ワカキコースケのブログ(仮)

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FBでの音楽ばなし 2014夏~秋

2014-10-24 04:29:13 | 日記


1ヶ月以上ぶりのブログ更新です。

こんなに空くのは、本当に残念。ブログ、書きたくて書きたくてしかたない。仕事を優先にしていると、あれもこれも、後回しになってしまう。

やむなく、フェイスブックで夏から秋にかけてつらつら書いた、レコードの話をあげておく。妙にフェイスブックでは、音楽ばなしをすることが多い。なんてことない内容ばかりだが、いざ、まとめてみると。
自分で言うのもなんだけど、ちょっとした時間つぶしにはしてもらえると思います。

 

8月16日【レコーダーに入れている夏の定番】

今日の一仕事(これから始める…)の前に。
緒方明監督の、アイポッドに入れてランダムでウォーキングの時きいている曲、の話が毎回、面白い! 読むラジオ番組って感じで。

真似させてもらいます。ICレコーダーを持ち歩く用がある時、ウォークマン代わりにして遊ぼうと前にドサッと入れたのを、ランダム再生にしているもの。

夏場はこんな感じ。


「ライト・イン・ブラック」レインボー
「成長するっていうこと」ブルース・スプリングスティーン
「マイ・リトル・タウン」サイモン&ガーファンクル
「ミス・ブランニューデイ」サザンオールスターズ
「ムーヴィン・アウト」ビリー・ジョエル
「ピース・ラヴ&アンダースタンディング」エルヴィス・コステロ
「ディグニティ」ボブ・ディラン(ライヴ)
「ワン・ナイト・スタンド」ジャニス・ジョプリン
「ドント・テイク・ユア・タイム」ロジャー・ニコルス&SCOF
「君の便りは南風」泉谷しげる
「いつか」山下達郎
「夏の終り」オフコース
「ウィンディ・レディ」山下達郎
「恋の町札幌」石原裕次郎
「ラッキー」ローラ・ニーロ
「御免ライダー」奥田民生
「ヒー・ガット・ゲーム」パブリック・エネミー
「彼女はデリケート」佐野元春
「グリーン・スリーヴス」ケニー・バレル
「サマータイム」エラ&サッチモ
「サマータイム」サム・クック
「夏への扉」山下達郎
「最後の夜汽車」甲斐バンド
「黒い夏」甲斐バンド
「はずみだした小さなエンジン」蜜
「ダイスをころがせ」ローリング・ストーンズ
「どうにもならない望み」CSN
「ヤング・フォーエバー」佐野元春
「死か栄光か」クラッシュ
「浜っ子伝説」王様
「アイム・オンリー・スリーピング」ビートルズ
「めぐる季節」オフコース
「使い放題テンダネス」バービー・ボーイズ
「しらけちまうぜ」小坂忠
「マリーは恋人」エルヴィス・プレスリー
「愛は幻」大貫妙子
「かげろう」チャー
「早く家に帰りたい」サイモン&ガーファンクル
「お気に召すまま」ジャーニー
「グッバイ・ガール」デヴィッド・ゲイツ
「スモール・タウン」ジョン・メレンキャンプ
「ゼニの効用力について」加川良
「スプリンクラー」山下達郎
「バスストップ」ホリーズ
「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」ジェイZ+アリシア・キーズ
「たどりついたらいつも雨降り」モップス
「心のラヴソング」ウイングス
「9月の海はクラゲの海」ムーンライダーズ

…キリがなくなってきた。もうやめます。やっぱりタツロー、強いな。JPOPの小津だからな。
以上、単なる自己満足でした。



8月17日【山口百恵『ゴールデン☆ベスト アルバム・セレクション』】

衝動買い。緒方監督のFBに影響されて。資料探しのためだけに外に出てすぐ帰る自分に、ちょっと、ごほうびしました。

角川映画の主題歌を並べたカセットテープをつくる。あるいは、相米映画の主題歌・挿入曲をあつめたテープづくり。これが夏休みのセルフ自由研究だった同年輩の方、けっこういたのではないかと思います。

