私が孫の世話をしている間に、夫は何やら大工仕事。
先日、娘と出かけた時、娘が子供用の小さな椅子を持ってきて、これを甥っ子たちにプレゼントしたいと言う。
可愛い椅子だったので買う気満々。
床に置いてみると少しガタガタする。
いろいろ置き場所を変えても同じ。
夫が「これなら私が作るよ」と言う。
まさかと思ったけれど「ハイハイ」と言って、その場を終わらせた。
ところが本気だったようで、これを作ってしまった。
娘達も孫達も大喜び❣️
私も夫も孫にはほとんど関わらない予定でいたのだが…。
子育て、介護、孫の世話。
私の人生のなすべき事は家族の世話だったのか?
まぁそれはそれでいいけど…
コロナ禍になってから、身近な人がずいぶん亡くなった。
親族は数人。
友人も数人。
近所の人、知っている人…
死因とか聞くと殆ど急性心不全。脳卒中のようなものも。
ほとんどの人が「苦しまないで良かった」と言うけれど………
夫は最近、分かったような分からないようなことを言う。
「人生って、ただ自分の人生を真面目に生きればいいような気がする云々」
自分の人生を振り返って、可もなく不可も無い、楽な人生だったなぁと思う。
こんなもんでいいのだろうか?
ただ一つ言える事は、時々受ける相談で、私から見れば「そんなの悩む程の事ではないでしょ?!」と言うものがある。
私の人生で起きた事柄は、不幸と思える事もあったかもしれない。
同じ事でも、受け止め方によって解釈が違ってくるのかも知れない。
とにかく生き延びよう。
お彼岸でお墓参り巡り(笑)して墓誌を見ながら色々な人生を思い巡らせたばかりだから、ちょっと真面目になっている。
そう。
一昨日、近所のディアちゃんが珍しく手ぶらでやって来て、同じ近所の知り合いの訃報を知らせてくれた。
亡くなる前日「健康診断で悪いとこがなくて元気に長生き出来そうだ」というような楽しい会話をしたばかりだったのに、その翌日、バッタリ倒れてそのまま、と言う。
「最近、急性心不全ばかりだよ」
私の義兄も急性心不全だった。
明日は我が身かもしれないから、最後まで真面目に生きよう。
今はそう思う。
大した人生では無かったかもしれないけれど、家族親族が仲良く出来るってことだけでも凄いことかもしれない。