ワカキコースケのブログ(仮)

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棄てるものがあるうちはいいのかどうか~2023年をリセット元年にするために考える

2023-08-22 13:29:08 | 日記


2ヶ月ぶりにブログを更新します。
その間にあったことから、今年(2023年)はどうも、自分にとってリセット元年になりそうだなあ、と感じていて。その所感をまとめておきます。

以前に僕を切った所や人が、今年になってからつまずく、評判落とす、が怖いぐらいに続いたのです。
ハラスメントの問題から、その相手と僕との考え方の違いまでケースは様々ですが、とにかくそれがまるで足並みを揃えたようだった。

これが……とても後味悪い。それ見たことか、という感情が起きないんです。結局、一番要領よく立ち回ったのは自分だという気がする。
揉めたりする前にうまく逃げられるよう、のらりくらりと動いて、向こうのほうから自分を切らせる狡さ・悪賢さは、確かにあったので。

なので、ペナルティは自分も引き受け、一度、彼らよりも苦しい立場までおりないと気持ち悪くなりました。
物書きとしては、しばらくは今のまま売れなくていい。ゼロから出直しのつもりで身体を使い、汗をかく仕事をしよう、が最近の心境です。

実際、今年に入ってから倉庫作業を少しずつ入れてもらうようにしていたのを夏場は増やしていまして。
重い荷物は持てない、軽作業でも要領が悪い、などダメダメなくせに、つい自分ルールで勝手な作業をしようとしては若いスタッフにびしっと叱られるなど、今しっかり矯正されているところです。

自分のこれまでのスキルや実績が一切役に立たない場に身を置いてみる経験は、かなり勉強になります。
これまでのところの一番の収穫は、物書きがあくまで本業であって、倉庫作業などはアルバイト、という自分のなかの無意識の仕分け/職業選別意識、を壊せたことでしょうか。

ただ、そうなると、ゼロから出直しのつもりで環境を変えてみたのを、結局はしたたかにプラス、メリットにできてしまっているのに気付く。
実は、不器用なふりしながら要領よく立ち回れる人間である自分の本質までは変えられていないのでは……なかなか、そこは皮肉な心境ではあります。

ともかく、このブログでは、まあ何を書いてもハズす、読者はゼロに近い、という状態をしつこく続けてきましたが、結果的にはそれで良かったのかもしれません。

「ここ数年の力のある映画の書き手のなかで、キネマ旬報に呼ばれていないのはなぜか若木さんだけ」
と以前にある人に言われて、その時は、ウームとなってしまったけど。今となってみると、それで良かった、助かった……という気持ちのほうが強いです。
もしも世に認められ、ある程度は知名度を持てるようになり、それでもって学校の講師などまでしていたとして。そういうものを失うかもしれなくなった時に、果たしてどこまでスムーズに出直しの気持ちになれたか。

むしろ、それこそうまく立ち回っていた気がします。僕、そういう時はきっとうまいんです。自分で自分をあまり信用していないところのひとつです。

こうして自分をふりだしに戻してみて、割と純粋な形で残ったのは「たまに文章を書くのは好き」なので。今後も、自分のための練習として、ちょこちょこ書いていきたいと思います。



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