僕の場合、ルイスの「BOYS」と、山口百恵の「夜へ…」がなかなか手にできずジリジリしていました。『翔んだカップル』サントラは後でしっかり見つけた。

百恵ちゃんの「夜へ…」が聴きたい。百恵ちゃんの「夜へ…」が欲しい。

思い余って、10年以上前、望外にいいギャラだった仕事の時、たまった家賃を払わずに全曲集を買った。そんな自分がいじらしかった。
いじらしいもんで、つい自慢しちゃって、請われるまますぐに人に貸しちゃって。そしたら彼、急病でそのまま地元療養、帰っちゃった。
「何も気にせずゆっくりしてね」と言ったあと、返してもらってないよ! と気が付いてジダンがジダンダ。「CDだけ送り返して」なんてねえ。そんなセコいこと言えませんし。ちょっと(本気で)泣きました。

そしたら。去年の年末、こんな、アルバムのいい曲を集めた、モーレツにかゆいところについにジャストで手が届いた企画盤が出ていたのだった。

「夜へ…」がいかにスペシャルな曲かは、語るの、恥ずかしい。昔聴いてた時よりもっと大人の、入り込めない世界に感じられて溜息しか出ません。胸が痛くなってしまうぐらい。ただもう、萩田光雄はグレイト。思えば、この人のアレンジする音が、おとなの音だった。そして今もそうだった。

作家主義的に聴くと、阿木・竜童の軸はもう、もちろんとして、初期の作詞家・千家和也。同時期に、同時進行で殿さまキングスと中3百恵ちゃんを量産していた特異さについて改めて。
後半は、ジョニー大倉、さだまさし、谷村新司、来生きょうだい、浜田省吾、松本隆と鈴木茂、大瀧詠一、杉真里、井上陽水らが、それぞれいかにも〈らしい〉曲(なにしろアルバム収録曲なので)を提供しているのを楽しめて、いま、1度とおして聴いてるだけですが、壮観です。

完全に逆ブリル・ビルディング状態。向こうはほら、キング&ゴフィンとかニール・ダイアモンドら若い作家チームが、自分たちも前に出てきた、という順番ですが。日本は、ニューミュージックの新スターがアイドル歌謡に曲を提供、だから。そういう図式は80年代以前、百恵ちゃんのときにこれだけしっかりと出来上がっていたとよく分かる。

そして、ライナー封入の写真。ほとんどミニ写真集。
リアルタイムでは子ども過ぎて、ピンとこないおねえさんだったものですが。百恵ちゃん。……百恵ちゃん! 狂おしいほどかわいい。きれい。菩薩である。
要するにこれで3000円は、かえって申し訳ないと思う程の、超お買い得盤でした。



8月19日【ルイス「BOYS」】

緒方監督すいせんの曲を探してるうちに寄り道…。5月にアップされてた。ありがとうございます。もしも、いかな僕にだって青春はあった、と言えるならば、端にそれはこのレコードを中古屋で探してた日々ってことになるのかもしれない…。どの映画のラストに流れるか、説明不要な人とだけ涙目で語り合いたい、というパラドックス。
https://www.youtube.com/watch?v=rz23bFLQCpE&feature=share



8月19日【浜田省吾「終わりなき疾走」】

スタジオ盤のピアノはね、なんとニッキー・ホプキンスなんだよ! って話をしたいときもある。どうしてSNSでは、映画より本より、軽音楽のこと書きたくなるのでしょう。純粋なたのしみでいられるからかな。
https://www.youtube.com/watch?v=UYXDwwVh5RU&feature=share



8月19日【マイルス・デイヴィス『死刑台のエレベーター』レコーディング映像】

撮ってたの! 嘘でしょう…という映像。短いから、実は、そんなにありがたみないのですが。それでも「ホントにそうしてた」ところを視ることができます。

当日はジャンヌ・モローも立ち合ってたそうで。ボリス・ヴィアンも見学に来てたとかなんとか、話に聞いたこともある。でも、マイルスがラッシュを見て「監督、この俳優スゲーいいじゃんよ!」とベタボメしたのは、リノ・ヴァンチュラだったそうです。
http://amass.jp/44029?utm_content=bufferc8fc7&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer



8月31日【オフコース「夏の終わり」】

8月31日ということでこの曲。9月に入ったらすかさず竹内まりやとEW&Fの「セプテンバー」を聴くとか。そういうところはマメです。

オフコース。最初は兄貴のレコード聞かせてもらって。シングルのヒット曲じゃないほうがいい曲ばっかり、な存在もいることを初めて教えてくれた。
中学生のとき、室蘭に来たフィルムコンサートのポスター貼りや会場準備をしたのが、生まれて初めての(店や商店会の手伝い以外の)お金をもらうアルバイトだった。

