とれるように、社の方針を世間に広められるように、使っているとしか考えられない。
なんで、参議院選挙の速報番組や翌日のニュースで、タレントや芸能評論家が、内閣の責任と党執行部の責任について言及しているのか?
そして、内閣の主要大臣のコメントを流す。それもお決まりのニュースのネタになりそうな、揚げ足の取りやすそうな部分だけ30秒程度流すだけ......一国の大臣だよ。国民のために働くよう選ばれた大臣のコメントを編集しまくって30秒、自分たちの都合のいい部分だけ流すのって、視聴者をバカにしていると思いませんか?選挙して選んだ国民をバカにしていると思いません?
そんでもって、とどめは街角のインタビューの紹介。こんなの......ぶっちゃけ、垂れ流しだよね。
誰が責任を取るの??自分たちに都合のいい意見だけ編集して、数秒単位で紹介して、街角の人々はこんなに怒っていますなんて、いけしゃーしゃーと言ってのける。この手のニュース番組やワイドショーを見て、コメンテーターの言ってることを鵜呑みにしているから、いつまでたっても成熟した民主主義にたどり着かないんだよね。
とにかく、テレビの番組には、放送作家と台本と編集とスポンサーと親会社のイデオロギーとタレントのイメージと彼らが所属する事務所の意向とお金と権力が渦巻いていることを忘れてはならない。えらそうにコメントしている評論家もお金をもらっているんだから、番組のスポンサーやプロデューサーの意向を無視して来週からどの放送局からも干されるような発言をするわけないもんね。
メディアというものが、怪物のように一人歩きしている現代、我々はしっかり勉強してまどわされることがないようにしなければならないんじゃないかな........