和かあさんの日々の記録

親は一生親だけど、一応子育てが終わったので和母さん定年退職。

幸せになれる言葉

2022-05-31 | 子育て
キヌ君は2歳になる頃に急におしゃべりになった。

ちょっと離れたところで働いているお母さんをチラッと見て安心するのか、また一人遊びを始める。

おもちゃの電車をブツブツ言いながら走らせている。
耳を澄ませて聞いていると、「連結します」とか「お待たせしました」とか
夢中で喋っている。

目が合うと「ジイジとバアバが買ってくれた」と教えてくれた。


「よく喋りますね」とお母さんに言うと、マスクをしていない人にだけと言う。


一緒に食事をした時は、一人でスプーンで食べている。
悪戦苦闘しながら黙々と・・・

時々目が合うと「美味しいですね」
こちらの相槌を待つ。

また目が合うと「幸せだね」ニコッと微笑む。

また目が合うと「ありがとう」


良く仕込んだものだと感心してお母さんに言うと
「食事中の言葉はこれだけしか教えていない」
「(忙しくて?)納豆ご飯しか出さなくても、この言葉。こちらが幸せになります」
「どうせ間もなく保育園に行くようになったら、汚い言葉も覚えるでしょうから、家に居る時はテレビもパソコンもスマホも見せないで、読み聞かせしているの。絵本のセリフも言いますよ」とのこと。


それからは、私と夫の食事中の会話は殆ど
「美味しいですね」
「幸せだね」
「ありがとう」
だけ。

これだけで十分な気がする。
深い話はまた別の機会に・・・
とりあえず食事だけは楽しい気分で!


(命を)いただきます

2022-05-15 | 生き方
表庭から裏庭に続く通路まで草で覆われてしまっていた。

せっかく増えてくれた茗荷が「可哀そう」とか「勿体ない」とか思いながら引っこ抜く。
どうしたものか・・・
以前は捨てていたけれど、今回は食べてみることにした。
調べたら「茗荷竹」というものだった。
スーパーで売っているのは白くて柔らかそうなので“まさか?”と思った。

硬そうなところを剥いて
天婦羅は美味しいの当たり前だから、今回はシンプルに
薬味。
きざんで味噌汁の具に。
そのまま刻んでオカカ醤油で食べた。

茗荷より淡泊で味香り歯ごたえはそっくり。
来年も増えすぎたら食べようと思う。

蕗は葉と茎を分けて、塩茹でして水にさらして保存。
食材の一つに冷蔵庫に入れておく。



梨木香歩の「沼地のある森を抜けて」
を読んで、急に糠味噌の手入れをしようと思い立った。

冬の間は、毎日白菜漬けを食べていたのだが、それは夫の仕事。
少し暖かくなると急に美味しくなくなるので、後は私の出番となる。

京菜、からし菜、日野菜などの塩漬け。
大根のキムチ。
割り干し大根の醤油漬け。

そろそろ糠漬けを出さなくちゃと思っていたところ、この本を読んだ。
朝晩丁寧に手入れするんだ!