いまだにこっそりオフコース聴いてます。あまりに超人気だった反動で、笑われちゃうので。あんまり人に言えなくて。自分からは話題にしてこなかった。
しかし中学から今までずっと聴きつづけてローテーションから降りたこと一度もない、なんて存在は、ほかにビートルズ(ポール含む)とサイモン&ガーファンクルと山下達郎と中島みゆきだけなんだから。
エヴァーグリーン、ともっと堂々と語っていいね。そろそろ。

ただ、鈴木さんが抜けた後~小田さんのソロ、に関してはほぼノータッチ。
コーラスがキモなグループだったと思っています。

貼ったのは珍しいテイクです。それでもホントはオリジナルがいいんだけど。「さよなら」しか知らないのでウヘーッてなるひとを、ムッ……と唸らせる自信あるんだけど。ユーチューブで無かったのは残念。
https://www.youtube.com/watch?v=TbtHwD6PglY&list=RDTbtHwD6PglY&index=1




9月4日【レインボー「ライト・イン・ブラック」】

ずっとこもっている間の休憩。もうひとがんばりしなきゃ。
気合入れたい時は、これです。昔から。
〈ハードロック史上最高のB面〉のハイライト。

機材の発展と、競技人口(アマチュアバンド)の膨張的増加に伴い、ロックなんつーものをプロの仕事にする者たちは、よりデカい音で、そして、腕自慢のアマの士気を喪失させるだけのスピードとテクニックを誇示することを求められた。

と、一途に考えた人たちの流派がハードロック、です(という言い方もできる)。

スタジオ1発録音、ノーブレスでダッシュして何百メートル走れるか、競い合うような演奏。せーの、でこの曲をやって、リッチー元帥も参謀ジョンもコージー軍曹も、明らかに寿命を縮めてる。明らかに「命を削ってる」ことが伝わるレコーディングは、そうそう無い。
デュオ殿下の咆哮だけはまあ、これが普通。この人はこれでふつう。

どうしてこの時代(76年)のレインボーは可憐なほどに美しいのか?

きっとね、どうもね、勝てると踏んでたんだと思う。ザ・ビートルズに。

FAB4が不可侵の神になる前。ロックバンドって大体こんなものってみんながコンセンサンスにする前。
8分間スピード&ラウドをぶっ続けてれば、オレたちの曲は「ヘイ・ジュード」よりスゴイ! って世界中のキッズどもが叫びだすぜ! と賭けることができていた、敵はビートルズって真顔で言うことができた時代の純情。

が、今もなお、オトナになりきれない僕の心を打つんです。
https://www.youtube.com/watch?v=TYrW3yONR44&feature=share



9月4日【ジャニス・ジョプリン「メイビー」】

一方で(まだ仕事再開してない)
「いつまでもジャニスとかジミヘンとか言うな! 卒業しろ!」
と自分自身に対していらだつ季節もありました。

ほら、カート・コバーンのこととかも。ねえ、あったから。

エルヴィス・プレスリーをガチで聴くようになったら、オーティスの「歌の強引さ」(by鈴木啓志)が気になるようになってしまい、そのとばっちりのようにジャニスも自然と遠ざかった。
数日前、部屋の奥から数年ぶりに『コズミック・ブルースを歌う』のCDが出てきて。

この曲は、冷静さを失わせますね。つらいことも思い出させる。

https://www.youtube.com/watch?v=caiBo_wTxrY&feature=share




9月9日【加川良『ROCK』】

居酒屋で。知ってる声の知らない曲。「…これ長渕剛だよね。なんて曲?」。一同に聞いたら「ナメてんすか」「どうせバカにしてるくせに」「濃いファンが隣のテーブルにいたら殴られますよ」一瞬のうちに集中砲火。スナオに聞いただけなのに…。今こんなに溝があるのか。ほんとはボクらも冷たい外国人。

結局だれも教えてくれなかった。まあ、今回は縁がなかったということで。20世紀半ば以降は、何が耳にとびこんできたか、何を聴いてきたか、そして何を聴かずにきたか、は、もうすなわち人生の問題と同じだと思っています。

19歳の時、荻窪にあった中古レコード屋に流れてる曲があんまりおそろしくて、店を出てしばらくタバコ吸いながら外を歩いた。やっぱり戻って、「あのー、さっきお店で流れてた…」とおそるおそる店員さんに聞いたら、「加川良ってひとの『伝道』ですよ」と親切に教えてくれた。こういう縁もあるわけで。

