本日11時30分から市に対して試験焼却中止の申し入れをおこなう。
対応した丹圃福祉環境部長はあらためて回答すると言いつつも、申入書中、市長の「協定書を無視する」との発言は否定し、「国難であり、協定に反しない」と訂正を求めた。
協定書では「他市町村の廃棄物を受入しない」としているが、国難だから他市町村から受け入れても協定には反しないんだとのことである。
そんな解釈ができる法的な根拠は?と聞けば現在検討中で(試験焼却中止を求めた美谷町への回答期限である)5日には明らかにするとのこと。
信じ難いことだが、法的根拠など何もなく搬入を通知し、「国難」の一言で押し切ろうとしていたことは明らかである。
美谷町からの追及で、急きょ、市の顧問弁護士と相談しているものと思われる。
なお、交渉の中で、市は搬入当日、住民とのトラブルも想定し対応を検討していることも明らかになった。
「国難」の一言を水戸黄門の印籠のようにかざして、住民はそこのけそこのけ、退かぬならどけどけぇ~!ということのようである。
輪島市長 梶 文秋 様
梶文秋市長は11月26日、突如、宮古市の震災がれき8トンを受け入れ、試験焼却すると発表し、美谷町区長宛に試験焼却を実施する旨、一方的に通知しました。
私たちがこの間、幾度となく申入書や質問状で指摘してきた震災がれきの広域処理に関わる安全性や必要性、経済性などの問題を無視した暴挙であり、加えて、市長が美谷町と交わした「ごみ処理事業に伴う協定書」を自ら踏みにじる協定違反行為であることは明白です。
美谷町は試験焼却の中止を求め、市長が搬入方針を撤回しないならばクリーンセンター敷地内の町管理地の賃貸借契約を解除すると市長に通知しました。当然の対応であり、私たちは美谷町の方針を全面的に支持します。
今回の市長の対応は正当性のかけらもない行政としてあり得ない対応であり、全国から驚きと批判が湧きあっています。「協定書」を誠実に守り、震災がれき受け入れをただちに断念するよう求め、以下、明確な回答を求めます。
1.「協定書」は、市が美谷町でごみ処理事業をおこなうことに伴う市の責務を明示したものと解されるが、市の見解をあらためて明らかにすること。
2.美谷町の同意がない中での震災がれきの搬入は「他市町村の廃棄物を受入しない」とする協定書第9条に違反すると認めること。
3.市長は議会からの質問に対し「協定書は無視する」と発言したとのことだが、市長が自ら交わした「協定書」をなぜ無視できるのか、法的根拠を明示すること。
4.市長が「協定書」に明記された市の責務を果たさず「協定書」を無視するならば、美谷町も市のごみ処理事業を拒否することができると解されるが、市の見解を明らかにすること。
5.「協定書」遵守は行政として当然の責務である。震災がれきの受入方針を撤回し、市長として、長年、ごみ処理事業を引き受けてきてくれた美谷町の皆さんに敬意を払い、感謝の意を表明し、震災がれき受入問題で多大なる苦痛を与えたことを心から謝罪し、引き続き市内のごみ処理事業を引き受けてもらえるよう誠意を尽くすこと。
対応した丹圃福祉環境部長はあらためて回答すると言いつつも、申入書中、市長の「協定書を無視する」との発言は否定し、「国難であり、協定に反しない」と訂正を求めた。
協定書では「他市町村の廃棄物を受入しない」としているが、国難だから他市町村から受け入れても協定には反しないんだとのことである。
そんな解釈ができる法的な根拠は?と聞けば現在検討中で(試験焼却中止を求めた美谷町への回答期限である)5日には明らかにするとのこと。
信じ難いことだが、法的根拠など何もなく搬入を通知し、「国難」の一言で押し切ろうとしていたことは明らかである。
美谷町からの追及で、急きょ、市の顧問弁護士と相談しているものと思われる。
なお、交渉の中で、市は搬入当日、住民とのトラブルも想定し対応を検討していることも明らかになった。
「国難」の一言を水戸黄門の印籠のようにかざして、住民はそこのけそこのけ、退かぬならどけどけぇ~!ということのようである。
以下、申入書 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2012年12月3日
輪島市長 梶 文秋 様
石川の里山里海・子どもたちの
未来を放射能から守る会
代表 新木 順子
未来を放射能から守る会
代表 新木 順子
震災がれき試験焼却中止を求める申入書
梶文秋市長は11月26日、突如、宮古市の震災がれき8トンを受け入れ、試験焼却すると発表し、美谷町区長宛に試験焼却を実施する旨、一方的に通知しました。
