SNSでは自主練のつもりで、見た聴いた読んだの感想をなるべくあげていて。今年(2024年)から、長くなりそうなのはブログに書くようにしている。最近、ライター・編集者・徳川夢声研究家の濱田研吾に「あなたのツイッターは連投が多くて読みづらい」と意見してもらったので、修正してみる気になった。実際、連投する時は各センテンスが140字内に収まるよう調整しながらの作業になるので、言葉足らずになる割には手間がか . . . 本文を読む
北野武監督の『首』(2023)を、最寄りのシネコンでの最終日・夜の回で見た。ソワソワワクワクした。
北野映画を見た後、こんなにソワソワワクワクが止まらないなんて、いつ以来だろう。遡ってみると、『アウトレイジ』(2010)や『座頭市』(2003)でこうはならなかった。『Dolls ドールズ』(2002)や『ソナチネ』(1993)の余韻は強烈だったが、その余韻は胸の底にオリがどよんと溜まっていく質の . . . 本文を読む
最近、音楽好きの人と話せばニーナ・シモンの話題に自然となる、が続いた。さすがはニーナ・シモン。それで僕も重ねて、去年(2023年)公開された2022年のフランス映画『サントメール ある被告』が素晴らしいし、テーマ曲のように彼女の「リトル・ガール・ブルー」が使われるのが内容と噛み合って鮮やかなんだ、と話した。(1957年に録音されて59年に出たシモンの初アルバムにして代表作『ファースト・レコーディン . . . 本文を読む
2024年に見た最初の映画は、『博奕打ち』(1967)。鶴田浩二主演で、小沢茂弘が監督。当時の東映京都のドル箱だった任侠映画路線の1本だ。評判になってシリーズ化され、路線の一角を担うことになった。これがまあ、良かった。パチーンと琴線に触れるものがあって、CS放送の録画を2回続けて見た。
主人公である博徒・銀次郎(鶴田浩二)は、大阪の賭場で、大阪一の腕と言われる桜井(小池朝雄)を相手に勝ち、たちま . . . 本文を読む