いずれライブに行きたい、とズーッと前から思ってるのですが、恐れ多い…なんてヘンにこじらせて、なかなか行けない。

緒方明監督のパーティー&ライヴのゲスト、ということが下北沢であった時、ついに時が来た!とそわそわ出かけました。
途中で電話。ボクが某所でふっかけたケンカの仲裁してくれる人から。出ないわけにいかない。外ですこぶる恐縮してから、戻ったら、加川さんの出番は終わっていました。これもまた、縁。

先日、前から欲しかった盤、ひょこっと見つけた。うれしい。要はこれが言いたかったおしゃべりでした。



9月17日【ボブ・ディラン「クロス・ザ・グリーン・マウンテン」】

やっとPV見つけた(でもショートヴァージョンかな…)。こじらせ帝国の長、ディラン。自身名義でバチッと決まった録音が無い「アイ・シャル・ビー・リリースト」から始まり、80年代になっても「ブラインド・ウィリー・マクテル」や「ディグニティ」など、絶対、代表作になったのに!クラスの曲をオリジナル・アルバムに入れず。近年のこれも、です。長時間歴史ドラマ(日本で言うと一頃の年末10時間時代劇のような)のテーマソング。南北戦争だからディランがいい、という制作側の発想のシンプルな強さ。で、それに応えて、ちゃんとイギリス古謡の影があるメロディを作ってる。要は僕は、「グリーン・スリーヴス」を歌うイギリス人家族が入植し、やがて成長した息子は南北戦争に参加して「ジョニーが凱旋するとき」を歌う、アメリカ音楽史みたいな映画『西部開拓史』がとても好きなのです。歴史感覚は、基本中の基本だよとばかりのディラン。ずっとこじらせたままの人だけど、ここらへんの学究意識に関しては常にまっとうで、だから好き。
https://www.youtube.com/watch?v=Iw8YjVrRNRU&feature=share



9月20日【佐野元春『VISITORS』/加川良「女の証し」】

元春『ビジターズ』についての番組、おしりだけ見て。録画しておけばよかった…。

あの年は春休みに大滝『EACH TIME』。そして連休前だったかに『ビジターズ』。タツローの『BIGWAVE』はまあスルーしても大丈夫だったとして(結果いまだに聴いてますが)、夏になると、サザンが「ミスブランニューデイ」と『人気者で行こう』で大学のアメリカンロック同好会ノリを卒業する事件が。思い返すとなかなか忙しかったですね。1984年は。Jのメジャーだけでも。洋楽のほうも、春は『ボーン・イン・ザ・USA』にシンディ・ローパー登場でしょ。秋はプリンスが『パープルレイン』でドカドカのしてきて。マジメにいちいち聴いてると、ほんとに勉強する時間はなかった。

『ビジターズ』はまったく抵抗なく、たのしく聴いてました。FM誌の記事でもすごかった賛否両論の嵐、ピンとこなかった。なぜかというと、なーんも考えてなかったから。都会に住んでてもっとマセた子だったら、『ノー・ダメージ』までのロマンチズムにもっと思い入れができてて、裏切られた気分も味わったんだと思います。

そのくせ、いま聴きたいのはこれ。高校生の時はかの字も知らなかった。
https://www.youtube.com/watch?v=A-Ip9mPacNU&feature=share




9月23日【吉田拓郎「イメージの詩」】

TさんはちょくちょくFBで、言葉にならない思いについて書く。固有名詞を、うっかり手を放したガソリンスタンドの洗水ホースのようにまきちらしながら、しかしそんな思いは言葉にしてしまえば実はいたってシンプルなものかもしれない、とナットクするまで、自分自身をねじふせるように書く。たくさんの固有名詞はそこにたどりつくための回路であり、参照であり、配線。映画評が文芸の仲間だった時代の、ひょっとしたら最後の体現者。

しかし友人知人らしいみなさんのコメントは大体、「その映画、私も見てます」など、固有名詞に直截に反応したものが多い(末梢神経的に、と言ったら言い過ぎかな)。FBはそこまでセットで読むことになるから、極たまーにね、さびしい。じれったい。

