和歌山WALKER編集長のスローな日記

編集長の、ちょっと気になったこと、ランチ、グルメ、本、映画などをぼちぼち書いていこうと思ってます。

一期一会

2005年03月30日 | 生活
一期一会ということばを知っていますか?
私の記憶が正しければ、茶道から来た言葉で、「いま、会っている人は、いつまた会えるかわからない。ひょっとすると、もう二度と会わないかもしれない。だから、この出会いを大切にして精一杯誠意をつくして付き合おう」といった意味だったと思う。

毎日、生きているだけでいろんな年代、立場、つきあい方の人々に出会う。すれ違うだけの出会い、何十年もいっしょに遊んでいる親友、いろいろな人が私の人生に多かれ少なかれ影響を与えていく。

私の大学の先輩で、私の人生におおきな影響を与えた2人がいる。2人とも今はサラリーマンになっていて、年賀状程度のつき合いであるが、今でもたいへん感謝している。彼らにとっては普通に接してくれていただけかもしれないが、考え方、生き方、価値観、全てにおいていい意味の影響をうけた。

ひとつだけ言えることは、すべての人は、いずれは離ればなれになったり、会えなくなったりするということだ。明日かもしれないし、10年後かもしれないし、どちらかが死ぬときかもしれない。だから、それまでは、必ず全力で付き合っていこうと思うし、誠意を示そうと思う。 

ABC ヤングリクエスト

2005年03月19日 | その他
以前書いたが、私はラジオ族である。
部屋でPCに向かっているときでも、音楽聞いている時間とラジオをかけている時間はほとんど半々である。仕事で車に乗っているときも、カーステレオより、カーラジオである。寝るときは、深夜放送をイヤホンで聴きながら眠りにつくことが多い。寝るとき聴くのは、NHK「ラジオ深夜便」、落ち着いた雰囲気の番組である。

学生の時は、もっとヘビーなリスナーだったが、小学生の頃から深夜放送「浜村淳のバチョンといこう」「オールナイトニッポン」「ヤングタウン」「パックインミュージック」・・・いろんな放送を聴いてきた。DJも多彩で、当時、山下達郎、鶴光、野沢那智、愛川欣也、山本コウタロー、荒井由美、南こうせつなどなどすごいメンバーだったよね。

中でも忘れがたいのは、「ABCヤングリクエスト」だ。
当時、勉強しながら聴くことが多かったので、しゃべり中心の番組より適当に音楽がかかるヤンリクはよく聴いた。「はがきで当てよう、車と一万円!」というキャッチフレーズだった。
1時間に1回くらいコーナーがあり、思い出せるのは「仁鶴頭のマッサージ」「キダタロー ミキサー完備スタジオ貸します」「ミッドナイト寄席」「谷まさる ファッションアドバイス」「心の旅」・・・そんなところかな??ミッドナイト寄席、心の旅あたりになると、2時くらいになるので、「はやく寝なきゃいけない」と焦ったことを憶えている。なんだか、夜中までおきている罪悪感があったのか、幼かったんだろな。今となっては、明日の仕事に差し支えるから、はやく寝なきゃいけないとは思うが、罪悪感はない。

いま、昼間もあいかわらずABCのヘビーリスナーだ。昼のおばちゃん向け番組もおもしろい。自分もオッサンになったとうことか・・・・・・

レバニラ炒め

2005年03月16日 | めし、さけ
かつて、天才バカボンの父が愛したレバニラ炒め、私も幼少の砌、レバニラ炒めとはいかなる食べ物ぞ、と思ったことがあった。就職して、近所の昼食食堂に行ったときのこと、メニューにレバニラ炒めの文字。さっそく私は注文しましたよ。
その食堂の名前は「悟空」。ドカーン!うまいんですよ、これが、、、
二度揚げされたレバー、シャキシャキ感ののこるニラ、甘辛いソース、、、まさに絶妙といえる。

それ以来、いろんな場所にいくたびに、中華料理のメニューに「レバニラ炒め」の文字があれば必ずと言っていいほど注文した。しかし、いまだかつて「悟空」をこえるレバニラ炒めは存在しなかった。

私が悟空に通いだしたころ、店の子供たちは、小学生だったと記憶している。今はすっかり大人になり、時の経つことの速さにびっくりしてしまう。最初はランドセル背負ってたもんね。。。
悟空のレバニラ炒め、まい・ふぇいばりっとメニューのひとつである。
写真がないのが、残念!! 今度食べに行ったら撮ってきて掲載します。

上方落語 四天王

2005年03月14日 | 落語
戦後上方落語の四天王といえば、桂米朝、桂春団治、桂文枝、笑福亭松鶴である。
昨日、桂文枝がこの世を去った。松鶴に次いで、2人目である。
文枝師匠は、ハイトーンな声質で、特に女形の声の時に特徴があった。また、どんな演目かは忘れたが、仏壇の開け閉めする時の擬音をおぼえている。

そのほか、文枝師匠の記憶は、素人名人会の審査員を大久保礼さんなんかとやっていたこと、毎日放送ラジオの土曜11時からの「のぶりんの気分は青春・・・」と言う番組のCMで「のぶりん、たのんまっせー」とドナリしていたこと(あれは何のCMだったんだろうか??)、これもラジオCMだが、「まっちゃまちの福板屋、人形と結納♪」という台詞を言っていたのは文枝師匠だとおもうんだけどな・・・・・

古典落語を愛する私にとっては、これでまた正統古典ライブをできる噺家がひとりなくなったと思うと、さびしい限りである。

ちょっと、噺家のHPでも検索してみるかな。。。。

上方落語ってどうなん?

