ワカキコースケのブログ(仮)

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6/5、6告知&超知ったかぶりドキュメンタリー主要映画ガイド

2013-05-31 22:23:27 | 日記


6月5日、6日の夜は、渋谷アップリンクで僕と握手!




当日は清水浩之さん(会ったのは一度だけなので、ちゃんとお話を聞くのが楽しみ)制作の、貴重な資料も用意されます。きもちとしては、〈311以前〉とは何かについて、考えをおよばす機会の場となればよいと思っております。


自分のブログなんだから、これぐらいで更新すればいいのだが、なんか、告知しかしていない記事を読んでもらうのは申し訳ない。
去年の1月に、丸一日がかりでつくった手製の「ドキュメンタリー映画主要作品リスト」を、以下に載せるので、なにがしかにお役立てください。
(清水さんの用意してくれたものは、これよりもっとスゴイ)

neoneoを手伝うことになった時、ちゃんとドキュメンタリー映画を勉強しておかねばマズいなーと思った。間もなくして、別に「たくさん固有名詞を知っている=知見が広い」わけではない、とはよく分かったものの、やはり、それが分かる程度の素養は必要だ。

しかし、どこから手をつけていいのか分からない。「新潮文庫の100冊」みたいな、ライトな人間向けのフラットなリストがありそうでないのだ。仕方ないから、自分で作ってみた。
そういうわけで、大部分はもちろん僕も未見です。これから登りたい山の登攀想定図みたいなもの。1作家1本が原則。セレクトは2011年まで。

 

20世紀の主要ドキュメンタリー映画・日本


『紅葉狩』(1899)柴田常吉
『白瀬中尉の南極探検』(12)
『関東大震災実況』(23)
『医者のいない村』(38)伊藤寿恵男
『上海』(38)or『戦ふ兵隊』(40)or『生きていてよかった』(56)亀井文夫
『雪国』(39)石本統吉
『或日の干潟』(40)下村兼史
『ある保母の記録』(42)or『私達はこんなに働いている』(45)水木壮也
『富士山頂観測所』(48)or『夜明け前の子どもたち』(68)柳沢寿男
『佐久間ダム』(54~57)高村武次
『教室の子供たち』(55)羽仁進
『村の婦人学級』(57)or『痴呆性老人の世界』(85)羽田澄子
『カラコルム』(56)伊勢長之助
『マリン・スノー』(60)or『ふたりの長距離ランナーの孤独』(66)野田真吉
『わが愛北海道』(62)黒木和雄
『忘れられた皇軍』(63)or『ユンボギの日記』(65)大島渚
『ドキュメント路上』(63)or『私たちと戦争』(72)楠木徳男
『石の詩』(63)or『母たち』(67)松本俊夫
『東京オリンピック』(65)市川崑
『鳥獣戯画』(66)or『ヒロシマ 原爆記録』(70)松川八州雄
『人間蒸発』(67)今村昌平
『夜明けの国』(67)or『絵図に偲ぶ江戸のくらし』(77)時枝俊江
『農薬禍』(67)小泉修吉
『沖縄列島』(69)東陽一
『ねじ式映画』(69)or『叛軍』(72)岩佐久弥
『パルチザン前史』(69)or『水俣 患者さんとその世界』(71)土本典昭
『略称 連続射殺魔』(69)足立正生
『すばらしい蒸気機関車』(70)高林陽一
『怒りをうたえ』(70~71)宮島義勇
『三里塚 第二砦の人々』(71)or『ニッポン国 古屋敷村』(82)小川紳介
『モトシンカカランヌー』(71)布川徹郎
『黄金の旅チュンドワ』(72)西江孝之
『初国知所之天皇』(73)原将人
『極私的エロス 恋歌1974』(74)or『ゆきゆきて、神軍』(87)原一男
『ある映画監督の生涯 溝口健二の記録』(75)新藤兼人
『どっこい!人間節』(75)小川プロ
『日没の印象』(75)鈴木志郎康
『ゴッド・スピードユー!THE BLACK EMPEROR』(76)柳町光男
『ねむの木の詩がきこえる』(77)宮城まり子
『キタキツネ物語』(78)蔵原惟繕
『映像書簡1~2』(79~83)かわなかのぶひろ+萩原朔美
『越後奥三面』(82)姫田忠義
『東京裁判』(83)小林正樹
『アントニー・ガウディー』(84)勅使河原宏
『日本鉄道員物語』(87)小池征人
『草とり草紙』(88)福田克彦
『松前君の映画』(89)大木裕之
『らせんの素描』(91)小島康史
『阿賀に生きる』(92)佐藤真
『につつまれて』(92)河直美
『由美香』(97)平野勝之
『真正粘菌の生活史 進化の謎・変形体を探る』(97)樋口源一郎
『A』(98)森達也
『ジョゼフ・ロージー 四つの名を持つ男』(98)中田秀夫