でもTさんは「他にこういうのもいいですよ」などと返す。自分のほうから、枝葉に逸れていくのに親切に付き合う。オレの言いたいことはそういうことじゃない、とブンむくれない。伝わらないものだと、ある程度もう悟っているのだろうか。端に、根っから優しい人なのだろうか。

「たたかい続ける人の心を/誰もがわかってるなら/たたかい続ける人の心は/あんなには燃えないだろう」

「イメージの詩」。Tさんが拓郎を好きかどうかは、知りません。
僕は、90年代の浜田省吾が、とつぜんワディ・ワクテルなどを招聘してカバーしたバージョンが好き。押しも押されぬJの大物になってふと気が付くと周りに、あこがれられるアニキがいなくなった「路地裏の少年」の、精神的ジタバタが感じられたようで、ドキッとした。

でも、ハマショーのそれは、ユーチューブでは見つからないんです。
https://www.youtube.com/watch?v=ql8lav7vP20




9月27日【加川良「ジョーのバラッド」】

『狂い咲きサンダーロード』の助監督から、キャリアを始めた方に教えてもらった曲です。なんか、また聴いちゃう。最近はPILだったりクラムボンだったり、モット・ザ・フープルだったり千昌夫だったり。「音楽、どんなジャンル好きですか」って質問は、ホントいつも困る。がんばれソング以外はなんでもってのも、イヤミだしね。

「返歌。これぞまさにレアもの。「俺には失うものはなにもなく 盗めるものはすべて盗んできた」「ねえあんた 俺のために一度でも祈ってくれたことがあったかね」
https://www.youtube.com/watch?v=hY2RdfjzIns




9月28日【モット・ザ・フープル「モット・ザ・フープルのバラッド」】

ここまでやってもダメだから、もうバンド解散しようか……って相談してる時に、超売れっ子(デヴィッド・ボウイ)から「なんか一緒にやりませんか」と電話がかかってきた日のことを歌った曲。だから何だ、ということでもなく。

https://www.youtube.com/watch?v=U2c1Rthebi8&feature=share

 

10月2日【遠藤賢司「ラーメンライスで乾杯」】

いいタイムライン、なかなかいいねできずスミマセン。最近、ゴミくんがあかるくいろいろ書くようになったなー。など。

寝落ちしてるか立ち食いそば食ってるかトイレ行ってるか以外は全て仕事、というトンデモが続いてるとき(重なるとたまにある。それで収入が特にふえるわけではありません)に、本と雑誌のあいだにはさまったまま、なんど探しても見つからなかったCDが1年ぶりに見つかる。
ユーチューブにないため、おすそわけできませんが。去年はずっと、この曲が心の支えでした。興味ある方、歌詞だけでものぞいてみてください。なんかね、すがすがしい。いや、すがすがしくなるといいもんだよ、っておしえてくれるのだ。

http://www.uta-net.com/movie/108143/

 

10月2日【遠藤賢司「不滅の男」】

ついでに。1年振りのエンケン。「そういうことじゃないんだよ!」という苛立ったときの口グセは、完全にこの曲の影響だと気付いた。おとこのこのうたなので、おんなのひとに対してははずかしい。https://www.youtube.com/watch?v=-SyTbzlmiMA

 

10月5日【デイヴィッド・ゲイツ「グッバイ・ガール」】

「月曜ロードショー」でやるたんびに見た。こういうおはなしをつくれるような大人になりたいなー、と思ってました。ニール・サイモンなんて名前も知らずに。今でも、ドラマ風の味付けがあるVPなんかで時たま、脚本家になれなかった構成作家は日常生活ゼリフに妙にムキになってがんばり、「ここまで凝らなくていいですよ、再現Vなんだから」と言われてしまう。「あーゴメンナサイ、丸ごとカットでいいです」とあっさり答えます。大人なので。

https://www.youtube.com/watch?v=mqJaQM_o_oc&feature=share

 

10月9日【ビリー・ジョエル「オネスティ」】

秋になるとビリジョ。

神谷町にあるプロダクションに番組契約で通ってた約20年前、ひとりじゃないとナレ原が書けませんとかワガママ言って、夜になってから出社してた。
この日も終電になってから行ったら、ビル全体が電気工事。しかたなく、六本木アマンドで朝まで粘ることに。

他の客は、パジャマにガウン姿でぶあついペーパーバックを読む白人(大使館が近い)、酔ってつぶれて始発待つ背広姿、おつとめ帰りらしくホットケーキを2人前ずつたのむクラブ嬢たち。