2005年03月12日 | 落語
落語をライブで見たことがありますか?
私は小学生のころ(今から35年前?!)から聞き始めた。当時からラジオキッズだったんだけど、たしかABCヤングリクエストの中にミッドナイト寄席というコーナーがあり、そこで笑福亭仁鶴の落語を聞いたことがきっかけだったと記憶している。その後は、買ってもらったカセットテープレコーダーで一生懸命録音した。テレビ欄に落語番組を見つけるとこれもカセットに録音した。壁に向かって練習したこともある。大学を北海道に行ったときも、今はなき桂枝雀が帯広市民会館に来たとき友達を無理矢理さそって見に行ったりした。
就職してからは、和歌山にくる米朝を追っかけ、大阪まで独演会に通った。集めた米朝のビデオは25本をこえている。

関東落語にはあんまり興味がなく、おもしろいな~と思って聞いたことがない。やはり落語は上方だ。たった一人で、座布団の上で座ったまま、衣装も着物、小道具は扇子と手拭いだけで、何人もの登場人物を演じ分ける。他に類を見ない形の芸だと思う。特に米朝は、笑ってもらうシーンと聞かせるシーンがなめらかに混ざり合い、知らないうちに話の中にのめり込み、笑いすぎて涙を拭きながら聞いている。やはり落語はライブにかぎる。
米朝も人間国宝になり、最近は話の展開にスピードと切れがなくなってきている。米朝のライブに行くことは参拝というらしい、なんせ国宝だから・・・(笑)

今上昇中だと思うのは、桂吉朝である。親の七光り小米朝、雀三郎、、、など注目の噺家も多い。落語というのは、特に古典はある程度年齢と経験を積まなければできない難しい芸だ。私は、上方落語から、日本の文化、風俗、正しい関西弁、古典芸能、笑いの間などを教えてもらった。あんまり古いことをよく知っているので、結婚した当時の家人は「あんたはきっと江戸時代の生まれだ。だまされた!」とよく言っていた。そんな家人も、今はすっかり上方落語ファンである。

私の部屋には、独演会のときにゲットした米朝と吉朝のポスターが貼ってあることは言うまでもない。

カサブランカ

2005年03月12日 | 映画
今宵は、CD聞きながら書いてます。流れているのは、小野リサ、ボサノバアレンジ「as times goes by」。
私のDVDコレクションには、何回も見たい映画がいくつかある。コレクションの内容は、またボチボチと紹介していくが、その一つに「カサブランカ」がある。ハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマン、戦時中の北アフリカ、カサブランカを舞台にしたモノクロの古い映画だ。
ボギーのかっこよさもさることながら、バーグマンの美しさといったら、まったく夢をみているような感じさえする。
パリで巡り会い、オープンカーでシャンゼリゼをとばすボギーの肩に寄り添うバーグマンの微笑みをたたえた表情は、ほんとに美しい。
なんだか、今の映画にはない「憧れ」を感じる。何回みてもいいんですよ。
最近の映画には、何回も見たいなと思うのはそんなにない。やはり古くても名画は名画なんですな。。。。

酒の飲み方

2005年03月04日 | めし、さけ
酒を飲みながら、書いています。
今宵は、500円の白ワイン、ちょっと辛口だけどチーズを肴に飲んでいるといける。これは、紀三井寺界隈でもとめたもので、店の人によると定価2000円くらいするやつらしい??
でも、うまい。ま、アルコールは全般的に好きなので、よっぽどのことがないかぎり、「まずい!」と思うことはないんだけどね.....肴はうまくなきゃイヤだなと思うけど、酒自体はいやしい酒飲みのサガか、あまり思ったことがない。極端に言えば、肴なしでも平気である。

そんな私が、最近心がけているのは、料理に合った酒の飲み方。
たとえば、イタリアンにはワイン、お刺身には熱燗、中華を食べるときは紹興酒、薩摩揚げには芋焼酎、、、、といった塩梅だ。
じゃ、カクテルは??ウイスキーは??冷酒は??ということになるが、それなりに法則とポリシーがある。カクテルは、基本的にそれなりのバーに行って、最初に1~2杯、特にショートグラスは最初に、2,3口で飲むものだと認識している。ウイスキーは、バーにおいてはカクテルの次に注文するもの、またはきれいなホステスさんのいるスナックで、酒の濃さなんてどうでもいいやと思いながら飲むものと思ってます(笑)。