足し糠の塩加減はどの位が適切か、改めて調べなおした。
私の持っている本は古いので30%!
今は減塩とかで、冷蔵庫保存なのでホントに塩分は少ない。

気になったので図書館に調べに行った。
ネットでもいいんだけれど、調べ物はやっぱり本がいい。

ついでに昔の暮らし方の本も借りてきた。
これが面白い!
冷蔵庫も電気も無い生活。有るのは生活の知恵。

そんな折、宮内庁で食料備蓄完了という話を聞いた。

このコロナ騒動の間、生活はかなり変わった。
畑を作り、庭の雑草を試食し、食に関していろいろ知識も得た。

食料備蓄も必要かと思うが、知識も当然必要になろう。

当たり前と思っている生活を考え直すことにしたい。
食べることは、命を頂くことなのだから・・・

少しづつ草取り

2022-05-11 | 
目につく草取りは終わりそう。
今は合間時間に少しづつ丁寧な草取りをしている。

草取りと言っても貴重な食糧源なので・・・

ようやくドクダミ茶作りが始まった。


茗荷竹や三つ葉や芹も有るので雑草と分けながら
少しづつ少しづつ。

貯蔵のために埋めておいた菊芋や里芋も芽が出てきているので移植。

その合間を縫って、台所にも立つ。
アクが強くなる前に火を通してしまいたいので。

今日は冷蔵庫の整理も兼ねて具沢山の煮びたしを作った。
鍋いっぱい作ったので数日は楽できそう。

頂き物の花束花瓶に挿しておいたらトクサから根が出た。
それを庭に植えたら増えてしまった。

また捨てられずに花瓶に挿してしまう。

こんな事ばかりしているわけじゃないけれど、
家族から見ると遊んでいるようにしか見えないらしい。

「正業だってきちんとこなしています。」

何言い訳してるんだろう?
早く仕事を終わらせて本を読みたい。
昨日図書館で梨木香歩の本を六冊借りてきているのだから。

友人から勧められて読んだのは「家守奇譚」「冬虫夏草」だけで
最近数冊読んだが、さらに読みたくなって借りてきた。

ああ、こういう作家だったのかと分かってきた。
そろそろ仕事上がりだ(笑)


採れたての苺をつまみながら・・・

2022-05-06 | 趣味
筍は早めに終わってしまったようだが、うちの🍓はこれから。

数年前頂いたイチゴの苗がランナーでどんどん増えて、
庭でほぼ野生化している。

植物の無法地帯、弱肉強食の感。
下手に手出ししない方が良いのかもしれない。

この休暇は読書三昧と決め込んだ。

息子が白土三平の「カムイ伝」4冊持ってあそびに来た。
読み終わったら持って帰るという。

私は本を抱えて自室に籠った。
お嫁さんはさぞ呆れたことだろう。

普通の本なら速読に自信があるのだが、劇画、しかも難しい内容だ。
三日かかってしまった。


孫たちの間で忍者ブームが起こっている。
今まで「ひとまねこざる」しか見なかったのが、
アニメ「忍者ハットリくん」を見るようになったためだ。

実は私、数十年前から忍者に関心を持っていた。

たまたま伊賀上野を通りかかった折、忍者屋敷に寄ってみたのだった。
それまで、あまり考えたことも無かったのだが
「本当にこんな人達がいた!?」と驚いてしまい、
図書館に通い調べ始めて、今に至る。

田中優子の本を最近読んで、再び「カムイ伝」を読みたくなった
と、家族に話したためだが、息子が覚えていて持って来てくれた。

この花瓶は、その、忍者屋敷に行った時買った物だ。
「うずくまる」お気に入りの品。

私は幾つになっても知りたがり屋のおばあさんだが、
さて孫たちはどうなることやら・・・

それにしても「カムイ伝」は面白い。

ドクダミの花の咲くころ

2022-05-06 | 
ドクダミ セリ 三つ葉が庭一面を覆いつくしそうだ。
その間から茗荷竹がツンツン伸び始めた。

花が咲く頃のドクダミが一番薬効があるというので、抜かずに置いたせいである。

こうなると何故か梨木香歩の「冬虫夏草」を読みたくなる。

「由緒ある庭には蝦蟇の少なくとも一匹は必ず欲しいものである。蝦蟇の現れで持って春の訪れを知り、蝦蟇の不在で冬の寒さの到来を思うのである」

うちのコは雨蛙だが、やはり庭には蛙の一匹は居て欲しいと思う。
雨が続き、うっとおしい気分の時、木の枝に居る雨蛙を見つけると

「また来てくれてありがとう」とつい声をかけたくなる。

蛙には帰巣本能が有り、生まれた場所に帰るので「かえる」という説があるそうだ。
きっとそうなのだろう。

家の蛙は片足が無かったので、すぐに見分けがついて
同じコだと分かったが、ずっとここに住んでいると思っていた。

雨がシトシト降る時期に、何処からか戻っているのかもしれない。
それ以外のコも、何匹か見かけることがある。


ドクダミだが、人によってはドクダミは良くないと言われるが、
東条百合子は毒消しの特効薬、万病に効くと言っている。
干して煎じるのはよく知られているが、食べると体質改善に役立つという。

今度、天婦羅にしてみよう!
と庭の草々を抜き始めた。

菖蒲湯の代わりに、今夜は生ヨモギの風呂にした。

ゴールデンウイーク明け頃には、草取りも大体終わらせたいと・・・