ウーン大都会の深夜だなあ、と思うのも飽きてきた午前3時ごろ。この曲が流れ、つい無意識にサビを口ずさんだ。そしたら、生あくびを繰り返していたウェイターも、ボンヤリ黙っていた他の客も、それぞれがサビをつい鼻で歌っていて、店内、思わぬ、小さな合唱状態になったのだった。

みんなすぐに気が付いて照れて、また黙って。
ちょうど今頃の季節だったので、急に思い出しました。.

https://www.youtube.com/watch?v=SuFScoO4tb0&feature=share

 

10月10日【(また)浜田省吾「終りなき疾走」】

僕の場合は。

「十四」のとき、通りの「本屋さん」に飾ってあった「『映画をどう見るか』佐藤忠男(講談社現代新書)」を見たとき イナズマが俺の体駆け抜け 全ての夢が走りだし

です。……地味だ! 地味すぎる。一度しかない青春のとばぐち、バイクとかサッカーとか、映画にしてもなんか他にあったろうに。いいけど。後悔もしてないけど。
あなたの「 」の部分を知りたいものだ。

昔、人気まっさかりの頃にFMにゲストで出たグローブのケイコが(英語で書くの略)、子どもの頃によく聞いたのは? という質問に、「うーん……、やっぱりジャニスですかね」と硬い調子で答えていたのに、すっごくやるせない気分になったことが。「かね」はないでしょ。「かね」は。

あそこで「もちろんピンクレディーですよー(笑)」と明るく答えられてたら、人生、微妙に、しかし確実にちがってたと思うんです。それほど儲かんなかったとしても、もうちょいのびのびした方向に。
https://www.youtube.com/watch?v=YS5v_DAXTzw

 

10月14日【カルチャー・クラブ『カラー・バイ・ナンバーズ』】

先日のSF(すこし・ふしぎ)体験。

一仕事かたづけたあと、久々に引っ張り出したLP、カルチャークラブの『カラー・バイ・ナンバーズ』(時の風化にみごとに耐えていて、今聴くとメチャクチャいいです)をBGMに、カルビーのポテトチップスをかじりながら、細野不二彦の『あどりぶシネ倶楽部』を読んでいたら。

ふと気が付くと、ストンと、16歳に戻っていました。それぐらいの気分でなつかしい、じゃなくて、本当に戻っていたの。心身が完全に。
ただ意識した途端に、2014年10月に、一気に戻ってしまった。アッとなって、また忘我しようと努力したけど、もう二度とダメだった。

ジャック・フィニイの短編か、はたまたロッド・サーリング、リチャード・マシスンの世界のような体験でした。

・やや神経がくたびれていて、なおかつ完全に無意識
・アイテムが3点以上揃う

この条件に合うと、その場にいながらにして時空を超えられるようです。みなさんも試してみてください。(かなりシレッとホラばなしを進めていますが、実感としてはけっこうマジなんです)

ただ、戻ったところでそこには甘美な時代がまぶしく…でも、なかった。一瞬戻った16歳は、連休明けは学校行きたくない、合唱コンクールの指揮者になったもののクラスまとめられない(最初の社会的挫折体験)、などのグルーミーな空気でドヨンとしていた。


10月19日【アル・クーパー「紐育市(お前は女さ)」】

アル・クーパー(お前は古いともだちさ)

2年に1度ぐらいの割合で、ものすごく聴きたくなる。今回は、最近のクラムボン集中特講(27日にライブ行くのだ)の影響で、急にそうなりました。あとローラ・ニーロ、キャロル・キングも。

ディラン、ストーンズ、ジミヘンらの裏方つとめた、60年代軽音楽シーンの重要人物なのに、自分でソロ活動はじめた途端、さっぱりこんと売れなかったひと。こんなにいい曲つくっても、通以外にはさっぱり知られなかったひと。プロデューサーに転向したものの、80年代からは若手バンドにバカにされてやっぱり、うまくいかなかったひと。

アル・クーパーみたいに、ベストを尽くしたところでスポットライトのほうがそっぽをむく人生って……と昔は考えるのがユーウツでしたが。きっと、こっそりと未だにアル聴いてますって人は、世界には千人以上はいるだろうからな。それは素晴らしいことか。https://www.youtube.com/watch?v=m2GqBeTFeLg&feature=share

 


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