じゃ、ビールは??これは、猛烈ビールファンの私にとっては結構難しい命題なので、後日書くことにする。

じゃ、なんでお刺身に冷や酒でなく熱燗なのかというと、歴史をふりかえれば、基本的に日本酒は熱燗で飲むのが常識だったらしいということに起因する。上方落語の中にも、「もう、火鉢の炭を落としたので、熱燗をつけられない。しかたないからヒヤで飲むわ」という意味の言葉や、熱燗でない飲み方は邪道、品がないという意味の表現が多い。つまり、昔は日本酒は温めて飲むことが当たり前となっていたみたい。ま、例外として落語「青菜」の井戸で冷やす「ヤナギカゲ」みたいなのもでてくるけど。。。。

いつから、熱燗が当たり前じゃなくなったのか?最近思うことは、日本酒が世間の西洋食文化に迎合したあたりからおかしくなったみたい。特にバブルの頃、フルーティーでワイン感覚の大吟醸みたいなものが珍重されて、本来の飲み方を無視したマーケッティングを展開したことに大きな問題があったのではないだろうか?
日本酒の歴史や文化というのは、そう易々と変化しないと思う。だから、原点にもどって正しい飲み方で地道にマーケッティングすることが、日本酒復権の近道と思うんだけどな・・・思い出してください、映画「用心棒」で三船敏郎が居酒屋に入って2合徳利で着物のたもとに腕を入れて、ちびちび飲んでいた熱燗、かっこいいじゃないですか??

う~ん、太刀魚の刺身、メバルの煮付け、分葱のヌタと熱燗飲みたくなってきた、くーーー!!

ジェイミーのラブリーダイニング

2005年03月03日 | めし、さけ
我が家には、ケーブルテレビが引かれている。
女性のためのチャンネルにLaLaTVというチャンネルがあり、このプログラムに「ジェイミーのラブリーダイニング」なる番組がある。内容は、イギリスの青年ジェイミーがカメラの前で料理を作るという料理番組なのだが、これにはまってしまった。
番組の最初はジェイミーがスクーターに乗って、買い出しに出かけるところから始まる。
そのときに、今日のゲストの紹介がさりげなくされる。たとえば「ベジタリアンのマジシャンが4人食べに来る」だとか、「家の改装をしてくれている大工さん2人にご馳走する」とか・・まず、このあたりの設定のやり方がおもしろい。日本の料理番組のように、上沼恵美子が白衣を着た料理の先生と「今日は、肉じゃがをつくりましょう」という作り方はしない。料理名なんかどうでもよくて、その日のゲストにあったレシピを考えて、ときにはゲストにも手伝わせたりして、最後にみんなでなかよくおいしそうに食べるシーンで終わる。
買い出しのシーンも、スーパーに行くんじゃなくて、市場や肉屋、魚屋、チーズ専門店などに行って、対面で交渉しながら(値切るのではない)、ほしい物をほしいだけかっていくあたりが、ヨーロッパ的だなと勝手に思ったりする。
料理は、イタリアンのハーブ満載、オーブンレンジを多用するなど、少し日本で再現するのは難しい物もあるけど、繊細な感じがしないおおざっぱな作り方が好感が持てるのかもしれない。

これを見ていて、少し料理に興味が出てきた。もともとアウトドアでうまい飯とうまい酒で野外宴会というのが得意ではあったが、家でもやってみたくて、最近ボチボチと挑戦している。
なんだか、身の丈にあった丁寧な生活。そんな漠然としたライフイメージに少しだけ近づいているんじゃないかなと思うとすがすがしい気分さえしてくる、そんな今日この頃です。

カフェ飯

2005年03月03日 | めし、さけ
最近、はやりのカフェでランチした。
場所は、旧丸正別館、1階から地下へ2フロアーひろがる「BIRD」である。
なんでも、朝飯(breakfastというべきか?)から、夜のバータイムまで面倒みてくれる使いでのありそうな店である。ランチのメニューは、日替わりランチが肉と魚、パスタのランチが2種類用意されていた。私は、肉のメニューをチョイス。「豚バラ肉のコンフィ、ジャガイモロースト添え」が本日の中身である。コーヒーカップにスープとサラダがつく。ライスとパンを選択できるが、パンのほうがよかったみたい。
いかにもカフェ風のワンプレートにのっかって出てきた料理は、ちょっと豪華さにかけるが、食べるとまずまず・・・携帯版日記にも書いたが、空調がききすぎているのか、やたらとライスの表面がパリパリに乾いていく。男の私には、少し物足りない面は否めないが、これがカフェ飯というものと納得する。¥780、コーヒーは、¥120増しで付けることができる。
店内は、静かにJAZZ調の曲が流れて、いい感じだった。夜に行ってみたい。
でも、隣におばさん4人グループが座って、ここの払いは私が・・、いえいえ、私が・・なんてよくある風景が展開されていたのは、さすがカフェといえども和歌山やね。