20世紀の主要ドキュメンタリー映画・海外

『工場の出口』(1895)リュミエール兄弟
『ドレフュス事件』(1899)ジョルジュ・メリエス
『極北のナヌーク』(22)ロバート・フラハティ
『時の外何物もなし』(26)アルベルト・カヴァルカンティ
『伯林-大都会交響楽』(27)ワルター・ルットマン
『橋』(28)or『雨』(28)ヨリス・イヴェンス
『流網船』(29)ジョン・グリアスン
『カメラを持った男(これがロシアだ)』(29)ジガ・ヴェルドフ
『トゥルクシブ』(29)ヴィクトル・トゥーリン
『春』(30)ミハエル・カウフマン
『ニースについて』(30)ジャン・ヴィゴ
『ドウロ河』(31)マノエル・デ・オリヴェイラ
『糧なき土地』(33)ルイス・ブニュエル
『ボリナージュの悲惨』(33)ヨリス・イヴェンス+アンリ・シュトルク
『造船所』(34)ポール・ローサ
『セイロンの歌』(35)バジル・ライト
『夜間郵便』(36)ハリー・ワット
『平原を拓く鋤』(36)ペア・ロレンツ
『民族の祭典』(38)レニ・リーフェンシュタール
『白い船』(41)ロベルト・ロッセリーニ
『イギリスに耳を傾けよ』(42)ハンフリー・ジェニングス
『バトル・オブ・ブリテン/われらはなぜ戦うか』(43)フランク・キャプラ
『メンフィス・ベル号』(44)ウィリアム・ワイラー
『栄光の日々』(45)ルキノ・ヴィスコンティほか
『ファルビーク』(46)ジョルジュ・ルーキエ
『聖なる騎士たち ハイチの生きた神々』(47~51)マヤ・デレンほか
『口数の少ない奴』(48)シドニー・メイヤーズ
『獣の血』(49)ジョルジュ・フランジュ
『緑の魔境』(52)ジャン・ガスパーレ・ナポリターノ
『砂漠は生きている』(53)ジェームス・アルガー
『青い大陸』(54)フォルコ・クィリチ
『木曜日の子供たち』(54)リンゼイ・アンダーソン
『夜と霧』(55)or『ゲルニカ』(50)アラン・レネ
『沈黙の世界』(56)ジャック=イヴ・クストー+ルイ・マル
『リオ40度』(56)ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス
『バワリー25時』(57)ライオネル・ロゴージン
『A MOVIE』(58)ブルース・コナー
『おれたちランベス・ボーイズ』(58)カレル・ライス
『ある夏の記録』(60)ジャン・ルーシュ
『美しき五月』(63)クリス・マルケル
『ヒットラーなんか知らないよ』(63)ベルトラン・ブリエ
『スリープ』(63)アンディ・ウォーホール
『ロンリー・ボーイ』(63)ウルフ・コーニック+ローマン・クロイター
『世界の存続のために』(63)ミシェル・ブロー+ピエール・ペロー
『ゼロの世代』(64)パオロ・カヴァラ
『ウォー・ゲーム』(65)ピーター・ワトキンズ
『ありふれたファシズム 野獣たちのバラード』(66)ミハイル・ロンム
『チチカット・フォーリーズ』(67)or『高校』(68)フレデリック・ワイズマン
『ドント・ルック・バック』(67)D・A・ペネベイカー
『ベトナムから遠く離れて』(67)アラン・レネ、ジャン=リュック・ゴダールほか
『ポートレイト・オブ・ジェイソン』(67)シャーリー・クラーク
『ワン・プラス・ワン』(68)ジャン=リュック・ゴダール
『セールスマン』(69)メイズルス兄弟
『悲しみと哀れみ』(69)マルセル・オフュルス
『フェリーニの道化師』(70)フェデリコ・フェリーニ
『エルヴィス・オン・ステージ』(70)デニス・サンダース
『ウッドストック』(70)マイケル・ウォドレー
『ザ・ビートルズ/レット・イット・ビー』(70)マイケル・リンゼイ・ホッグ
『目を覚ませ、我が良き友よ』(70)ピエール・ペロー
『リトアニアへの旅の追憶』(72)ジョナス・メカス
『ある党員の履歴書』(75)クシシュトフ・キェシロフスキ
『オーソン・ウェルズのフェイク』(75)オーソン・ウェルズ
『レナルド・アンド・クララ』(77)ボブ・ディラン
『声なき叫び』(78)アンヌ・クレール・ポワリエ
『毛沢東からモーツァルトへ』(80)ミューレイ・レイナー
『大地の時代』(80)グラウベル・ローシャ
『ウディ・アレンへ、ヨーロッパより愛をこめて』(80)アンドレ・デルヴォー
『我らの世紀』(82)アルタヴァスト・ペレシャン
『子供たちをよろしく』(83)マーティン・ベル
『日記』(84)マールタ・メーサーロッシュ
『ハーヴェイ・ミルク』(84)ロバート・エプスタイン+リチャード・シュミーセン
『シャーマンの3月』(86)ロス・マッケルウィー
『戒厳令下チリ潜入記』(86)ミゲル・リティン
『100人の子供たちが列車を待っている』(88)イグナシオ・アグエロ
『SUNLESS DAYS』(90)シュウ・ケイ
『そして人生はつづく』(91)アッバス・キアロスタミ
『彼方へ』(91)ヴェルナー・ヘルツォーク
『BLUE ブルー』(93)デレク・ジャーマン
『虹のアルバム(僕は怒れる黄色’94)』(94)キドラット・タヒミック
『戦争の記憶』(94)アモス・ギタイ
『ルート1』(89)or『ウォーク・ザ・ウォーク』(95)ロバート・クレイマー
『エデンへの道 ある解剖医の一日』(95)ロバート・エイドリアン・ペヨ
『サラーム・シネマ』(95)モフセン・マフマルバフ
『ナヌムの家』(95)ビョン・ヨンジュ
『精神の声』(95)アレクサンドル・ソクーロフ
『ハッピー・バースディ、Mr.モグラビ』(99)アヴィ・モグラビ
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(99)ヴィム・ヴェンダ―ス



