ワカキコースケのブログ(仮)

読んでくださる方ありがとう

イベントのお礼~なんだったんだ2DAYS

2013-06-07 03:55:29 | 日記


このところ、告知ばっかりで申し訳ありませんでした。そうは言っても、前日はブログ開設以来ぶっちぎり第1位の閲覧数(なんと577PV)だったので、それはそれでいいのか、とも少し思いますが。

おかげさまで、neoneoのイベント2日間、なんとか終わりました。
ご来場のみなさま、ありがとうございました。
世の中、ほかにたくさん面白いことはあるのに、わざわざ足を運んで選んでくれた人はみな神々しかった……。

行けない旨をわざわざ連絡くれた友人(個別に改めてお礼しますね)、それに、検討はしてくれたひと、同様に感謝です!

正直、満席で熱気ムンムン、となるまでの動員は達成できませんでした。
イベントの目的はneoneo2号の販促でしたが、4月発売から2ヶ月経っているので、タイムラグ(雑誌と催しの連動感が薄くなる)の課題は自力で乗り越えきれず、かな……。そういう点、勉強になりました。

Kローくんががんばってセレクトしたプログラムは、前日書いたようになかなかのものだったと胸を張れるのですが、他の映画イベント(「爆音」とか)がいろいろ重なっているなかでは、みごとに渋い。それを考えると健闘したほうだと言えるかもしれません。
でも、そこで健闘に甘んじるままでもいけませんね。



しかしまあ、開場してから、そろそろ上映が始まるまでの20数分間。今日は一体、何人のお客様が……とお迎えする時間は、シビれる。2日で疲れた。客商売最大の醍醐味だと思うけど、毎日だと身が持たないなあ。よくみなさん、やっている。ホントに、尊敬に値する。


初日は物販係。2日目は、清水浩之さんを迎えたゲストトークの司会をつとめた。
ふつうの映画アフター・トークの司会としては、明らかにしゃべり過ぎだった……と思う。
後半、松川八洲雄監督の娘さん、まつかわゆまさん(あの映画評論家の、です)が来てくださっていたので、飛び入りで入ってもらい、3人になってからは余計にそうなった。

【司会の反省点】

・清水さんには、もっとお話を聞けたし、聞くべきだった。「小さく叩けば小さく響き、大きく叩けば……」な方なので、勉強不足な僕が引き出し役では申し訳なかった。清水さんはもっと大きなところでトークに呼ばれなければいけない。

・「あ、司会だけどやっぱりオレの話もさせて!」と後半に言い出したりして、タイムキープはもうグチャグチャ。(まだ始まって20分ぐらいか)と時計を覗いたら40分以上経っていたので、クラッとした。クラッとしてるのに話をまとめようとせず、清水さんに「そろそろQ&Aにいきましょうか」と継いでもらった。後で萩野亮に「後半は清水さんが司会になっていましたよ」とダメ出しされた。ここらは、完全に自分のコントロール不足。

【それでも司会のおもしろかったところ】

・まつかわゆまさんが参加してからは、もともと、あいさつだけして頂く予定だったものだから、事前にある程度打ち合わせしていた流れは全部白紙。話しながら次の話題どうしようかと考える式になり、さらに口数が多くなった。そして、3人になってからの完全即興のほうが、正直やっていて面白かった。

・実際は(うわ、ここからはゲスト1人から2人のトークってことにしなきゃ……!)と組み立てを変えるのにしばらく頭が一杯で、ゆまさんとの対話の感触つくる間は(なにしろ初対面なのだ)、清水さんとお客さんどころではなかった。申しわけない話だったが、しかし、碩学の士である両先輩にはさまれて待ったなしのナマ感が、やってると快感あったんだよねー。ゆまさんがまた、見事に当意即妙な、打てばピーンと響く方なので、ますますそうなった。

・コントロール不足が反省点と書きつつ、次に何を話題にし出すのか自分でもわからない状態が楽しかった。こういう感覚は明らかに、若い頃にケツをくっついて歩いたことのある原将人の影響で拡大されたものだ。司会としては果たしてどうなのか。

【良いか悪いかなんとも言えないところ】

・2号の編集後記にも書いているが、僕は数年前、構成作家として、原発PRの番組やビデオの台本をいくつも書いてきた。福島第一原発の事故とその対応について、声高に非難する資格は自分にはとてもないと思っている。被災地にも一度も足を運んでいない。去年の、国会前の〈あじさいデモ〉には参加したが、高揚しかけていく自分にやはり後ろめたさがあり、一度だけで遠慮した。

・この、当時は誰にも話さなかった仕事のことを、トークの間に言うかどうかは迷っていた。なまじ、きちんと原発についての話をゲストに聞き、「ちゃんとしたリベラルなひと」とお客様に思われては良くないと思ったのだ。ただ、直前になって(司会なんだから自分のことは……)と、やめることにしていた。
しかし、ゆまさんから、PR映画だろうと作家としての表現を貫いていたというお父様の話を伺っていると、ほぼ身過ぎ世過ぎでやっていた自分が「ちゃんとした聞き手」風でいるのが居心地悪くなり、また、ヘンにトークの波動に乗ってしまい、前述の「司会だけどやっぱりオレの話もさせて!」とカミングアウトすることになった次第。

・上映アフタートークの司会としては、明らかに邪道だ。
ところが終わった後「あそこが面白かった」と言ってもらったり、修士論文を書いている若い人から「当時の話を聞きたい」と求められたりすると、ウーム、あれでよかったのか、ともなる。


・結局、トークは人なりで、正解はないから面白いのかも。インタビューもそうかな。ただ、脱線やハプニングのほうが面白いからと言って、最初からそれを狙わないようにしたい。基本は、ちゃんと質問を用意して、ひとつずつ粛々と聞いていくことが大事だ。線路がなければ脱線もできないので。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