私たちがこの間、幾度となく申入書や質問状で指摘してきた震災がれきの広域処理に関わる安全性や必要性、経済性などの問題を無視した暴挙であり、加えて、市長が美谷町と交わした「ごみ処理事業に伴う協定書」を自ら踏みにじる協定違反行為であることは明白です。
美谷町は試験焼却の中止を求め、市長が搬入方針を撤回しないならばクリーンセンター敷地内の町管理地の賃貸借契約を解除すると市長に通知しました。当然の対応であり、私たちは美谷町の方針を全面的に支持します。
今回の市長の対応は正当性のかけらもない行政としてあり得ない対応であり、全国から驚きと批判が湧きあっています。「協定書」を誠実に守り、震災がれき受け入れをただちに断念するよう求め、以下、明確な回答を求めます。
記
1.「協定書」は、市が美谷町でごみ処理事業をおこなうことに伴う市の責務を明示したものと解されるが、市の見解をあらためて明らかにすること。
2.美谷町の同意がない中での震災がれきの搬入は「他市町村の廃棄物を受入しない」とする協定書第9条に違反すると認めること。
3.市長は議会からの質問に対し「協定書は無視する」と発言したとのことだが、市長が自ら交わした「協定書」をなぜ無視できるのか、法的根拠を明示すること。
4.市長が「協定書」に明記された市の責務を果たさず「協定書」を無視するならば、美谷町も市のごみ処理事業を拒否することができると解されるが、市の見解を明らかにすること。
5.「協定書」遵守は行政として当然の責務である。震災がれきの受入方針を撤回し、市長として、長年、ごみ処理事業を引き受けてきてくれた美谷町の皆さんに敬意を払い、感謝の意を表明し、震災がれき受入問題で多大なる苦痛を与えたことを心から謝罪し、引き続き市内のごみ処理事業を引き受けてもらえるよう誠意を尽くすこと。
すみません。
市長が燃やすから、協定書に反しない。いつの間にか、 市内のゴミに「なりすまし」ですね。
そういえば、「医師になりすまし」医師法違反で捕まった ですね。
旧い締結書を持ち出し、あたかも有効であるかの言い
分、これは、詐欺師商法に類似していますね。
輪島市に顧問弁護士がいるようだが、苦しい知恵がにじ む返答書ですな。
本当に腹立たしい限りです。
そして、自分なりに新聞社やテレビ局に真実を伝えてきましたが伝わっているのかさえも分かりません。
夫婦で区長さんに激励のお手紙を書かせていただきました。
広域処理の非合理矛盾は既に多くの国民の知るところです。それを見ないようにすること自体が自分には理不尽な行為だと思います。
市議会内の派閥も含め輪島市の行政が市民主導になるようにして欲しいです。
輪島市の回答次第では、美谷町の皆さんは阻止行動も辞さないと表明しています。
阻止行動に関してのお願いです。
阻止行動を行う事態になった場合は主に、美谷町の皆さんが行うことを計画しています。
事故が起きないよう美谷町の皆さんが慎重に検討した結果ですので、輪島市外や石川県外の皆様には阻止行動参加をお控えいただきたくご協力の程お願いいたします。
日頃、皆様からは応援をいただき、お力を頂いていることに心から感謝いたしております。誠に恐縮ではございますがよろしくお願いします。
法治国家の行政は、法治を原則として事業を行うこととなっています。協定書は、官民の間の契約として非常に強い拘束力を持ちます。
また、本協定に疑義が生じた場合の事項については甲乙協議するとあるように、放射能を含むがれきの受け入れについては、必ず協議が必要で、地元の総意を得ずに焼却を強行すれば、単に契約違反であるだけでなく、法治の原則を外れた違法行為となります。協定の一方的破棄なども契約違反であり、行政的にも、慣行的にも、民事的取引としても許されません。
中国なら、愛国無罪・国難無罪でしょうが、日本は法治国家です。
輪島市の試験焼却は、期限がなくこの時期にしか
試験焼却しなければならない輪島市の焦りが見えていました。
法的根拠もない認定基準もない「国難」を盾にして試験焼却を強引に行おうとしています。
輪島市が美谷町と取り交わした「協定書」を遵守することが責務であり、市民の安心・安全を保障するために国、県、市町に法令、条例が決められています。
そのような決まり規則を輪島市長が思いつきの言い訳で法令・条例を平然とまもらない行為をしたとしたら、市長自ら法令・条例は勝手な理由さえつければ守らなくてもいい手本を市民に示すことになりますね。
法令や条例、規則を守らなくても良い輪島市はどうなるのでしょう。市民の安心・安全を保障することができるのでしょうか。
市長公印の重みや責任がこんなに希薄になっているのかとしみじみ感じました。
情かなや~!なさけなや~!