ゼロ年代からの主要ドキュメンタリー映画(日本+海外)


『home』(01)小林貴裕
『≒森山大道』(01)藤井謙二郎
『こんばんは』(03)森康行
『タカダワタル的』(04)タナダユキ
『わたしの季節』(04)小林茂
『Little Birds イラク戦火の家族たち』(05)綿井健陽
『チーズとうじ虫』(06)加藤治代
『市川崑物語』(06)岩井俊二
『ディア・ピョンヤン』(06)ヤン・ヨンヒ
『AA 音楽批評家:間章』(06)青山真治
『バックドロップ・クルディスタン』(07)野本大
『靖国』(07)リー・イン
『選挙』(07)想田和弘
『プライドinブルー』(07)中村和彦
『フェンス』(08)藤原敏史
『あんにょん由美香』(09)or『ライブテープ』(09)松江哲明
『長居青春酔夢歌』(09)佐藤零郎
『妻の貌』(09)川本昭人
『アヒルの子』(10)小野さやか
『これで、いーのかしら。(井の頭) 怒る西行』(10)沖島勲
『月あかりの下で ある定時制高校の記憶』(10)太田直子
『ミツバチの羽音と地球の回転』(11)鎌仲ひとみ
『大丈夫。 小児科医・細谷亮太のコトバ』(11)伊勢真一
『沈黙の春を生きて』(11)坂田雅子
『311』(12)森達也+綿井健陽+松林要樹+安岡卓治

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『落穂拾い』(00)or『アニエスの浜辺』(08)アニエス・ヴァルダ
『ヴァンダの部屋』(00)ペドロ・コスタ
『シックス・イージー・ピーセズ』(00)ジョン・ジョスト
『真昼の不思議な物体』(00)アビチャッポン・ウィーラセタクン
『B-52』(01)ハルトムート・ビトムスキー
『ボウリング・フォー・コロンバイン』(02)マイケル・ムーア
『セプテンバー11』(02)ケン・ローチ+ユーセフ・シャヒーンほか
『鉄西区』(03)or『鳳鳴-中国の記憶』(07)ワン・ビン
『シリアル・キラー アイリーン「モンスター」と呼ばれた女』(03)ニック・ブルームフィールド
『送還日記』(03)キム・ドンウォン
『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』(03)エロール・モリス
『水没の前に』(04)リ・イーファン+イェン・ユィ
『ダーウィンの悪夢』(04)フーベルト・ザウパー
『いのちの食べかた』(05)ニコラウス・ゲイハルター
『長江に生きる 秉愛の物語』(07)フォン・イェン
『不都合な真実』(07)ヴィス・グッゲンハイム
『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』(08)ウケ・ホーヘンダイク
『馬先生の診療所』(08)ツォン・フォン
『田中さんはラジオ体操をしない』(08)マリー・デロフスキー
『四川のうた』(08)ジャ・ジャンクー
『ビルマVJ 消された革命』(08)アンダース・オステルガルド


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2 コメント

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Unknown (エグチユミ)
2013-07-09 19:52:16
ご無沙汰しております。エグチです。これはすごいですね。ゼロ世代まではドキュメンタリーに触れずに生きてきたので、これから遅まきながら出会っていけたらいいかなと思います。

全く関係のない話ですが、私が一生懸命記事を読んでいると愚息が「えっ、紳介がどうしたん!?復帰したんか???」と興奮していたのでびっくり。トップ画像を見て「なるほどー」と。ネタみたいな話ですが、お伝えしたくなりました(笑)。
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Unknown (ワカキ)
2013-07-09 23:19:11
いきなりフリーランス宣言のエグチさん、ありがとうございます。なにしろ「知ったかぶりリスト」なので、お互いボチボチ勉強しましょう! しかし息子さん、いいな~。我々が今回想定しているいちばんの理想のお客さん! 実は「さんまのまんま」や「タモリ倶楽部」みたいに名前そのままでもじれる番組を探したのですが「クイズ紳介くん」しか無かったという…。アジアン関係で東京に来る時期がぶつかりそうな方、いらっしゃいましたらぜひ!
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